過酷な現場も楽々観測!耐環境性能抜群のアンテナ一体型GNSS受信機「Trimble R780-2」をリリース
PR TIMES / 2024年11月26日 10時0分
斜め観測が可能なIMUチルト補正で作業効率化と高精度観測を両立
測量・測位ソリューションの開発・製造・販売を行う株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼CEO:丹澤孝)は、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSなどの測位衛星・周波数・信号に対応し、振動や衝撃に備えた耐環境性能の高いアンテナ一体型GNSS受信機「Trimble R780-2」をリリースしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15437/54/15437-54-c8f85e332b983bae166276beef616bbf-680x420.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
場所を選ばず思いのままに観測できる、新しい受信機「Trimble R780-2」
「Trimble R780-2」には、最新の測位エンジン「Trimble ProPoint」が搭載されています。観測に最適な衛星信号の選択とジャミング(障害波・妨害波)への対策により、従来の受信機では観測をあきらめていた現場においても、安心して使用いただけるようになりました。また、観測までの時間を短縮し、精度の高い観測を実現できるため、場所を選ばず思いのままの観測が可能です。
過酷な現場でも安心、耐環境性能抜群のGNSS受信機
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15437/54/15437-54-b067e8005eed9d66162aec7514bba765-680x420.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
造成地などの工事現場でも振動や衝撃に備えているから安心
「Trimble R780-2」は、土木建設現場で水や埃、落下や衝撃を気にせず使用いただけるように、耐環境性能を高めた受信機です。防塵防滴クラスはIP68で、粉塵が内部に入ることなく、連続的に水没した状態でも有害な影響はありません。また、ミリタリークラスの衝撃耐性があるため、安心して使用いただけます。
高精度と効率化を両立する、IMUチルト補正観測
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15437/54/15437-54-0bf7ceac33721e3e6f36d51948d613e7-680x420.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
設置が難しい場所でもIMUチルト補正で高精度観測が可能
測位作業の効率は設置精度に左右されます。従来は設置精度を高めるために、三脚を使って設置するか、観測ポールに付随している調整済みの気泡管を頼りに致心・整準する必要がありました。しかし、斜面など足場が悪い場所では、致心や整準が難しいことがあります。
そのような場合にIMUチルト補正観測を使用すると、ポールの先端が測定位置に当たっているだけで、RTK精度+8mm+0.5mm/° (30°以内 (※)) で座標値を取得できるため、整準作業に時間をかけることなく、次々と測位作業を進めることが可能です。例えば、造成地での水路や枡などの設置検査では、作業者は底面まで移動する必要はありません。ポールの先端を測定位置に当てるだけで観測できるため、体力的な負担軽減に役立ちます。
(※:30°を超えた場合でも、FIX状態であればIMUチルト補正観測は可能です)
障害物があっても楽々観測、場所を選ばない杭打ち
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15437/54/15437-54-639ccab195bc11c288f69ac5c32e69e5-680x420.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
上図のほか交通量の多い市街地など、障害物を気にすることなく観測が可能
VRSやPPP-RTK(高精度単独測位)を使った観測では固定局を設ける必要がなく、衛星さえ確保できれば、途中に障害物があっても観測を続けることが可能です。さらに、IMUチルト補正観測により、標準偏差1cm未満の高い精度で杭打ちを実現することも可能です。
ICT施工業務でも利用可能な1台2役のGNSS受信機
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15437/54/15437-54-09ee0b35d02bcfadad1efee36cd24217-680x177.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1台で2役をこなすGNSS受信機(左:ポールに取り付け / 右:建設重機に取り付け)
ポールに「Trimble R780-2」を取り付けることで、IMUを利用した単点観測や測設等ができるだけでなく、建設重機に取り付けることで、小規模な土工向けマシンガイダンスとしても利用(※)することが可能です。1台の受信機を有効活用し、さまざまな現場に適用できるマルチなGNSS受信機です。
(※:マシンガイダンス用キットの購入が別途必要です)
なお、子会社のサイテックジャパン株式会社では、より幅広いICT用途に対応しています。
適用例は下記をご覧ください。
https://www.sitech-japan.com/stj/solution/earthworks/
https://www.sitech-japan.com/stj/solution/gcs900/
https://www.sitech-japan.com/stj/solution/ccs900/
このような方におすすめ
測量業・建設業・土地家屋調査士など、測量・建設に従事するすべての方に使用いただけます。
その中でも特に、下記のような課題をお持ちの方におすすめです。
- 造成地のような水や埃など環境の厳しい現場で、効率良く座標値を取得したい
- 道路や河川など、長距離にわたって座標値を取得したい
- 建物や街路樹、交通量の多い市街地で、効率の良い測量をしたい
- ICT施工でも使用したい
製品情報
「Trimble R780-2」製品ページ:
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=452
● 出荷開始:2024年12月上旬予定
● 標準構成品:
Trimble R780-2 GNSS受信機、バッテリー、USBケーブル、ハードケースなど(測量用バンドルには、上記のほか各種コントローラー、観測用ポールが付属します)
● 対応コントローラー:
・公共測量対応アプリケーション「Trimble SKY Controller」
・汎用測位アプリケーション「Trimble Access」
※2024年12月、工事測量用アプリケーション「LANDRiV Pro for GNSS」対応予定
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15437/54/15437-54-9448cae22d40d2a0528cba7ce5583c65-800x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社ニコン・トリンブルについて
株式会社ニコンと米国Trimble Inc.のジョイントベンチャーである株式会社ニコン・トリンブルは、両社のコア技術である測量・測位技術とノウハウを融合させ、GNSS受信機、トータルステーションを中心に高品質、高精度なソリューションを提供しています。
近年ではTrimbleの最先端建設ICTソリューションや3Dレーザスキャナーを国内に導入。また、精密農業、地理空間情報、自動運転の分野においても最先端の技術、ソフトウェア、サービスをご提供しながら、新たな分野開拓の可能性にもチャレンジしています。
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