女性への差別・暴力と闘うパキスタン・アフガニスタンの活動家が来日!
PR TIMES / 2013年10月16日 19時37分
全国7カ所で講演会を開催
アムネスティ日本は、パキスタンとアフガニスタンから女性への差別や暴力と闘う女性活動家お二人を招聘し、東京を含む全国7カ所で講演会を開催します。昨年10月に銃撃されたパキスタンの少女マララさん同様、両国では女性というだけで、教育を受けることも仕事に就くこともできません。暴力を受けても泣き寝入りするしかありません。状況の改善に取り組んでいる女性活動家もまた、身の危険にさらされています。こうした現状を知ってもらい、日本に住む私たちが何ができるのか、一緒に考えていきたいと、講演会を企画しました。
国境を接するアフガニスタンとパキスタンでは、教育や仕事などさまざまな分野で女性の権利は制限され、家庭や社会で差別と暴力を受け続けています。早婚を強要されたり、親が反対する結婚相手を選んだだけで肉親から殺されることもしばしばです。しかし、法律は女性を守ってくれません。一方、女性を差別する法律や慣習を変えようと取り組む女性たちは、その活動ゆえに脅迫を受け、身の危険にさらされています。
講演会では、両国の女性たちが直面する社会や文化の中での差別、自分らしく生きていこうとするときに立ちはだかる壁や暴力など、現地の状況と、それを代えようと奮闘するお二人の活動をお話しいただきます。
(写真は、大洪水の被災地に国連女性機関とともに聞き取り調査に訪れたナズさん。こうした時でも、女性は性的暴力や差別を受けているのです。)
【講演者プロフィール・講演スケジュール】
※11月2日の東京講演は、ゲストお二人がそろって参加します
※逐次通訳付き
●マリー・アクラミさん 横浜(10/26)、金沢(10/27)、弘前(10/30)、東京(11/2)にて講演
1977年、アフガニスタンのカーブルに生まれる。タリバン政権時代に一家でパキスタンに亡命。1999年にアフガン女性技能開発センター(AWSDC)を創設、女性たちが持続的な開発や平和構築のプロセスに参画できることを目指している。義父を軽視したことで逮捕された女性が報復を恐れるあまり、出所を嫌がった事件がきっかけで、同国初の女性保護シェルターを2003年に立ち上げた。2007年、米国務省から「国際勇気ある女性賞」を贈られた。現在、AWSDC事務局長。初来日。
●ルクシャンダ・ナズさん 東京(11/2)、大阪(11/3)、明石(11/4)、徳島(11/6)にて講演
1966年、パキスタンでも伝統的な部族社会が強いハイバル・パフトゥンハー州に生まれる。ペシャーワル大学の法学院を卒業し、弁護士実務の傍ら女性の権利に取り組み始めた。1993年から、現地NGOで女性のためのプロジェクト責任者として活躍した。同時に、名誉殺人を禁止する法を実現する運動にも積極的に参加。2010年9月からUN Women(国連女性機関)パキスタン委員会で女性のためのプロジェクトを推進。現在、イギリスのコベントリー大学で国際法を勉強中。初来日。
▽講演会場や講演時間の詳細はこちらから
http://www.amnesty.or.jp/human-rights/speaking_tour/2013/
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