兵庫県立消費生活総合センターと協働し、神戸女子大学心理学科の学生が消費者被害防止を啓発
PR TIMES / 2024年12月26日 16時0分
「こころ」を学ぶ大学生が、人の切迫感につけこむ悪徳商法を防止するステッカーを制作
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神戸女子大学(神戸市中央区)心理学部心理学科の学生有志が、兵庫県立消費生活総合センター(神戸市中央区)と協働し、近年増加傾向にあるインターネットショッピングサイトの詐欺などの消費者被害防止、消費者ホットライン188の認知度向上を目的とした啓発ステッカーを制作しました。
ショッピング詐欺をはじめとした悪徳商法は「残りわずか」「期間限定」などの言葉を操り、消費者に特別感や切迫感を与えることで正常な判断がしにくくなるような手口を使います。そこで、心理学を学ぶ学生が「焦るPay(支払い)が思わぬPain(痛み)に」というフレーズを考案し、記憶や印象に残りやすい色味を使ってデザインしたステッカーを制作することで消費者被害防止を啓発する取り組みを行いました。
2025年1月に阪神・淡路大震災発生から30年を迎える神戸市で学ぶ学生たちは、防災意識も併せて啓発するため、今回制作したデザインを採用した防災グッズを用意。1月10日(金)に同センターで行われる消費生活講座や1月17日(金)にHAT神戸・なぎさ公園で行われる「ひょうご安全の日のつどい・交流ひろば」で配布します。
近年の消費者被害拡大の背景を学び、課題解決に挑んだ学生
本学心理学科の学生有志は「心理学研究総合演習」のフィールドワークの一環で、同センター内の消費生活情報プラザを訪問しました。そこでは、2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、新成人や社会経験の少ない若者が美容医療サービスなどに関連したトラブルに巻き込まれる事例や、幅広い年代に利用されるようになったインターネットショッピングでは注文した商品が届かないなどの「消費者被害」が増加傾向にあることを学びました。
こうした消費者被害の影には、「残りわずか」「期間限定」などの言葉で消費者に特別感や切迫感を与えることで正常な判断がしにくくなるように、消費者心理を逆手にとった巧妙な手口が使われています。
また、被害にあってしまった場合に相談、事後対応の窓口となる「消費者ホットライン188」の認知度が低いことで被害者が泣き寝入りになってしまうケースが多いことを知った学生たちは、消費者被害防止の啓発と消費者ホットライン188相談窓口の認知度向上を目的として今回のステッカーの制作を行いました。
今後、制作したステッカーは防災用品や文具などに貼って配布することで幅広く消費者被害防止啓発に使用される予定です。
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心理学科の学びを生かしたデザインが完成
キャッチコピーの考案
「焦るPay(支払い)が思わぬPain(痛み)に すぐに 188にかけよう」をメインコピーに設定し、記憶に残りやすいリズムとなるよう工夫しました。切迫感に駆られ、あせって支払ってしまった消費者が抱える痛み(高額請求や商品が届かないこと)を表現することで、慌てて支払いをしないように訴求しました。
消費者心理に警告を与えるデザイン
警告などを連想させ、誘目性が高い黄、黒、赤を中心にデザインすることで、人の注意を引きつけ印象に残るようにレイアウトしました。また、pain(痛み)のテキストにはエフェクトを加え、直感的に痛み(被害にあうこと)が感じられるようなデザインを考えました。
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消費者ホットライン188の情報も掲載することで、ホットラインの認知度向上も図ります。
防災用品に今回のデザインを採用し消費者被害防止の啓発と防災意識向上を図る
災害時にも消費者被害が増加傾向にあることを踏まえ、携行しやすく使用頻度が高い防災グッズに制作したステッカーを貼付し配布します。1月10日(金)に同センターで行われる消費生活講座、1月17日(金)に開催される「ひょうご安全の日のつどい・交流ひろば」でウェットティッシュや非常用目隠しポンチョ、災害対策お役立ちジッパーバッグを配布し、防災意識の向上と消費者被害防止啓発を行います。
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ウェットティッシュのイメージ
ウェットティッシュはFSCマークの環境に配慮したものを選定
FSCマークとは、NPOであるFSC(森林管理協議会)が運営する国際的な認証制度で、適切に管理された森林から生産された林産物や、その他のリスクの低い林産物を使用したと認められた製品につけられています。
今後の活動詳細
1.制作発表
日時 2025年1月10日(金) 15:30~16:00
場所 兵庫県立消費生活総合センター 消費生活情報プラザ
阪神・淡路大震災30年事業 消費生活講座「~災害への備え~あれから30年、備えは大丈夫?」の終了後、本学の学生が「啓発ステッカーで消費者被害を食い止めよう」というテーマで、今回の啓発キャッチコピーやデザイン作成について発表します。
2.ひょうご安全の日のつどい・交流ひろばでの配布
日時 2025年1月17日(金) 10:30~15:00
場所 HAT神戸 なぎさ公園(神戸市中央区脇浜海岸通)
*雨天の場合
雨天でも実施しますが、神戸市において、特別警報や警報が発令された場合は、催しを中止します。中止する場合は、ひょうご安全の日公式サイト(https://19950117hyogo.jp)に掲示します。
問い合わせ先
〒650-0046 神戸市中央区港島中町4-2
兵庫県立消費生活総合センター相談啓発部学習交流推進課(電話:078-302-4001)
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