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ispace EUROPE、ルクセンブルク大公国首相と歴史的なミッション2打ち上げの瞬間を共有

PR TIMES / 2025年1月17日 17時15分



 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)の欧州法人であるispace-EUROPE S.A.(以下ispace EUROPE)は、2025年1月15日(水)に、ルクセンブルク大公国にとって歴史的なミッションとなるMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”(以下ミッション2)の打ち上げの瞬間を共に見守るべく、同国のリュック・フリーデン首相をお迎えしたことをお知らせします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/53/140640-53-042a0040e29fa52e8c1039fa00ce0d4d-1379x919.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ispace EUROPEの施設にてフリーデン首相をお迎えする従業員

 フリーデン首相は、ispace EUROPEの施設(マイクロローバーのオペレーションシミュレーション施設や管制室)を見学後、現地従業員と共に、東京で開催されたミッション2の打ち上げイベントの様子をライブ配信で視聴しました。また月面着陸後、どのようにRESILIENCEランダーからTENACIOUSローバーが月面に展開され、運用されるかについての説明を受けました。


 ispace EUROPEは、2017年3月にルクセンブルク政府の宇宙資源開発の商業化を支援するSpaceResources.luイニシアチブとの協力協定に基づき設立され、以来、ルクセンブルク大公国を欧州における宇宙資源探査と利用のハブとすべく、LuxIMPULSEプログラムの一環として、ルクセンブルク宇宙機関との共同資金でマイクロローバーの開発を行っています。


■ TENACIOUSローバーについて
 TENACIOUSローバーは、高さ26 cm、幅31.5 cm、全長54 cm、重さ約5 kg です。ランダーの上部にあるペイロードベイに格納され、月面着陸後に展開機構を用いて月面への着地と走行のための展開を行う計画です。軽量かつロケットの打ち上げ等の振動に耐える頑丈性を実現するために、躯体にはCFRP(炭素繊維複合材料)が採用されています.

 ローバー前方にはHDカメラが搭載されており、月面上での撮影が可能です。月の特殊なレゴリス環境の上でも安定した走行ができるように、車輪の形状が工夫されています。コマンドやデータの送受信はランダーを経由して管制室と行われます。


■ ispace EUROPE CEO、Julien-Alexandre Lamamyコメント
 「この歴史的な日に、ミッション2の打ち上げを記念してフリーデン首相をお迎えできることを光栄に思います。また、あわせてこの日を迎えられることを、心より嬉しく思います。ルクセンブルク政府はこれまで長年にわたりispaceを力強く支援して下さっており、その成果であるヨーロッパ初の月面探査車『TENACIOUSローバー』を誇りに思います。」


■ ルクセンブルク大公国 リュック・フリーデン首相 コメント
「ルクセンブルク製で欧州初のローバーが、ispaceのRESILIENCEランダーに搭載されて打上げられた瞬間に立ち会えたことは、私にとってとても興味深く、そして誇らしい瞬間でした。この歴史的な瞬間は、同社の優れたエコシステム、ノウハウ、そしてルクセンブルクと日本の良好な協力関係の証です。イノベーションこそが、私たちの競争力のカギとなるでしょう。」


 ispaceは、日・米・欧の3法人でそれぞれの地域の文化や多様性を活かしながら、1つの統合的なグローバル企業として宇宙開発を進めてまいりました。2025 年 1 月15日に日本法人が主導するミッション2の打ち上げを完了、続いて2026年には米国法人が主導するミッション3を順次実行していく計画です。また、2027年には、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション6を予定しています。世界中の政府、企業、教育機関からの高まる需要に応えるため、ispaceはミッション3およびそれ以降のミッションのペイロードサービス契約とデータサービスを提供してまいります。


■ 株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について
 「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2の打ち上げは2025年1月15日[i]に完了し、ミッション3は2026年[ii]、ミッション6は2027年に[iii]打ち上げを行う予定。
 ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされる予定。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。

■ HAKUTO-R ( https://ispace-inc.com/jpn/m1 )について
 HAKUTO-Rは、ispaceが行うミッション1およびミッション2を総称する、民間月面探査プログラム。独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)を開発して、月面着陸と月面探査の2回のミッションを行う。SpaceXのFalcon 9を使用し、2022年にミッション1(月面着陸ミッション)のランダーの打ち上げを完了。2025年1月15日ivにはミッション2(月面探査ミッション)の打ち上げを完了。
 オフィシャルパートナーである株式会社三井住友銀行により命名されたMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”には、新たな始まりやチャンスの意が込められている。
HAKUTO-Rはオフィシャルパートナーとして株式会社三井住友銀行、コーポレートパートナーとして、日本航空株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、日本特殊陶業株式会社、シチズン時計株式会社、スズキ株式会社、高砂熱学工業株式会社、SMBC日興証券株式会社、Sky株式会社、Epiroc AB、株式会社ジンズ、栗田工業株式会社が参加している。



[i] 2025年1月時点の想定
[ii] 2025年1月時点の想定
[iii] 2025年1月時点の想定
[iv] 2025年1月時点の想定

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