ダ・ヴィンチ、フェルメール、ピカソ…名作たちの「価値の理由」を語れますか?
PR TIMES / 2018年10月5日 10時40分
東京藝大美術館・館長が教える「感性」に頼らない美術鑑賞
国内の人気美術館の館長を歴任した著者初の、一般向け美術解説書『武器になる知的教養 西洋美術鑑賞』を10月7日を発売します
[画像: https://prtimes.jp/i/33602/56/resize/d33602-56-608897-0.jpg ]
昨今、愛好家のみならず、ビジネスパーソンのあいだでも注目を浴びる教養としての「美術」。
しかし、いざ作品を目にしたとき、「色が綺麗」や「やっぱり名作はすごい」以外に言えるでしょうか?
こうした「感性を大事にした鑑賞」も大切ですが、同時に、実にもったいありません。
なぜなら、感性に頼っている限り、どれだけ多くの作品を鑑賞しても、鑑賞のための「教養」を身につけていなければ、「名画の価値」を理解するには不十分だからです。
名画には「なぜ世界で評価されているのか」という理由と楽しみ方が、明確に存在します。
本書では、西洋美術に「革命」を起こした決定的な作品23作を易しく、徹底的に読み解くことで「感性に頼らない美術鑑賞」を学べます。
そして、本書のもう一つの見どころは、初心者には難解な「20世紀の抽象画」までも易しく解説。
海外ではピカソを超える人気のあるマルセル・デュシャン、商品化されることも多いピエト・モンドリアン、200億円を超える値段で取引されるジャクソン・ポロックーー。
近年、アートフェスティバルへの関心が高まるなか、現代アートにつながる「名作」の味わい方を徹底紹介します。
ビジネスパーソンをはじめとした「アート初心者」に最適の一冊です。
今秋来日で話題の、フェルメール《牛乳を注ぐ女》、ムンク《叫び》、デュシャン《泉》を収録しています。
直島・地中美術館、金沢21世紀美術館、そして東京藝術大学大学美術館と、芸術の先端と根幹を網羅してきた著者が語る、最注目の一冊となっています。
著者プロフィール
秋元雄史(あきもと・ゆうじ)
1955年東京生まれ。東京藝術大学大学美術館長・教授、および練馬区立美術館館長。
東京藝術大学美術学部絵画科卒業後、作家兼アートライターとして活動。1991年に福武書店(現ベネッセコーポレーション)に入社、国吉康雄美術館の主任研究員を兼務しながら、のちに「ベネッセアートサイト直島」として知られるアートプロジェクトの主担当となる。
2001年、直島のアイコン的作品である草間彌生《南瓜》を生んだ「Out of Bounds」展を企画・運営したほか、アーティストが古民家をまるごと作品化する「家プロジェクト」をコーディネート。2002年頃からはモネ《睡蓮》の購入をきっかけに「地中美術館」をディレクションし、開館時の2004年より地中美術館館長/公益財団法人直島福武美術館財団常務理事に就任、ベネッセアートサイト直島・アーティスティックディレクターも兼務する。2006年に財団を退職。
2007年、金沢21世紀美術館館長に就任。10年間務めたのち退職し、現職。
著書に『直島誕生』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『おどろきの金沢』(講談社)、『日本列島「現代アート」を旅する』(小学館)等がある。
書籍概要
書籍名:武器になる知的教養 西洋美術鑑賞
著者:秋元雄史(あきもと・ゆうじ)
仕様:四六判(188×130mm) / ソフトカバー /240ページ
出版社:大和書房
定価:本体価格1600円+税
ISBN: 978-4-479-39315-3
発売日:2018年10月7日
Amazonリンク:https://amzn.to/2OCTCAd
目次
プロローグ
ー西洋美術は感性だけで楽しむものではない
第1章 知的教養人は必ず知っている西洋美術史
ー西洋美術の核は「革命」にある
第 2 章 知的教養を育てる西洋美術の読み解き
ールネサンスから印象派まで
・《アテナイの学堂》ラファエロ・サンティ
・《モナ・リザ》レオナルド・ダ・ヴィンチ
・《最後の審判》ミケランジェロ・ブオナローティ
・《牛乳を注ぐ女》ヨハネス・フェルメール
・《世界の起源》ギュスターヴ・クールベ
・《オランピア》エドゥアール・マネ
・《印象、日の出》クロード・モネ
・《ひまわり》フィンセント・ファン・ゴッホ
・《我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか》ポール・ゴーギャン
・《サント・ヴィクトワール山》ポール・セザンヌ
第 3 章 知的教養を育てる西洋美術の読み解き
ーフォーヴィスムからポップ・アートまで
・《緑色の筋のあるマティス夫人の肖像》アンリ・マティス
・《アヴィニョンの娘たち》パブロ・ピカソ
・《叫び》――エドヴァルド・ムンク
・《赤、黄、青と黒のコンポジション》ピエト・モンドリアン
・《白の上の白い正方形》カジミール・マレーヴィチ
・《横たわる裸婦と猫》藤田嗣治(レオナール・フジタ)
・《おさげ髪の少女》アメデオ・モディリアーニ
・《泉》マルセル・デュシャン
・《記憶の固執》サルバドール・ダリ
・《都市の全景》マックス・エルンスト
・《One Number 31,1950》ジャクソン・ポロック
・《空間概念・期待》ルチオ・フォンタナ
・《マリリン・モンロー》アンディ・ウォーホル
第 4 章 西洋美術鑑賞を知的トレーニングにする作法
ー知的教養を培う鑑賞スタンス
ー知的教養を深める美術館散策
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