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テキスト情報からの知識獲得を自動化する抽出型読解AI技術を開発

PR TIMES / 2019年8月27日 15時40分

~三菱総合研究所との共同研究成果を人工知能対話システムに応用~

 
株式会社Nextremer(本社:東京都板橋区、代表取締役CEO:向井永浩、以下「Nextremer」)と株式会社三菱総合研究所(本社:東京千代田区、代表取締役社長:森崎孝、以下「MRI」)は2017年9月より人工知能対話システム(以下「AI対話システム」)に深層学習を用いる共同研究を行っています。この度両社はその成果として、テキスト情報に問い合わせてその問いに対する答え(知識)の獲得を自動化する技術を開発しました。本技術により、従来人間が情報源の内容を読み、知識を整理・獲得していた行為を自動化し、情報収集作業を効率化することができます。





[画像1: https://prtimes.jp/i/17379/56/resize/d17379-56-962261-0.png ]



■背景

 Nextremerは2012年創業当初から、AI対話システムの中でも特に自然言語処理に関する研究および開発に力を入れてきました。またAI対話システムの機能面だけではなく運用面の強化を図るため、2016年8月に子会社の株式会社dataremerを立ち上げ、運用面まで含めワンストップでの提供も実施しております。Nextremerは2017年9月にMRIと業務・資本提携を締結し、AI対話システムに深層学習を用いることで運用の効率化の実現を目指して、共同研究を実施して参りました。


■開発技術の概要

 Nextremerは2019年3月に本共同研究の成果として、日本語文章に問い合わせてその質問に対する回答を自動抽出する要素技術(以下「抽出型読解AI技術」)を開発しました。この抽出型読解AI技術では、約300万単語以上の日本語文章および約10万ペアの質問回答集から深層学習を用いて事前学習させています。事前学習したモデルを使うと、与えられた日本語文章を読み解いて、質問に対する回答を見つけ出すことが可能になります。このため、情報源となる大量のテキストを事前に読み込ませて学習することや、従来のチャットボットのように予め大量のQAペアや応答シナリオを手動で作成することは不要となります。

 また抽出型読解AI技術を応用し、収集したい情報に対して事前に質問を用意すると、インターネット上やハードディスク内にある大量の文章に対して抽出型読解AIが順番に問い合わせを行う、自動情報収集エージェントとしての利用も可能になります。得られた回答を抽出型読解AIが評価し、表形式等に整理されたレポーティングを実現することができます。

なお、本技術は現在特許出願中です。


■今後の展望

 現在子会社の株式会社dataremerでは、Nextremerが開発したAI対話システムの運用サービスを実施しており、グループ全体でワンストップでの提供を行っております。今後AI対話システムの初期導入フェーズでは、シナリオ構築の半自動化、運用フェーズにおいてはより多くの質問に答えられるよう回答を増やす、回答を分かりやすく書き換えるなど、半自動化アップデート機能の提供に向けて抽出型読解AI技術を活かし、お客様へより良いサービス提供を目指します。


[画像2: https://prtimes.jp/i/17379/56/resize/d17379-56-170909-1.png ]



■株式会社Nextremerについて(https://www.nextremer.com/)

 東京と高知、金沢に開発拠点を置くITベンチャー企業です。AIの社会実装を推進し多くの人がその恩恵を受けられる世の中の実現を目指して、自然言語処理活用の対話システム構築事業、画像認識・解析技術を用いたアルゴリズム構築事業を推進しています。さらに量子コンピュータやイジングマシン等の先進技術におけるアルゴリズムの研究開発、他企業との共同研究などを推進し、人とテクノロジーの協働により人間の可能性/能力を広げる仕組みを作っています。

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