【日本パッケージデザイン学生賞2024】 大賞は専門学校日本デザイナー学院・伊東 未夢さん!
PR TIMES / 2024年11月20日 15時15分
二次審査結果 30点の入賞作品を発表!
■【日本パッケージデザイン学生賞2024】大賞決定!
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(理事長:信藤洋二、以下JPDA)は、第三回となる学生パッケージデザインアワード【日本パッケージデザイン学生賞2024】の最終審査を本年11月8日(金)に17名の二次審査員により行い、30点の入賞作品を決定いたしました。
大賞には、専門学校日本デザイナー学院3年生の伊東 未夢さんの作品「あ~んニマル」が選出されました。
<大賞1点、金賞2点、銀賞2点、銅賞2点、企業賞6点(フジシール財団賞、寿精版印刷賞、大商硝子賞、竹本容器賞、ツジカワ賞、レンゴー賞)、審査員特別賞17点>
■日本パッケージデザイン学生賞2024 大賞
大賞受賞作:あ~んニマル
応募者:専門学校日本デザイナー学院 伊東 未夢
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/87516/53/87516-53-c73e93b40c5baee1db625d9188b9a0e5-2200x1772.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本パッケージデザイン学生賞2024大賞受賞作:あ~んニマル
□作品コンセプト
開封することで環境が「かわる」お手拭きのパッケージ。主に飲食店で提供されるお手拭きであるが、「感染症対策として使用後は袋に戻して欲しい」という、飲食店で働く人々の声がある。また、使用済みのお手拭きが机に広がり散らかる様子が、食事をとる環境の中で美しくないという問題がある。開封することで動物の顔が完成するデザインは、人のもつ”可愛い動物に餌をやりたくなる”という行動心理を利用して、使用済みのお手拭きを袋に戻すことを促す。これにより感染症のリスク軽減につながり、机の上を可愛く美しく保つ。更に、従業員の片付けの手間を軽減する効果が期待できる 。また、料理が運ばれてくるまでの待ち時間には、子どもの遊び道具として機能することができる。利用者が食事をとる環境・そこで働く人々の環境・感染症が蔓延る世間という環境が「かわる」パッケージデザインである。
□審査評
●JPDA理事長 信藤 洋二
海外の旅行者が夏場に冷えた布製のおしぼりを体験すると、日本のおもてなし文化に感動するようだ。しかし感染症の拡大により、手間の掛からない使い捨ておしぼりの需要が増えている現状は味気ない。世界の動物が描かれた紙おしぼりは、ゴミを散らかさず安心して片付けられる実用性が良く考えられている。子供にもわかる動物のグラフィックは親しみやすさがあり、手を拭いたおしぼりを口の中にしまいたくなる仕掛けにより、デザインと社会性を両立した大賞に相応しい作品だ。
●審査員 ライオン株式会社 吉田 馨
ふだん何気なく使っていたお手拭きですが、「使用後は袋に戻して欲しい」という飲食店の方々の想いがあることをこの作品で知りました。
ご自身のアルバイト経験が活きたアイデアで、学生賞に相応しい作品だと思いました。
開封する様式は動物だけでなくあらゆるモチーフに展開することができ、様々な方に届くものだと思います。
●審査員 株式会社Allright 高田 唯
コンビニでよくもらう、あのなんの変哲もない乳白色の紙おしぼり。それを開けるあの時間。その時間はたった一瞬ですが、何も考えない、何も思わない、無の時間であることがこの作品で明らかになりました。この素材にこの遊び心が加わるだけで、これほどまで意識化され、参加しないわけにはいかない、ユーモアたっぷりの作品に。シンプルがゆえにデザイン力がないと大賞にはならなかったとも思います。すばらしいデザインです。
□入賞作品のリストは、JPDA学生賞サイトにて公開しております。
https://student.jpda.or.jp/
入賞作品の画像は、今後JPDA学生賞公式インスタグラムで公開予定です。
https://www.instagram.com/jpda_student_awards/
■今後の予定
・入賞作品は、『年鑑日本のパッケージデザイン2025』(2025年5月刊行予定)に収録されます。
※予定については予告なく変更されることがありますので予めご了承ください。
■日本パッケージデザイン学生賞とは
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(略称:JPDA)が主催し、パッケージデザインの新しい魅力と価値を学生と共に発掘・伝播していくことを目的にした、学生パッケージデザインアワードで、毎年開催されます。
第三回となる本年は、「かわる」をテーマとしたオリジナリティのあるパッケージデザインのアイデアを2カ月間募集し、全国の大学・専門学校から744点の応募がありました。
パッケージデザインには、中身の情報を伝達するだけでなく、形状の工夫やマーケティング、SDGsを意識したものなど、様々な要素が組み合わされてできています。近年、パッケージデザインに対する関心が高まっていることを受け、美術・芸術系の学校のみならず、パッケージデザインに興味のある学生ならどなたでも参加することができるアワードを2022年度より開催しています。
作品のデザイン性や創造性を競い、パッケージデザイン界で活躍するJPDA会員審査員と外部特別審査員による厳正な審査を経て、大賞・金賞・銀賞・銅賞・審査員特別賞などが選出されます。
また、入賞作品は『年鑑日本のパッケージデザイン』(隔年刊行)に収録されます。
――――――――――
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)は、1960年に発足、パッケージデザイン文化の向上、普及、啓発のための事業を行う団体として2013年に公益社団法人に移行しました。JPDAの活動は、日本パッケージデザイン大賞などの顕彰事業、年鑑の発行、展覧会やセミナーの開催、調査研究、国内及び国際交流、広報活動など多岐にわたります。パッケージデザインの価値を伝え、魅力を創出するために、さまざまな形の「場づくり」があり、国際交流、国内、そして地域まで幅広く活動しています。
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