アルテラ、ファクトリ・オートメーション・システム向けの産業用イーサネット・デザインを簡素化
PR TIMES / 2012年11月22日 12時6分
・アルテラと Softing Industrial Automation 社が協力、統合化されたソフトウェア・アプリケーション・プログラミング・インタフェースを持つ簡素化されたライセンス体系を提供
プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO兼会長: ジョン・デイナ、日本法人: 東京都新宿区、代表取締役社長: 日隈 寛和、NASDAQ: ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間11月12日、産業用イーサネット・デザイン向けの新しいライセンス体系を発表いたしました。これにより、FPGA ベース産業用イーサネット・デザインの、ファクトリー・オートメーション・システムへの統合を簡素化できるようになります。
Softing Industrial Automation 社と協力して開発されたこの新しいライセンス体系により、システム開発者は前払いのライセンス・フィー、ユニット毎のロイヤリティ・レポート、あるいは長期的な交渉を一切必要とすることなく、主流の産業用イーサネット・プロトコルを利用することができます。両社の協力により、ユーザーは、すべてハードウェアにおいて適合性テストが行われた、PROFINET RT、PROFINET IRT、 Ethernet/IP、Modbus TCP/IP、EtherNet/IP、および PROFIBUS DP など、多種多様な産業用イーサネット・プロトコルを、1つのアルテラ FPGA で利用できるようになります。両社は、2012年11月27日から29日まで、ドイツのニュルンベルクで開催される「SPS IPS Drives」展で、この産業用イーサネット・ソリューションのデモンストレーションを実施します。
アルテラの産業用イーサネット・ソリューションは、プロトコル IP とソフトウェア・スタックを、エンべデッド・プロセッサを統合した FPGA に実装します。エンべデッド・プロセッサは、起動時に希望するプロトコル IP を使って FPGA を構成することができます。この方法により、ハードウェアを修正することなく、1つのボードでさまざまなプロトコルを動作することが可能になります。また、FPGA はセンサー・インタフェース、アクセレレータ、および制御ロジックなどのさまざまなオートメーション・ファンクションの実装に使用することもできます。
また、アルテラはさまざまな産業用オートメーション関連パートナーとも協力して、多数のデザイン・オプションをサポートしています。アルテラの産業用ネットワーク・パートナー・プログラム(INPP)は、業界で認められているネットワーク専門企業によって構成されたエコシステムを提供するもので、当社のお客様が共通の FPGA ベースのプラットフォーム上で産業用イーサネットおよびフィールドバス・ソリューションを評価することを可能にします。INPP のパートナーは、ネットワーク通信および FPGA 開発ニーズを満たす IP、リファレンス・デザイン、およびデザイン・サービスを提供しています。
アルテラ インダストリアル・ビジネス・ユニット担当シニアマネージャーのクリストフ・フリッツ(Christoph Fritsch)は、「産業用イーサネットは、産業用電子システムの構成要素を結びつけるために不可欠な技術ではありますが、一方で、さまざまな異なるプロトコルが存在する、非常に分断化された技術でもあります。産業用イーサネットのような市場のサポートは、そのプログラマビリティおよび異なるプロトコルへの対応を迅速かつ容易に対応可能な性能を持つ FPGA にとって、最適な分野となります。当社は Softing 社と協力することで、1つのハードウェア・ソリューションで幅広いプロトコルを容易にサポート可能な、簡素化されたライセンス体系をお客様に提供します」と述べています。
出荷時期
PROFINET RT および PROFINET IRT プロトコルは、2013年1月に提供される予定です。その他のプロトコル IP は 2013年中に提供される予定です。アルテラの産業用イーサネット・ソリューションの詳細は、www.altera.co.jp/end-markets/industrial/automation/ethernet/ind-ethernet.html をご覧いただくか、アルテラの販売代理店にお問い合わせ下さい。
アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA/CPLD、ASIC など、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジー・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。
アルテラに関する詳細情報は、同社ウェブ・サイト(www.altera.co.jp)をご覧ください。Facebook、RSS、Twitter でも情報提供を行っています。
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
シェフラーとシーメンス、AI分野での協力を強化
共同通信PRワイヤー / 2024年4月26日 16時30分
-
Siemens Xcelerator: 生成AIの実装と展開をSiemens Industrial Copilotによって拡大
PR TIMES / 2024年4月24日 17時40分
-
マウザー、Intelから独立したFPGA専門の新会社「Altera」製品の在庫を拡充
PR TIMES / 2024年4月24日 14時15分
-
産業AIとサステナビリティの大規模展開:ハノーバー・メッセにてシーメンスは産業イノベーションを再定義
PR TIMES / 2024年4月23日 18時45分
-
BlackBerry、ロボティクス産業の基盤的な精度と制御の進化に向けて、AMDとの協業を発表
PR TIMES / 2024年4月12日 12時45分
ランキング
-
1いきなり!ステーキが、名物「オーダーカット」を廃止していた! ピークから5年、経営再建の現在を探る
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月6日 6時30分
-
2円高でも日本株が急落しない理由。トヨタどうなる、決算発表ラッシュで底堅い!?
トウシル / 2024年5月7日 13時40分
-
3「ブラザー工業のTOB案」にローランドDGが大反論 DG常務「傘下に入ると営業利益が50億円下押し」
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 11時0分
-
4「ようやく再出発」ダイハツ本社工場で生産再開 国内の全工場が稼働に 停止から約4か月半…従業員「やっぱり長かった」
MBSニュース / 2024年5月7日 9時20分
-
5思わずクリック「フィッシング詐欺」メールの巧妙 専門家も見極め困難、2要素認証と「意識」が大切
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください