UZUZ若者キャリアレポート<2020冬>|コロナ禍の労働環境変化
PR TIMES / 2021年1月28日 12時45分
残業「単月60時間以上」が前回調査の約2倍に。リモートワークが原因?
第二新卒・既卒・フリーター・新卒を中心とした20代若手に特化した人材紹介事業、教育事業を運営する株式会社UZUZ(ウズウズ)[本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 啓毅]は、20代の若者向けに就職/転職活動に関する実態調査を実施いたしました。この実態調査は、定期的に自社ユーザーにアンケートを取ることでデータを収集し、3ヶ月ごとに公開しています。
◆前回の調査からの変化
リクルートキャリアが発表した12月1日時点の21卒の内定率は、93.4%となりました。コロナウイルスが一時的に収束をみせ、GoToトラベルなどを利用した経済の動きもあったことから、10月1日時点~12月1時点までは内定率の増加は続いています。コロナ禍での就職活動では、今後も予想もしない大きな変化が発生する可能性があります。このような変化の大きな状況下における第二新卒・既卒・フリーターの実態を調査し、本調査リリースにまとめました。
◆調査結果サマリー
現在の就職活動状況について「順調」を選んだ回答者(第二新卒合計)は4.0%、前回より3.2pt増加。
離職者(第二新卒)で「順調」を選んだ回答者は、4.3pt増加。
転職を考えている理由では「現職の残業時間が長すぎるため」が増加。
現在の1ヶ月あたりの残業時間は「月間60時間以上」が前回の約2倍に。
退職を考えた理由は「将来の目指す方向に近づくため(19.0%)」が最多になるも、「働く環境」への不満が上位を独占。
Q1.現在の就職活動の状況はいかがですか?(単一回答/第二新卒合計)
[画像1: https://prtimes.jp/i/22432/55/resize/d22432-55-682623-0.png ]
第二新卒として転職活動中の1015名のうち、転職活動が「順調」と回答した人は4.0%、転職活動に「苦労している」と回答した人が、44.7%となりました。前回より「順調」と答えた人が3.2pt増加しました。
さらに前回同様、以下のように在職者と離職者で回答を分けてみたところ、前回調査で「順調」と回答した離職者は0%だったのに対して、今回の調査では4.3ptと増加していることが分かりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/22432/55/resize/d22432-55-257993-2.png ]
今回の調査期間は、比較的コロナ禍が収まっていたこともあり、全体的に就職活動が改善されたと考えられます。しかし、2021年1月7日より再度、緊急事態宣言が発令されたこともあり2021年1月~3月期の就職活動は再び悪化する懸念があります。
Q2.現在転職を考えている一番の理由を教えてください。(単一回答/第二新卒のうち在職者)
【選択肢一覧】※以下Q4も選択肢の内容は同じ
・将来の目指す方向に近づくため
・しっかりとした教育体制のある会社で働くため
・休みが少なすぎたため
・残業時間が長すぎたため
・シフト勤務が嫌だったため
・人間関係がよくなかったため
・スキルが身につかない環境だったため
・年収が低かったため(将来的にも上がらないため)
・入社前に聞いていた条件と違っていたため
・業績が悪化していたため
・パワハラやセクハラがひどかったため
・家庭の事情のため
・体調を崩したため
・夜勤が厳しかったため
・会社都合による退職
・希望した部門に配属されなかったため
・特になし
[画像3: https://prtimes.jp/i/22432/55/resize/d22432-55-338172-4.png ]
第二新卒として転職活動を行う人のうち、現在在職中の578名に転職を考えている一番の理由を聞いたところ、1位は「将来の目指す方向性に近づくため(17.8%)」、2位「スキルが身につかない環境のため(16.3%)、3位「年収が低いため(14.5%)と上位3つは前回と同様の結果となりました。
前回6位だった「現職の残業時間が長すぎるため」は、今回4位となり2.6pt増加しています。さらに、前回9位だった「職場の休みが少なすぎるため」は、6位となりこちらも2.6pt増加しています。
「まいにちdoda」の「リモートワークに関するアンケート」調査によると、「テレワーク時の残業時間は出社時よりも増加した」と回答した人が3割を超えているという結果となりました。このことからも、テレワークにより残業が増え、転職を考えている要因の一つと考えられます。
Q3.現在の一ヶ月あたりの残業時間はどれくらいですか?(単一回答/第二新卒のうち在職者)
[画像4: https://prtimes.jp/i/22432/55/resize/d22432-55-543707-1.png ]
第二新卒として転職活動を行う人のうち、在職中の578名に現在の1ヶ月あたりの残業時間を聞いたところ、前回の調査では「基本的に残業はない(30.5%)」が最多でしたが、今回の調査では27.7%と微減しています。
一方で、「60時間以上(8.3%)」の回答は前回調査の約2倍という結果になりました。このことから、本調査でも残業が増加していることがわかります。
Q4.退職を決めた理由を教えてください。(単一回答/第二新卒のうち離職者)
[画像5: https://prtimes.jp/i/22432/55/resize/d22432-55-766945-3.png ]
第二新卒として退職活動を行う437名に退職を決めた一番の理由を聞いたところ「将来の目指す方向に近づくため(19.0%)」が最多の回答となりました。
次に「人間関係がよくなかった(13.5%)」、「スキルが身に付かない環境だった(9.6%)」と前回とほぼ同様の結果となりました。
◆調査概要
調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
調査の対象:第二新卒として転職活動中の20代男女
有効回答数:1,015名(在職者:578名、離職者:437名)
調査実施日:2020年9月24日~2021年1月14日
※本調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。
◆前回の調査結果(参考)
離職者の約65%が現在の就職活動に「苦労している」と回答|UZUZ若者キャリアレポート<2020秋>|将来の展望として、第二新卒の4人に1人が仕事とプライベートの両立を希望(2020年10月14日公開)https://uzuz.jp/news/release_201014/
◆株式会社UZUZ(ウズウズ)について
[画像6: https://prtimes.jp/i/22432/55/resize/d22432-55-966994-6.png ]
株式会社UZUZは、「自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。」をミッションに、自分たちと若者が、働くことに対してウズウズした気持ちになり、魅力的なキャリアを手に入れるための就業支援を行っています。このミッションを実現するため、「入社(就業決定)」だけをゴールに設定せず、「入社後の定着(入社後に短期離職せずに定着)」まで含めたゴールを設定しています。
具体的には、求職者に合わせたオーダーメイド型の就業支援、能力・志向性・経歴に合わせた職業紹介、紹介職業の理解度や納得度を高めるための職業解説、企業ごとの面接対策まで、一貫したサポートを実施しています。
また、市場価値が高いキャリア創出のため、20代の若手人材向けに、ビジネス/ITスキルの教育サービスである「ウズウズカレッジ(略:ウズカレ)」を提供しています。社会人として基礎となる「ビジネススキル」、専門的な「ITスキル」を学ぶための研修を通じて、市場価値の高いキャリアを手に入れてもらいます。法人向けにも同様の研修を提供しており、新人研修に活用してもらっています。
企業:株式会社UZUZ
代表者:代表取締役社長 岡本 啓毅
本社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
設立:2012年2月
事業内容:若手人材(第二新卒・既卒・フリーター・新卒)を対象とした人材紹介事業
企業サイト:https://uzuz.jp/
就活情報メディア「第二の就活」:https://daini2.co.jp/
サービスサイト「ウズウズカレッジ」:https://uzuz-college.jp/
YouTubeチャンネル「UZUZ就活チャンネル」:https://www.youtube.com/channel/UCRDj3fsO4eEwh1yHgRoRiww
YouTubeチャンネル「ひろさんチャンネル」https://www.youtube.com/channel/UCmAqktSctzCRCMQ_HEUjGnw
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