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化粧品会社として初めて開設日本ロレアル、国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)と「マテリアルイノベーションセンター」を設立

PR TIMES / 2018年7月20日 17時1分

― 日本発のオープンイノベーションをさらに加速 ―



[画像1: https://prtimes.jp/i/4813/54/resize/d4813-54-153929-2.jpg ]

世界最大の仏化粧品会社ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジェローム・ブリュア)は、2018年7月20日、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(本部:茨城県つくば市、理事長:橋本和仁、以下NIMS) と共同研究を行う「マテリアルイノベーションセンター」設立に関する調印式を執り行いました。

●多様化する消費者ニーズに応える革新的な製品を創出
日本をはじめグローバルな消費者ニーズはさらに多様化しており、成長が見込まれるアジア市場においては、黒髪のスタイリングやカラーリング、大気汚染、敏感・乾燥肌に対応した新たなニーズが高まっています。ロレアルグループは、日本発のオープンイノベーションを積極的に推進するために、材料研究を専門とする国内唯一の国立研究所NIMSと連携して共同研究センターを設立し、多様なニーズに応える革新的な製品の創出を目指します。

ロレアルグループの戦略的イノベーション拠点として位置づけられ、基礎・応用・開発・評価のすべての研究体制を誇る日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンターは、グローバルな化粧品科学研究や製品デザインコンセプトの知見とNIMSが誇る最先端の新規素材研究を活用した製品開発を共同で進めることにより、基礎研究からの製品開発期間を大幅に短縮することができ、従来にない製品をより早く消費者に提供することが可能になります。

第一段階の3カ年計画(2018年度-2020年度)では、形状記憶特性を持つ刺激応答性ポリマー(スマートポリマー)材料を活かし、自由自在のヘアスタイルを保持できるヘアスタイリング製品への応用に注力します。また、スマートポリマーをしわ、たるみなどのエイジケアにアプローチするスキンケア製品への活用の可能性についても検討していきます。さらに、NIMSの最先端の解析装置群を利用して化粧品材料の持つ仕組みの解明にも取り組んでいきます。2023年に形状記憶ポリマー技術を採用した製品を発売する予定です。

●化粧品会社として初めてNIMSとの共同研究センター設立
NIMS内には家電、化学、金属材料、自動車など国内外のさまざまな分野の企業と共同研究センターを設けてきましたが、日本ロレアルとの提携により、化粧品業界との初めての共同研究センターを置くことになります。「マテリアルイノベーションセンター」は長期的かつ戦略的な運営を行うにあたり、責任者を日本ロレアル、NIMSからそれぞれ任命し、2018年7月20日より始動します。投資額は、3カ年で約1.5億円規模になります。また、次世代のキャリア開発にも注力し、プロジェクトを通じてNIMSで受け入れた学生やポスドク研究員を育成し、日本ロレアルの研究活動への参画機会を提供します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/4813/54/resize/d4813-54-141428-4.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/4813/54/resize/d4813-54-625974-3.jpg ]


●顧客中心主義に基づく日本発のオープンイノベーションを加速し、ビジネス機会を実現
日本ロレアルのリサーチ&イノベーションセンターは戦略的イノベーション拠点として位置づけられ、35年以上にわたるヘアケア、スキンケア、メイクアップの研究開発の実績に基づき、化粧習慣に変革をもたらす製品を提供してきました。「世界から日本へ、日本から世界へ」という理念のもと、「顧客中心主義」を第一にさらに革新的なイノベーションを共創すべく、約10年前から東京大学、京都大学や理化学研究所をはじめ、2017年には化粧品会社として初めてDMM.make AKIBAの日本最大のモノづくり支援施設を利用して製品開発を推進するなどオープンイノベーションを積極的に推進してきました。このたびのNIMSとの共同研究センター設立は、最先端の研究領域における日本発のオープンイノベーションをさらに加速させ、日本、アジアならびに世界を視野に入れた新たなビジネス機会を実現します。

***
ロレアルグループについて (https://www.loreal.com/)
1909年にパリで化学者ウージェンヌ・シュエレールによって設立され、世界150 カ国・地域で事業を展開し、89,300人の従業員を有する世界最大の化粧品会社です。「ランコム」「シュウ ウエムラ」「イヴ・サンローラン」「ロレアル パリ」「ロレアル プロフェッショナル」「メイベリン ニューヨーク」など、34ブランドをグローバルに展開しています。創立当初から研究活動を最重要視し、化粧品科学を一つの独立した科学分野へと育て上げてきました。全世界に日本をはじめ20の研究開発拠点を展開し、毎年連結売上高の3.4%以上を研究開発に投資しており、2017年は1,107億円充当しています。また、女性研究者を積極的に登用しており、3,870名の研究者のうち、女性が占める割合は70%に上ります。

日本ロレアルについて (http://www.nihon-loreal.jp/)
1963年から事業を開始し、1996年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。2,500人の従業員を有し、化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。現在、上記のブランドを含め18のブランドを取り扱っています。1983年にアジアで初めて日本に研究開発拠点を置き、現在、日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンター(川崎市・溝の口)として、日本をはじめ、アジアの研究開発の戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。ロレアルグループが展開する研究開発拠点の中ではアジアで唯一、基礎・応用・開発・評価の全研究体制を有し、200名以上の研究者のうち女性研究者は56%占めています。

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国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)について (http://www.nims.go.jp/index.html)
国立研究開発法人 物質・材料研究機構は、2001年 4月に文部科学省所管の金属材料技術研究所と無機材質研究所が統合され発足し、2016 年には、世界最高水準の研究開発の成果を創出する機関として特定国立研究開発法人に指定されました。環境・エネルギー負荷の低減と安心・安全な社会基盤の構築といった社会的ニーズに応える材料の研究開発を行うとともに、日本の物質・材料科学技術水準の向上を目指しています。

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