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Instagramの5,971企業アカウントを業界別データ分析 ~5つのグラフで見る企業アカウント運用の裏側~

PR TIMES / 2020年9月2日 11時45分

25-34歳・女性のフォロワー層が最も多い業界、フォロワー数の平均値が最も大きい業界、プロフィール閲覧率が最も高い業界などの調査データを公開します

企業のSNS活用を支援するテテマーチ株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役:上田大介 以下「当社」)は、当社が運営する23,000以上のアカウントが登録する国内最大規模のInstagram分析ツール「SINIS」に収集された5,971の企業アカウントおよび95,520件のフィード投稿のデータを分析し、企業アカウントの動向について独自調査しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/17171/54/resize/d17171-54-298918-11.jpg ]



調査結果のサマリ

・「育児」「ウエディング」では25-34歳・女性のフォロワー層が全体の40%以上を占める
・フォロワー数の平均値が最も大きいのは「WEBメディア」で55,453
・フォロワー数の中央値が最も大きいのは「出版・印刷」で10,807
・「プロフィール閲覧率」が最も高いのは「美容サロン」で22.2%
・「プロフィールURLクリック率」が最も高いのは「アパレル」で14.2%
・「プロフィールURLクリック数」が最も大きいアカウントは「アパレル」カテゴリにあり、1ヶ月あたり239,956クリックが発生している
・プロフィールに掲載された「位置情報リンク」のクリック数が最も大きいアカウントは「アパレル」カテゴリにあり、1ヶ月あたり10,532クリックが発生している


調査概要

調査期間:
・2020年7月1日~7月31日のフィード投稿データ(95,520投稿)
・2020年8月1日時点のプロフィールデータおよびフォロワーデータ(5,971アカウント)

調査対象:
・フォロワー数
・フォロワーの性別
・フォロワーの年齢層
・プロフィール閲覧数
・プロフィールURLクリック数
・位置情報リンクのクリック数

調査対象アカウント:
SINISに登録しており、2020年8月1日時点でアカウントに関するデータを取得でき、SINISチームによる独自カテゴリ分類が完了しているアカウント

調査除外対象アカウント:
・日本人フォロワー比率が70%未満のアカウント
・2020年7月1日~7月31日にフィード投稿が1件もないアカウント
・分析対象とならなかったカテゴリのアカウント


調査結果

1. フォロワーの性別・年齢 構成比
カテゴリごとに、フォロワーの性別・年齢を構成比で表しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17171/54/resize/d17171-54-898889-9.png ]

多くのアカウントで最も割合が大きいのは、Instagramのメインユーザーである「女性・25-34歳」の層でした。
この層はユーザー数が多く利用頻度も高いため、必然的にフォロワー割合の多くを占めます。

特に「育児」「ウエディング」などのカテゴリでは40%以上のフォロワーが25-34歳・女性でした。

逆に「モビリティ」カテゴリは、自動車やバイクといった商材を扱うアカウントが多く、男性のフォロワー割合が突出して高いという結果になりました。

マーケティングにおけるターゲットの概念が非常に重要なように、Instagramにおけるフォロワー属性も施策成果を振り返るうえで非常に重要な指標です。

自社アカウントが属するカテゴリはどこで、どれぐらいのフォロワー構成比を目指すのが適切なのかを考慮し、戦略的なフォロワー獲得をする必要があります。


2. フォロワー数の平均値・中央値
カテゴリごとに「フォロワー数」の平均値・中央値を算出しました。
(「中央値」とは、集計対象の数値を並べたときにちょうど真ん中に位置する値のことです)
[画像3: https://prtimes.jp/i/17171/54/resize/d17171-54-728062-10.png ]

平均値が多い一方で中央値が少ない場合、そのカテゴリで上位のアカウントは多数のフォロワーを獲得しているが、下位のアカウントはそこまでフォロワー数が多くない、ということを意味します。

例えば「WEBメディア」と「出版・印刷」を比較すると、「WEBメディア」の方が平均値が高く、一方で中央値が低いことが分かります。

「WEBメディア」カテゴリは「レシピ」「美容」「ファッション」「旅行」のような情報を発信するアカウントが属します。
また、「出版・印刷」カテゴリには雑誌出版社のアカウントが多く含まれます。

「WEBメディア」カテゴリのアカウントは商品やサービスが不要なため、予算が少なくても立ち上げやすくアカウント数が増えやすいのですが、差別化が難しいため先行者利益が大きく、結果的に上位と下位の格差が大きくなり、平均値が上位アカウントに引き上げられます。

他方、「出版・印刷」カテゴリは、雑誌という既存ブランドを活用でき、かつある程度の予算をかけて運用ができるため、どのアカウントも一定のレベルまではフォロワー数を増やしやすく、結果的に平均値と中央値の差が小さくなるのです。

3. 「プロフィール閲覧率」「プロフィールURLクリック率」
カテゴリごとに「プロフィール閲覧率」「プロフィールURLクリック率」を算出しました。

「プロフィール閲覧率」は、アカウントの「プロフィール閲覧数」を「フィード投稿のリーチ数」で割った値です。投稿を見たユーザーがどのぐらいの割合でプロフィールを閲覧したのかを表します。
「プロフィールURLクリック率」は、アカウントの「プロフィールURLクリック数」を「プロフィール閲覧数」で割った値です。プロフィールを閲覧したユーザーが、プロフィールに1つだけ設定できるURLをどのぐらいの割合でクリックしたのかを表します。


[画像4: https://prtimes.jp/i/17171/54/resize/d17171-54-965597-12.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/17171/54/resize/d17171-54-820490-13.png ]

「プロフィール閲覧率」上位には「美容サロン」「イベント」「飲食」など実店舗や会場のあるカテゴリが並びます。
これらのカテゴリはフォロワー数が比較的少なく、リーチ数も少ない一方で、「行ってみたい」「どこにあるのか調べたい」と思われ、住所や営業時間などの詳細を知るためにプロフィールを閲覧される割合が高いためです。

「プロフィールURLクリック率」上位には「アパレル」「アパレル雑貨」「雑貨」など、比較的低価格でEC化率の高い有形物を取り扱っているカテゴリが上位に並びます。
公式通販サイトなどにアクセスして、そこから商品を閲覧したり購入することを目的にURLをクリックしているためです。

特に「アパレル」カテゴリではプロフィール閲覧者の7人に1人がURLをクリックしており、Instagram経由でのサイトアクセスが非常に多いことが分かります。

4. 「プロフィールURLクリック数」
カテゴリごとに、2020年7月の1ヶ月あたりに「プロフィールURLクリック数」が最も多かったアカウントのクリック数です。

[画像6: https://prtimes.jp/i/17171/54/resize/d17171-54-659246-3.jpg ]


最も多いアカウントで月に約240,000クリックが発生しています。

以前はSNSでの集客について「Instagramはダメだ、TwitterかFacebookが良い」という声をよく聞きました。

その理由は主に2つありました。

・TwitterやFacebookにはRTのようなシェア機能があるため、拡散性が高くリーチを増やしやすい
・TwitterやFacebookは投稿にURLを掲載できるため、サイトアクセスを獲得しやすい

実際、今もRTのようなシェア機能はなく、フィード投稿にはURLを掲載できませんが、それでも多くのサイトアクセスを獲得することができるようになっています。
既にアカウントのプロフィールや過去の投稿を閲覧してからアクセスするため質も高く、他のSNS経由のアクセスに比べてCVRなども高くなると予想されます。

5. 「位置情報リンククリック数」
カテゴリごとに、プロフィールに掲載できる「位置情報リンク(クリックするとGoogleマップ等が開く)」のクリック数が2020年7月の1ヶ月間で最も多かったアカウントのクリック数です。

[画像7: https://prtimes.jp/i/17171/54/resize/d17171-54-160601-4.jpg ]


「アパレル」「雑貨」「美容製品」など、リアル店舗で有形物を販売する業態のカテゴリが上位に並びます。
アカウントが気になり、実際に商品を手にとってみたいと思ったユーザーが店舗の位置情報を調べるためにクリックしているためです。

こちらも最も多いアカウントで月に10,000クリック以上が発生しており、リアル店舗への送客チャネルとしてのInstagramの価値の高まりを感じさせます。


SINISのサービスについて

SINISでは今回のようなもの以外にも大量のデータを保有しており、アカウント単位やカテゴリ単位で様々な分析が可能です。

ストーリーズ投稿の「リーチ数」や「インプレッション数」、2010年10月からのフィード投稿の「いいね数」「コメント数」「保存数」「エンゲージメント率」などはもちろん、独自の分析も行っており、
フォロワー属性と「保存率」の関係性、「いいね数」や「保存数」と「インプレッション数」との相関性など、これまでにない気づきを与えるような分析も得意とします。

SINISの「ビッグデータ分析プラン」として、上記のような分析を企画し、企業様にとって有用なデータをご提供するようなサービスも行っております。
サービス資料は下記のリンクよりご請求ください。

https://sinis.jp/#inquiry


まとめ

今回は5,971アカウントのデータを分析し、現在のInstagramにおけるカテゴリ別のフォロワー属性やフォロワー数、プロフィールの閲覧傾向、そしてURLクリックの発生数などを調査しました。

Instagramではここ数年で「保存」「発見」「ストーリーズ」「ショッピング機能」「リール」など様々な新機能が追加されていますが、それに伴いアカウントの運用方法やユーザーの行動様式も常に変化しています。
SINISチームは、データを紐解くことでその変化を捉え、最新のトレンドに常にキャッチアップしていくことが重要だと考えており、今後も自社ツールに蓄積された大量のデータを分析・発信していくことで、定量的なInstagram理解促進を目指して参ります。


お問い合わせ先

テテマーチ株式会社(東京都品川区西五反田3-12-14 プレイス1 2F)
TEL:03-6417-9953
E-mail:info@tetemarche.co.jp
担当者:松重 秀平
営業時間:平日 10-19時

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