アルツハイマー病患者への薬物療法に対するバイオマーカーに関する共同研究を実施
PR TIMES / 2015年8月20日 14時35分
ヤンセンファーマ株式会社はこのほど、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターとともに、アルツハイマー病患者への薬物療法に対するバイオマーカーの開発を目的とした共同研究を行います。共同研究においては、機能的MRIを用いた薬物負荷時の脳内ネットワークの評価を通じて、アルツハイマー病患者を対象としたアセチルコリンエステラーゼ阻害剤の薬効評価として利用可能なバイオマーカーの開発を行います。国立精神・神経医療研究センターとの共同研究は、ヤンセンのこの領域における画期的な治療法の開発に向けたコミットメントをさらに強固にするものです。研究期間は、2018年12月31日までを予定しています。
共同研究では、アルツハイマー病の治療に用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻害剤投与による安静時機能的MRI測定を用いた脳複雑ネットワーク性の変化を測定する事により、その後の治療に対する反応性を予測する事、治療による脳複雑ネットワークの変化と臨床症状の変化との関連性を明らかにする事を目標としています。本研究により確立される方法論は他の精神・神経疾患の薬効評価のバイオマーカーとしても応用可能と期待されます。
認知症はその原因から、いくつかの種類にわけることができます。脳の神経細胞の異常が原因で起こる「変性性認知症」には、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあり、最も多いのはアルツハイマー型認知症です。厚生労働省によると、2015年までに認知症の高齢者が約700万人に達するとの推計が公表されており、この数字は65歳以上の5人に1人にあたる計算となり、2014年1月には、国家戦略として、「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」が策定されました。今後、社会をあげて認知症の人が認知症とともによりよく生きることができる環境整備が求められています。
ヤンセンについて
我々ヤンセンは、現代においてもっとも重要な「いまだ満たされない医療ニーズ」への対応と解決に力を注いでいます。これには、がん、免疫疾患、精神・神経疾患(中枢神経・疼痛)、感染症・ワクチン、代謝・循環器疾患が含まれます。患者への貢献という強い意思に基づき、革新的な製品、サービスを開発提供し、健康問題の解決に努め、世界中の人々を支援しています。ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのヤンセンファーマシュ―ティカルグループのひとつです。
将来予測に関する記述
このプレスリリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法の定義する「将来予測に関する記述」が含まれています。本リリースをお読みになる皆さまは、将来予測に関する記述内容に依存することのないようご注意ください。また、本記述は、将来の事象に関する現時点での予想を基礎としています。基礎となる前提が不正確であると判明した場合、あるいは未知のリスクや不確実性が具現化した場合、実際の結果がヤンセンファーマ株式会社およびジョンソン・エンド・ジョンソンの予想や見通しとは実質的に異なるものとなる恐れがあります。リスクや不確実性には、利子や為替の変動などの経済的要因、技術的な進歩を含む競争、競合他社による新製品や特許の取得、規制当局による承認の取得を含む新製品の開発に本来伴う諸課題、特許に関する問題、医薬品やサービスの購入者の行動・消費パターンの変化や財政的困窮、政府の法律や規制の変更および国内外の医療改革、医療費削減の潮流を含む一般的業界動向および政府機関による医薬品業界への監督強化などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。これらのリスクや不確実性およびその他の要因については、2014年12月28日に終了した会計年度のForm 10-Kに記載されているジョンソン・エンド・ジョンソンの年次報告書とその添付書類第99号および米国証券取引委員会への追加提出書類に詳述されています。これらの提出資料につきましては、インターネット(www.sec.gov、www.jnj.com)でご覧いただくか、ジョンソン・エンド・ジョンソンにお問い合わせください。ヤンセンファーマ株式会社およびジョンソン・エンド・ジョンソンはいずれも、新情報や今後発生する事象および事態の進展があった場合も、将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。
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