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特殊冷凍テクノロジーで食の可能性をアップデートする「デイブレイク」がシリーズBラウンドで総額20億円の資金調達を実施

PR TIMES / 2023年7月20日 21時40分

~創業10周年。11年目は海外進出を視野に体制を強化~

特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、モバイル・インターネットキャピタルをリード投資家として、環境エネルギー投資、パナソニックくらしビジョナリーファンド、SMBCベンチャーキャピタル等を引受先とした第三者割当増資に加え、三井住友銀行、りそな銀行等の金融機関6行からの融資も合わせて、総額20億円の資金調達を実施したことをお知らせします。
なお、融資による資金調達は、タームローンやコミットメントライン(融資枠)などを含む中、いずれも無担保・無保証で資金調達額を実現しております。

今回の調達を通じて、特殊冷凍機のノンフロン化やIoT機能、プロフェッショナル人材の採用、国内拠点の立ち上げ、事業拡大や海外進出などを加速してまいります。



[画像1: https://prtimes.jp/i/42920/56/resize/d42920-56-1901ed268ee99bede0c0-0.jpg ]

■ 調達先について
今回、出資いただいた投資家および金融機関は以下の通りです。
<出資>
モバイル・インターネットキャピタル

環境エネルギー投資

パナソニックくらしビジョナリーファンド

SMBCベンチャーキャピタル

事業会社2社



<融資>
三井住友銀行

りそな銀行

西武信用金庫

商工中金

日本政策金融公庫

肥後銀行



■ 資金調達の背景と、特殊冷凍市場の概況
デイブレイクは「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」をミッションとし、特殊冷凍テクノロジーとビックデータの両面から食の新しい可能性を提案するフードテック企業です。
特殊冷凍テクノロジーは、従来の「急速冷凍」に特殊な原理を加えることによりさらに高品質な冷凍を実現する技術です。これまで冷凍が難しかった食材の冷凍を可能にすることで、食品ロスの防止や、生のままでは流通が難しかった商品の販路拡大などを実現してきました。

特殊冷凍テクノロジーが解決できることは、高品質な食品の製造だけではありません。
フードロスの削減とそれに伴う二酸化炭素量の削減

製造や調理工程への導入により人手不足を解消

販路拡大や、生産の効率化により低利益率を改善

チルド品を冷凍品に置き換えることでの「物流2024年問題」への寄与


など、SDGsや、食品業界を取り巻く課題の解決にも貢献する技術です。

世界的にも、日本の冷凍食品の品質は評価されており、高品質な商品を生みだすことができる日本の冷凍テクノロジーへの注目も年々高まっています。
世界の飲食業界でも日本と同様の課題を抱えており、これまで国内で実現してきた「人手不足解消」「フードロス削減」「二酸化炭素削減などの環境問題への寄与」への知見は海外でもローカライズして展開が可能です。

さらに、特殊冷凍テクノロジーをインフラとした高品質冷凍商品プラットフォームのグローバル化を目指すことで、世界中に高品質な冷凍商品が流通できるようになり、和食を世界中のどこでも美味しい状態で楽しむことも可能となります。

当社はこれまでの10年間にわたり、食品の冷凍に関するさまざまな研究データを蓄積し、その品質を最大限に担保できる特殊冷凍機の企画・製造を行ってきました。
これらの特殊冷凍テクノロジーをもって、世界中の食のサーキュラーエコノミー実現に向け、海外展開を一層加速させていく予定です。


■ 調達資金の使途
資金調達の用途は以下の5点です。
1.自然冷媒を用いたサステナブルな冷凍機の開発
グローバル展開を見据え、世界で求められる特殊冷凍機のノンフロン化や、新たな冷媒の研究開発などを通し、環境に配慮した製品開発に力を入れてまいります。

2.IoT機能の大幅バージョンアップとAIフリーズモードの本格開発
リモートコントロールや遠隔監視などのIoT機能の大幅バージョンアップと、デイブレイクの長年の研究成果や集積したデータを活用したAIフリーズモードの本格開発を予定しています。

3.国内・海外での認知拡大に向けた広告・販促費
特殊冷凍は国内だけでなく、海外からも注目されているテクノロジーです。国内でのトップシェア獲得だけでなく、海外進出にむけた広告販促費用などに資金を投じる予定です。

4.事業加速のための国内拠点の開設
これまで東京本社にしかなかったショールーム拠点を国内に複数開設することで、遠方のお客様も来場しやすくなり、長距離輸送が困難だった鮮度の高い食材のデモも可能になります。

5.事業責任者、セールス、マーケ、エンジニア、調理師などのプロフェッショナル人材の採用強化
我々のミッションおよび高い成長率を達成するために、各分野のプロフェッショナルが必要不可欠になります。グローバルに活躍できる経験豊富なプロフェッショナル人材の採用を強化していきます。


■ デイブレイクの特殊冷凍とは
急速冷凍に凍結媒体ごとの特殊な技術を踏襲することで、さらに高品質な冷凍を実現する技術です。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わる温度帯(氷結晶生成温度帯:0℃~-5℃)の通過時に、 氷結晶が大きく歪になることで細胞が損傷。一方急速冷凍は、急速かつ均一に冷却することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を極少化でき、うまみ成分の流出を防ぎます。さらに特殊冷凍では、冷風の湿度や冷風の当て方などの特殊技術が加わり、形状維持や調理済みのあたたかい食品の急速冷凍を実現。これまで困難とされていた食材の急速冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食材を生み出します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/42920/56/resize/d42920-56-1d9e709359ddd851911d-1.png ]


■ 特殊冷凍機「アートロックフリーザー」について
特殊冷凍機「アートロックフリーザー」は、デイブレイクが9年にわたり研究した食材データと顧客の声を全面踏襲し、独自に開発した特殊冷凍機です。2021年10月に発売を開始し、およそ1年半で400社以上に導入いただいております。2022年8月には日本食糧新聞社が主催する令和4年度「第26回業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞」(後援=農林水産省)を受賞するなど、多くの食品事業者に支持されています。


■ 引受先各社からのコメント
モバイル・インターネットキャピタル株式会社 プリンシパル 木村 賢蔵氏
[画像3: https://prtimes.jp/i/42920/56/resize/d42920-56-f8ba1b52a1db8d19f13a-2.jpg ]

「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」というデイブレイク社の掲げるミッションに共感し、この度出資をさせていただくことになりました。
1年半以上前から注目していたこともあり、今回出資することができ大変嬉しく思っています。人手不足やフードロスといった課題を抱える当業界に対し、デイブレイク社の特殊冷凍ソリューションは大きく社会課題解決に導くものと確信しております。木下社長をはじめとした経営陣のリーダーシップの下、弊社としても全力でサポートしていく所存です。

株式会社環境エネルギー投資 森江 久美子氏
[画像4: https://prtimes.jp/i/42920/56/resize/d42920-56-b924e3b9b8348a4a2580-2.jpg ]

デイブレイクは特殊冷凍テクノロジーを通じて、経済的・社会的価値を同時に叶える“共通価値の創造"を掲げており、環境的・社会的インパクトの創出と経済成長の両立を目指すベンチャー投資と事業支援をする弊社も目指すところは同じです。
デイブレイクの事業は食品の出来立てや旬を年中どこでも味わえるような実現可能性を秘めており、美味しいものを美味しいまま提供できる技術はフードロスの削減にも繋がります。フードロスは気候変動に与える影響も大きく、弊社としてもフードテックを通じた温暖化対策として注目しています。今回の資金調達でさらなる飛躍が期待できるデイブレイクの挑戦にご一緒させていただき光栄です。

パナソニック株式会社 CVC推進室 室長 郷原 邦男氏
[画像5: https://prtimes.jp/i/42920/56/resize/d42920-56-48e041abf76c618f0ca2-2.jpg ]

食品EC市場の成長に伴い、当社の保有する冷蔵・冷凍などの鮮度維持技術、食品の旨味を逃さずおいしく解凍する技術、食品流通のサプライチェーン各領域へのソリューション力がより重要になってきています。
今回のデイブレイク株式会社への出資を通して、生産者や消費者に新たな価値を提供し、より新鮮で美味しい冷凍食品をお届けする新たな冷凍食品流通への変革が加速されていくことを期待しています。


SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第二部 能勢 和氏
[画像6: https://prtimes.jp/i/42920/56/resize/d42920-56-4d7567d2bcd75a69d330-2.jpg ]

デイブレイク社は食素材を損なわない特殊冷凍ソリューションを提供、食品事業者の抱える様々な課題解決に取組んでいます。当社の冷凍技術を用いて作られた冷凍鮨を食べたとき、「握りたて」を実現するノウハウ・技術力の高さに衝撃を受けました。昨今の冷凍ニーズの高まりを受け、今後当社の特殊冷凍ソリューションへの需要は増すものと期待しております。特殊冷凍技術を通じて高品質な冷凍を実現するだけでなく、廃棄ロスに貢献するビジネスに共感し、この度出資させて頂きました。デイブレイク社の事業成長に加え、作り手から食べ手までのより良い未来を創造するというミッションの実現に向け、精一杯支援して参ります。


■ 代表 木下昌之のコメント
[画像7: https://prtimes.jp/i/42920/56/resize/d42920-56-cd9add696efe96e60382-2.jpg ]

当社は特殊冷凍機の専門商社の時代から、顧客とともに冷凍の新たな可能性を模索してきました。その根底にあるのは「冷凍技術が進化すれば、食を取り巻く環境は大きく変わる」という信念です。
食品が生産されてから食べ手の口に届くまでの「食の流通」のあらゆるポイントで課題を解決する冷凍テクノロジーの伸びしろはまだまだ大きいと確信しています。
この度の資金調達は、投資家の皆様からの期待の大きさと受け止めております。これからも小さくまとまらず新しいチャレンジを怖がらない『革命家』の精神を持ち続けながら、世界のトップメーカーとなれるよう邁進してまいります。


■ 採用について
デイブレイクではさらなる事業拡大に向けて、コアメンバーの採用を強化しています。
会社に関する情報や募集職種は下記のURLよりご覧いただけます。

<採用サイト>
https://d-break.notion.site/DAY-BREAK-7e61bb0c7a924607a689e0de8276f4be

■ デイブレイク株式会社について
「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」をミッションとして掲げ、特殊冷凍機に特化した国内唯一の専門会社として2013年創業。食品事業者(飲食店や食品メーカー、生産者など)への特殊冷凍機の販売および導入支援、特殊冷凍食材「アートロックフード」の流通事業など、特殊冷凍テクノロジーを活用した「Freezing as a Service(R)(Faas(R))」を展開。2021年10月には、自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を発売し、1年半で400社以上に導入されています。デイブレイクは、これらも特殊冷凍のパイオニアとして、食品流通のあらゆる課題を解決する事業を展開・推進してまいります。

※「特殊冷凍(TM)」「アートロック(R)」「アートロックフード(TM)」「Freezing as a Service(R)」「FaaS(R)」は、デイブレイク株式会社が商標登録または商標登録出願中です。

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