【JAXA×BIZ NEWS】THINK SPACE LIFEアクセラレータプログラム発商品・靴「ichi-ho(イチホ )」販売開始
PR TIMES / 2023年3月17日 17時40分
ワコール、大裕商事が重力と足の使い方に着眼した靴を開発
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、暮らし・ヘルスケア分野の事業化促進に資する活動として始動したTHINK SPACE LIFEプラットフォーム(※1)(以下「本プラットフォーム」)の取り組みとして、2021年12月に「THINK SPACE LIFE アクセラレータプログラム(※2)」(以下「本プログラム」)を立ち上げ、共催する募集事業者6社(ワコール、資生堂、ニトリ、JT、パル、JAMSS)が提示するテーマ毎に広く事業提案を募集いたしました。その後、各募集事業者が11社11件を選定し、募集事業者と選定事業者間で製品・サービス等の開発を進めてきました。
この度、本プログラム「非重力負荷環境を見据えたフットケア/ヘルスケアの実現」のテーマ(表1参照)でワコールと大裕商事が ”歩く、をととのえる靴” 「ichi-ho(イチホ )」(以下「本商品」)を共同開発し、ワコールが販売を開始いたしました。本商品は、2本のバンドの伸縮作用で足とからだの左右のブレ(*1)を軽減し、歩行速度の向上をサポートすることで快活感のある明るい印象の歩き方につなげます。また、足裏の形状に合わせた3Dインソール“美楽る(ミラクル)パッド“が荷重を分散し安定したはきごこちを追求します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/43170/55/resize/d43170-55-9a2ec91a9ccc8f2bae83-0.jpg ]
本商品は、ワコールが以前より取り組んでいた「サクセスウォーク」(*2)の技術に、重力と足の使い方の着眼点や知見をとりいれ開発されました。
ワコールと本プラットフォームが2020年に実施したISS生活用品アイデア募集を促進するためのワークショップで、宇宙飛行士が地球に帰還した際に「私たちは地球に帰属している」「地に足がつく」という感覚をあらためて認識したという声をきっかけに、ワコールは重力と足の使い方に着眼し微小重力下におけるソリューションとして宇宙靴下「アストロソックス(R)」を開発、2022年に国際宇宙ステーションに搭載されました。
ワコールは本プラットフォームでインキュベーションパートナー・コミュニティメンバーとして活動し、また、宇宙靴下を開発する中で、宇宙飛行士の声を直接聞く機会や、JAXAを含む宇宙の専門家から宇宙生活についての知見等を獲得することで、宇宙生活の課題および重力と身体の使い方に関する知見やノウハウを深めてきました。微小重力空間における足の使い方に着眼したソリューション(宇宙靴下)を開発できたことと、本プログラムへの参画をきっかけに、もう一度地上(1G環境下)での足の在り方、身体の使い方を見返し、商品開発が行われてきました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/43170/55/resize/d43170-55-87bc3df2c3f71bbef147-1.png ]
本プログラムをきっかけに生まれた製品・サービスは、地上での販売・社会実装を経たうえで、将来は宇宙での実装を目指しています。JAXAは本プログラム由来の製品・サービスの創出を目指し、今後も、メンタリングや実証の場連携等のインキュベーション機能を高め、参画企業の各取組みを支援していきます。
*1:からだの左右のブレとは、歩いているときにからだが左右に揺れながら歩いている状態です。
*2:サクセスウォークとは、女性が美しくあるためにカラダの"かたち"と"うごき"を研究してきたワコールの知恵と技術を足に応用し開発されたワコールの靴のブランドです。
表1 THINK SPACE LIFEアクセラレータプログラム2021 ワコールテーマの選定結果
[表: https://prtimes.jp/data/corp/43170/table/55_1_9d2ff55a10eabc5701f03f956c02817c.jpg ]
【参考ページ】
ワコール ニュースリリース:https://www.wacoal.jp/news/newsrelease/202303/release170390.html
THINK SPACE LIFEアクセラレータプログラム2021選定結果:https://www.jaxa.jp/press/2022/07/20220707-1_j.html
※1:THINK SPACE LIFEプラットフォームとは、JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)の事業化促進に資する活動として始動した、宇宙生活の課題から宇宙と地上双方の暮らしをより良くする研究開発や新規事業創出を目指す、インキュベーション機能やコミュニティを有する事業共創プラットフォームです。(2020年7月7日発足)
インキュベーション機能に係る企画・運営、及び各種インキュベーション機能の機会提供については、当該プラットフォームのインキュベーションパートナーと協働で推進しています。 ISS生活用品アイデア募集や既存の共同研究・実証の仕組みや様々な宇宙ビジネス参画機会と、当該プラットフォームを有機的に連携させ、宇宙に暮らす時代に暮らし・ヘルスケア分野が宇宙と地上双方の新たな市場へ発展するよう後押しをしていきます。
なお、「THINK SPACE LIFEプラットフォーム」の取組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における健康や住まいに関する下記3、6、11の目標を中心に、参画企業との連携を通して貢献を目指します。
https://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/projects/think-space-life/
[画像3: https://prtimes.jp/i/43170/55/resize/d43170-55-e7abe8df8391bbfe5207-3.png ]
※2:THINK SPACE LIFE アクセラレータプログラムとは、宇宙生活の課題・ニーズを起点に宇宙・地上双方の暮らしをより良くするプロダクトやサービス創出を、THINK SPACE LIFEインキュベーションパートナーと共創で目指すプログラムです。インキュベーションパートナーであり当該プログラムを共催する募集事業者6社(資生堂、ニトリ、JT、パル[3COINS]、JAMSS、ワコール)の、事業領域と宇宙生活の課題・ニーズから設定された6つのテーマ毎に事業提案を募り、選定された提案については各募集事業者と提案事業者との共同開発を進めることで、地上での新しい事業創出と将来は宇宙での実装を目指します。
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