産前産後10の重要課題2024を発表「職場と自治体の制度を使いこなせていない」など、「はたらくと産前産後」の課題に気付く機会に
PR TIMES / 2024年11月8日 13時45分
10月10日産後リカバリーの日に第二回シンポジウムを開催
一般社団法人日本リカバリー協会(事務局:神奈川県厚木市、代表理事:片野秀樹)は、株式会社大広(本社:東京都港区、代表取締役社長:泉恭雄、以下「大広」)の大広フェムテック・フェムケアラボと、産後の環境の課題解決に取り組む企業間プロジェクト「産後リカバリープロジェクト」の一員として、昨年に引き続き世の中の産前産後を取り巻く課題のアップデートを目的に「10月10日産後リカバリーの日」シンポジウムを、第2回産前産後ケアシンポジウムかながわと同時開催として、2024年10月10日(木)に実施いたしました。
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■【10月10日産後リカバリーの日】第2回シンポジウム開催
2022年11月に生まれた「産後リカバリープロジェクト」(https://sungo1010.jp/)は、当事者や周りの方が正しい知識や選択肢に出会え、生涯にわたる健康と QOL(生活の質)の向上、子どもの健全な成長につながるよう、企業同士でもっと応援する目的で生まれたプロジェクトです。当プロジェクトは、一般社団法人日本疲労学会、神奈川県未病産業研究会、神戸リサーチコンプレックス協議会が後援となり、専門的な視点からのアドバイスを得ながら、今まであまり進んでいなかった産後の女性、及び夫婦へのリカバリーの意識を高める活動を行っています。
産前産後を取り巻くサービスや情報提供を検討・実践されている企業やメディアの方々を対象に、神奈川県、神奈川県未病産業研究会の協力、一般社団法人日本疲労学会、一般社団法人メディカル・フェムテック・コンソーシアム後援のもと、昨年に引き続き世の中の産前産後を取り巻く課題のアップデートを目的に、2024年10月10日(木)@東京大広6階ラウンジにて「10月10日産後リカバリーの日」第2回シンポジウムを開催致しました。
今年のテーマは ”「はたらく」と産前産後”。 様々な役割を果たす女性が増える中で、産前産後の実情に基づいた課題を可視化して向き合うべく、大規模調査をもとに『産前産後 10の重要課題 2024』として定め、発表。また事業として当該領域に取り組んでいる企業の取り組み事例や、有識者による講演、情報を通じ社会課題に取り組むメディア企業の取り組みも紹介しました。当日は現地参加、オンライン視聴とハイブリッドな開催で、たくさんの方々にご参加頂きました。
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■当日のプログラム
◆開会挨拶:神奈川県保健医療局長 足立原 崇(あだちはら たかし)様
◆基調講演:東京医療保健大学医療保健学部看護学科・助産学専攻科米山 万里枝先生
◆「産前産後10の重要課題2024」発表
◆産後リカバリープロジェクトの取組
-産後リカバリー⽩書について
-企業間パネルディスカッション
医療法人社団桐杏会(とうきょうかい)メディカルパーク湘南 米村 恵美
株式会社ポーラ mamaniere(ママニエール)事業責任者 馬場喜美子
三菱地所株式会社 新事業創造部 YUARITO(ユアリト) 事業責任者 荒川 翔太朗
日本トイザらス株式会社 マーケティング本部ブランドコミュニケーション部 ベビーブランド& キャンペーンストラテジー課 小林 佑弥
株式会社大広 大広フェムテック・フェムケアラボ 柴田 笙子
モデレーター:平野陽子(大広フェムテック・フェムケアラボ)
◆後援プレゼンテーション
(一社)メディカル・フェムテック・コンソーシアム 常務理事 ⻘木勇気
メディカル・フェムテック・コンソーシアムのご紹介と産後ケア委員会(ロビイング)の取り組みについて
◆メディアプレゼンテーション
産経新聞「メトロポリターナ」編集長:日下紗代子
文藝春秋「CREA」編集部:磯田未来子朝日新聞:石川様
それぞれのお取組みについてのご紹介。
◆名刺交換/交流会
■「産前産後10の重要課題2024」を発表 https://sungo1010.jp/2024/
「産前産後10の課題2024」は、産後リカバリープロジェクトで実施した944人への産前産後のアンケート調査と10万人の調査データから作成した「産後リカバリー白書2023」の結果及び、専門家の意見などに基づき、女性のはたらくと産前産後の課題を「10の重要課題」としてまとめました。産後ケア施設など、必要性の高まりによって出現したサービスや仕組みについて学びながら「はたらく産後ママの現在地」をアップデートし、世の中のより多くの人と、考えていきたいと思います。
<産前産後10の需要課題2024>
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1. 産後は孤独な状態に陥りやすい
2. 結局育児と仕事はトレードオフ問題
3. 自分の自由時間が1時間未満の人が7割
4. 家事育児の負担は産後女性に偏ってしまう現状
5. 男性側の働き方に柔軟性がない
6. 個々人で産後の状態・環境に多様性がある
7. 産後ケア施設を利用した人は11%程度
8. 制度の充実と女性の働き方の変化のいたちごっこ
9. 職場と自治体の制度を使いこなせていない
10. 産休・育休で周囲へ負担をかけるプレッシャー
■10月10日産後リカバリーの日 啓発活動実施の背景
「産後リカバリープロジェクト」では、出産直後から心身ともに多忙になる「産後のお母さん」が自分の心と体をいたわれて、支える家族や周囲の人、社会がお母さん自身の疲労にも目を向けるきっかけの日となることを願い、10 月 10 日を「産後リカバリーの日」と制定しました。日付は妊娠期間をいう言葉「十月十日(とつきとおか)」に由来し、「妊娠から出産までと同じくらいの産後期間、心と体のリカバリーも大切にしてほしい」との思いを込めています。「産後の課題」は一つ一つが複雑に絡み合い、時代や環境変化にも大きく左右されます。毎年、産前産後の実情に基づいた課題を可視化して向き合うべく、大規模調査をもとに「産前産後 10 の重要課題」を制定。調査結果をもとに、社会啓発活動を行います。
【調査概要】
調査名: 「産前産後に関するアンケート 2023-4」
期間:2024年 8月7日~9月6日/調査対象:全国の20~69歳の667人/調査方法:インターネット調査/調査項目:27問
調査名:「ココロの体力測定 2024」(「産後リカバリー白書」)
期間:2024年 4月25日~5月30日/SCR調査対象:全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)/調査方法:インターネット調査/調査項目: 10問
※疲労度合項目:厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化
※集計データ:県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用
抽出対象: 全国の20-49歳/女性:23,611人(マタニティー期:1,688人、産後1年未満期:2,874人、その他未就学児あり:11,802人)/男性:24,242人(マタニティー期:496人、産後1年未満期:992人、その他未就学児あり:5,554人)
【産後リカバリープロジェクト 概要】
出産後の母体のダメージは想像よりも大きく、大きなけがと等しく回復が必要な状態にあるにもかかわらず、「産後」は赤ちゃんのケアだけに目がいき、ママ自身のケアは後回しになりがちです。 「産後リカバリープロジェクト」は、この出産後の女性(夫婦/パートナー)に対する、リカバリーのためのサービスや情報、環境が不足している現状に着目し、「ママの心身のリカバリー」、「産後リカバリーの文化づくり」の推進を通して、日本の子育ての環境が向上することを目指して 2022 年 11 月に日本リカバリー協会を主催として発足。同じ未来を目指す企業や団体が参画、活動するプロジェクトです。
【産後リカバリープロジェクト 参画企業】※2023年10月10日現在
株式会社ベネクス、タカラベルモント株式会社、株式会社大広(大広フェムテック・フェムケアラボ)、SOMPOひまわり生命保険株式会社、プレミアアンチエイジング株式会社、株式会社ポーラ、株式会社ビ・メーク、日本トイザらス株式会社、塩野義製薬株式会社、アサヒ飲料株式会社、三菱地所株式会社
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85299/55/85299-55-e3d326007d9154620c6f0a2c8f43e3d2-311x264.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
https://www.recovery.or.jp/sungo
【大広フェムテック・フェムケアラボ 概要】
大広フェムテック・フェムケアラボは、2020 年に社内 R&D から始動し 2021 年に正式組成した、 日本の広告会社初フェムテック領域専門チームです。性別やライフステージ、拠点や職能の違う多様な メンバーを要し、女性のヘルスケアやウェルビーイング課題のインサイト発掘および企業の事業開発や コミュニケーション支援を実施。その先のジェンダード・イノベーションも見据えて、一人ひとりが自分 の心と身体について正しく知り・気づき・対処することや選択肢が当たり前となり、生きやすい社会の 創造の実現に向け、マーケティングで培った力を還元し活動するチームです。
【株式会社大広 概要】
所在地:東京都港区芝 2-14-5
代表取締役社長:泉 恭雄
設立:1944年2月28日
事業内容:事業開発領域、コミュニケーション活動全般を支援する広告会社
ホームページ:https://www.daiko.co.jp
大広は企業のパートナーとして、企業の未来をつくっていく存在でありたいと考えています。そのために当社では企業と顧客と社会の真ん中にある「顧客価値」というキーワードを大切にしてきました。パートナーとして企業に伴走し、顧客を見つめ、寄り添い、深く知ることで、かけがえのない「顧客にとっての価値」を創造することが私たちの提供価値です。顧客の賛同を得ることで、企業の成長をサポートし、社会をより良い方向へと向かわせるお手伝いができればと思います。
【一般社団法人日本リカバリー協会 概要】
所在地:神奈川県厚木市中町4-4-13 浅岡ビル4階
会 長:渡辺恭良(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科特命教授、理化学研究所生命機能科学研究センター名誉研究員/客員主管研究員、大阪公立大学健康科学イノベーションセンター顧問、大阪市立大学名誉教授、一般社団法人日本疲労学会理事⾧、一般社団法人脳体力振興協会理事⾧、一般社団法人日本リカバリー協会会⾧)
副会長:水野敬(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授、理化学研究所生命機能科学研究センター 客員主管研究員、大阪公立大学健康科学イノベーションセンター 特任教授/センター副所長、一般社団法人日本疲労学会 理事)
顧 問:大谷泰夫(神奈川県立保健福祉大学 理事長、元内閣官房参与)
松木秀明(東海大学 名誉教授、健康評価施設査定機構 理事)
代表理事:片野秀樹 博士(医学)(博慈会老人病研究所客員研究員、Genki Vital Academy 顧問)
提携:ゲンキ・バイタルアカデミー(ドイツ)
URL:https://www.recovery.or.jp/
【リカバリーの定義】
心身の活動能力の減退した機能を回復し、休養をもって生理的・心理的資本である活力を蓄えて次に備えることである。
<報道関係者お問い合わせ先>
一般社団法人日本リカバリー協会 広報事務局
担当:柴山 TEL:070‐1389‐0172
メール:pr@netamoto.co.jp
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