東急リバブル×アルサーガパートナーズ 生成AIを組み込んだSNS投稿文章作成システムを独自開発
PR TIMES / 2024年11月5日 13時15分
~AI技術を活用した業務改革に着手~
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東急リバブル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:太田 陽一、以下 東急リバブル)とアルサーガパートナーズ株式会社(※1)(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO/CTO:小俣 泰明、以下 アルサーガパートナーズ)は協業して、生成AI(ChatGPT(※2))を活用した独自の業務特化型システムを開発し、その第一弾としてSNS投稿文章の作成業務を支援するシステム(以下、「本システム」という。)を構築し、2024年11月より、本システムの運用を開始しましたので、お知らせいたします。
■ システム開発の背景
昨今、情報発信・共有の手段としてSNSの果たす役割が大きくなっております。不動産業界においても例外ではなく、売主様・買主様双方から身近で接しやすく、わかりやすいコミュニケーション手段としてSNSへの期待が高まっております。
しかしながら多岐にわたる不動産情報をSNS上で表現するためには、個々の不動産の特徴を理解し、何を伝えるべきかを判断し、それを簡潔に文章化することが必要となります。また、買主様に関心を持っていただくためには同一不動産であっても、購入対象となる買主様の年齢層や家族構成など様々な要件を踏まえて、記載する情報を選択し、表現をアレンジしなければなりません。
従来、東急リバブルではSNS投稿を専門とする担当者が、営業担当者の要望を受けて、個別に投稿する文章を作成してきたことからSNSへ投稿できる物件の数にも限界があり、一般的な販促手段としてのSNS活用が困難な状況でした。
そこで東急リバブルでは、Z世代のお客様が増加する近い将来を見据えて、効果的な情報発信の手段であるSNSに対して、効率的かつ適切な文章を作成・投稿するために、生成AI技術を活用することとしました。
■ 生成AI技術活用による業務効率化の実現
PoC(概念検証)の結果、担当者がゼロベースで作成したものと比較して遜色なく、生成AIが作成した文章に担当者が多少の修正を加えることにより利用可能であることが確認されました。
本システムでは、不動産情報の読取・理解からSNS投稿文章の原案作成までを生成AIが担い、それを担当者が修正することで、1件当たり45分の作業時間を10分にまで短縮(約35分、約80%の削減)。これにより、SNS投稿件数を4倍程度にまで拡大することが可能となります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115219/53/115219-53-e6e95fdcc4c79db2a77004895e95d47a-1106x735.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
さらにアルサーガパートナーズがこれまでに培った生成AIとシステム開発の技術と知見によって、生成AIへの指示(プロンプト)をすべてパターン化した選択メニューとすることで、専門性の高い属人的業務を汎用的な生成AIシステムの支援によって一般的な業務へと進化させることも目指しています。
なお、不動産広告表示に相応しくない表現などは「禁止ワード」として予め登録し、自動的に排除する機能も実装することで広告表示の適正化にも努めてまいります。
(※1)アルサーガパートナーズ株式会社には東急不動産ホールディング株式会社が、デジタル化による
CX向上など事業シナジー創出などを目的に、CVCファンドを通じて資本出資しています。
(※2)ChatGPT…OpenAIが公開する人工知能チャットボット。生成AIの一種
■ 今後の展開
東急リバブルでは、これまでにも課題解決とお客様へのサービス向上を企図し、「不動産の価格査定AIシステム(特許第7437560号、令和6年2月14日登録)」や「クラック画像診断AIシステム『CRACK SCANNER』(特許第7124995号、令和4年8月16日登録)」、「新築マンションレコメンドAIシステム」を開発・運用するなど、同業他社に先駆けて、AIなどの先進技術を活用した業務変革に取り組んでまいりました。
この度、「生成AI活用プロジェクト」の第一弾としてSNS投稿文章作成業務の支援を開始しましたが、これは当該業務に限定した仕組み作りではなく、アルサーガパートナーズとともに東急リバブル独自の汎用的な生成AI活用モデルの基盤を整備したものです。
東急リバブルでは、生成AIを活用したシステム開発や不動産業界における実績が豊富なアルサーガパートナーズを「生成AI活用プロジェクト」のパートナーとして、文章作成をともなう様々な業務領域の効率化や顧客サービスの向上に継続して取組んでまいります。
また、今後は、法務、広報など文章を取扱う幅広い業務領域への適用を進める予定であり、将来的な労働人口減少への対策、働き方改革の推進、CX向上を実現するために、AIなどのデジタル技術の活用を積極的に進めてまいります。
<東急リバブル 会社概要>
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/115219/table/53_1_43750fb5111e0a0b265d73d4810bf7fa.jpg ]
<アルサーガパートナーズ 会社概要>
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/115219/table/53_2_6725cb7e04ad8652bf5b6973260f7d17.jpg ]
以 上
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