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【東京オリンピックはどうなる?】感染者数が増加する中“オリンピック”に対する意見が明らかに

PR TIMES / 2021年5月31日 16時15分

この度、ゼネラルリサーチ株式会社(代表取締役:五條 寿朗、本社:東京都渋谷区)は、全国の20代~60代男女を対象に、「新しいオリンピック様式」に関する調査を実施しました。



新型コロナウイルスの感染者は増加の一途をたどっており、緊急事態宣言の延長決定やコロナワクチン接種状況の遅れといった、先行きが見えない状態に不安を抱えている方は少なくないでしょう。
また、開催まで60日を切った東京オリンピックも同様に、不安視する声も多数挙がっているようです。

東京オリンピックでは、大会をさらに活性化させるために、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンといった新競技が追加されていますが、前例のないコロナ禍のオリンピックであり、新しいオリンピック様式が生まれるきっかけになるかもしれません。

皆さんは今後のオリンピックの在り方についてどうお考えなのでしょう。

そこで、ゼネラルリサーチ株式会社では、全国の20代~60代男女を対象に、「新しいオリンピック様式」に関する調査を実施しました。

◆詳細はこちら:https://general-research.co.jp/report35/

【調査結果のポイント】

年代別|東京オリンピックの開催で最も不安視されていること
感染症と今後のオリンピックに対する意見
年代別|新しいオリンピック様式を生み出すためのアイデア


【調査1:年代別|東京オリンピックの開催で最も不安視されていること】
はじめに、約2か月後に迫っている東京オリンピックのチケットの有無について伺っていきたいと思います。
【図1】
[画像1: https://prtimes.jp/i/34834/57/resize/d34834-57-937247-0.png ]


「東京オリンピック・パラリンピックのチケットについて当てはまるものを教えてください」と質問したところ、『持っていない(91.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『持っている(5.0%)』『持っていたが、払い戻した(3.3%)』と続きました。

ほとんどの方がオリンピックの観戦チケットを保有しておらず、チケットを持っている(いた)と回答した方は全体の8%程度で、その内払い戻した方が3%という結果となりました。

新型コロナウイルスの感染状態やワクチン接種の状況を見て、会場での感染や開催の有無自体に不安を感じているのかもしれません。

では、今回のオリンピックのどのような点を不安視しているのでしょう。詳しく伺ってみました。
【図2】
[画像2: https://prtimes.jp/i/34834/57/resize/d34834-57-509869-5.png ]


「東京オリンピックの開催について不安視していることを教えてください(上位3つ迄)」と質問したところ、10代~60代で『コロナ変異ウイルスのまん延(20代78.9%、30代82.6%、40代79.8%、50代85.8%、60代73.5%)』『新型コロナウイルス患者の急増による医療崩壊(20代67.2%、30代61.4%、40代70.7%、50代63.7%、60代68.5%)』『新型コロナウイルスによる死亡者の増加(20代32.4%、30代36.2%、40代30.8%、50代33.3%、60代34.0%)』がTOP3という結果になりました。

上位3項目全てが新型コロナウイルスに関連しています。

4位以降は年代ごとに差が出ており、10代~40代の方では、実際に東京オリンピックが開催されることを見越して、『会場での感染症対策』について不安視しているようです。

50代~60代の方では、オリンピック出場選手への誹謗中傷を不安視していることが明らかになりました。
実際にTwitter上で、東京五輪代表選手へ辞退を求めるツイートや批判といった誹謗中傷の問題も起きています。

一方で、東京オリンピックが開催された場合、どのような効果が期待できると予想されるのでしょう。
【図3】
[画像3: https://prtimes.jp/i/34834/57/resize/d34834-57-927841-6.png ]


「東京オリンピックの開催によって期待できる効果は何だと思いますか?(上位3つ迄)」と質問したところ、各年代で差はあるものの『経済成長の促進』『国全体の気分が明るくなる』『コロナワクチンの普及』『日本ブランドの向上』といった回答が上位に挙がりました。

コロナ禍で日本全体の経済が落ち込んでいる今、オリンピックが経済活性化の糸口となると考えている方は多いようです。

さらに20代~30代の方は、『地方活性化(20代16.7%、30代16.9%)』『観光客の増加(20代15.7%、30代16.9%)』と回答した割合が高くなっており、日本のインバウンド活性化に期待していることが伺えます。

【調査2:感染症と今後のオリンピックに対する意見】
次に、今後のオリンピックについて調査してみました。
次回の開催予定であるパリオリンピックも2年後に迫っており、開催について人々はどのように考えているのでしょう。
【図4】
[画像4: https://prtimes.jp/i/34834/57/resize/d34834-57-924937-3.png ]


そこで、「今後感染症拡大が世界で起きた際にオリンピックの開催はどうすべきだと思いますか?」と質問したところ、6割以上の方が『開催を取りやめる/延期して欲しい(63.4%)』と回答しました。

一方で3割以上の方が『入場制限をせず開催して欲しい(3.9%)』『入場制限をして開催して欲しい(13.3%)』『無観客で開催して欲しい(19.4%)』と回答しました。

開催を取りやめるもしくは延期して欲しいといった意見が多数を占めていますが、約3人に1人は何らかの形で開催して欲しいと回答しており、コロナに限らず開催を支持する方が一定数いるようです。
ワクチンの普及に期待している方も多いのかもしれません。

また、開催の賛否についてそのように思う理由を詳しく伺ってみました。

■開催を取りやめる/延期して欲しい理由
・「平和の祭典なので、感染症という平和を脅かすものを広めるリスクを抱えてまでやる事じゃない」(20代/会社員/石川県)
・「感染者が増えている中で開催するのは、開催国にとってリスクと負担が大き過ぎるから」(30代/会社員/東京都)
・「いろいろな変異ウイルスが出てきている時にさまざまな国の人が集まるオリンピックは変異ウイルス祭になりかねない。新たなウイルスができるかも」(40代/会社員/三重県)
・「現時点で既に医療崩壊しているし、医療従事者の疲労とストレスが半端なく、医療従事者にこれ以上負担を掛けられない」(50代/会社員/岡山県)

■開催して欲しい理由
・「ウイルスの蔓延は防ぎたいが、選手たちの今までの頑張りをなしにはして欲しくない」(20代/会社員/千葉県)
・「選手のことを思うと開催した方が良いと思うが、感染拡大が怖いため無観客での開催を希望します」(30代/自営業・自由業/神奈川県)
・「このようなご時世だからこそしっかり対策をして世界的な影響のある感動的なオリンピックを開催してほしいと思うから」(40代/会社員/愛知県)
・「世界でいろいろなスポーツが開催されているのに、コロナ対策をして開催するオリンピックで感染爆発するようなことが起きるとは思えないから開催すべきだと思う」(60代/自営業・自由業/栃木県)

などの回答が寄せられました。

オリンピックのために頑張ってきた選手のためにオリンピックを開催して欲しいといった声がある一方で、医療崩壊や感染拡大による人的被害といった問題もあり、危険をさらすべきできではないといった声も挙がりました。

今回の東京オリンピックや次回のパリオリンピックでは新競技が追加されるなど、オリンピックにも変化が起きていますが、今後のオリンピックで追加を期待する新競技についてはどのように考えているのでしょう。

■今後のオリンピックに追加を期待する新競技とその理由
・「ソフトテニス(軟式テニス)。硬式テニスと共に開催する事で硬式と軟式との違いを理解させる事で世界中の人達に硬式と軟式の違う楽しさを実感してもらえそうなため」(20代/公務員/神奈川県)
・「競技チアリーディング。老若男女問わず競技人口があり、エンタメ性もあるから」(30代/自営業・自由業/長野県)
・「eスポーツ。新しい形のスポーツではないかと思う」(40代/会社員/新潟県)
・「ボウリングなど老若男女が参加出来る競技」(60代/会社員/佐賀県)

日本を発祥とするソフトテニスの普及や老若男女問わずに参加できる新競技の追加を期待する声が多数挙がりました。
オリンピックの競技については、競技人口の増加や人気に伴って決まっています。
近年では、若者の関心を引くために若者人気が高く、注目されるスポーツを採用することもあるようです。

【調査3:年代別|新しいオリンピック様式を生み出すためのアイデア】
ここまでの調査で、感染症拡大時のオリンピックのあり方や新競技について意見が明らかになりましたが、このような変化について皆さんはどのようにお考えなのでしょう。
【図5】
[画像5: https://prtimes.jp/i/34834/57/resize/d34834-57-490046-4.png ]


そこで、「オリンピックは伝統を守りつつ、進化をしていくべきだと思いますか?」と質問したところ、各年代に差はあるものの7割以上の方が『はい(20代84.3%、30代77.3%、40代72.6%、50代73.0%、60代71.5%)』と回答しました。

20代で『はい』と回答した方は、8割以上と最も多く、オリンピックは変化していくべきと考えていることが伺えます。

IOCや開催国側は若者の関心を高めるために、新競技を取り入れるなどしています。
20代の多くが「進化していくべき」と考えていることから、上手く反映されていることがわかりました。

では、そのように思う理由についても詳しく伺ってみました。

■伝統を守りつつ、進化していくべきだと思う理由
・「時代交錯したものより、常に今の価値観に合わせた大会の方が、より発展していくと思うから」(20代/会社員/北海道)
・「世の中は変わるし、新しいものを取り入れていかないものに文化もないと思うから」(30代/会社員/新潟県)
・「世界でたくさんの競技が一同に会して行われる大会は他にないから。時代により競技人口の変化もあるので進化はしていいと思う」(40代/会社員/三重県)

■伝統を守りつつ、進化するべきではないと思う理由
・「昔からの競技で競っていけばいいと思う。新競技とかで全く分からない競技されてもつまらないから」(30代/会社員/兵庫県)
・「商業化されすぎて純粋に参加できないから」(50代/パート・アルバイト/北海道)
・「各スポーツでは世界大会があるのでそちらで十分だと思う。また、開催国の費用負担が大きいから」(60代/会社員/千葉県)

伝統を守りつつ、進化していくべきと回答した方では、時代の流れや、その時の環境に柔軟に対応すべきと考えている方が多数いるようです。
一方で、進化すべきではないと回答した方の中には、今回のコロナ禍でのオリンピック開催によって、オリンピックが商業化しているといった厳しい意見もありました。

最後に、ニューノーマルに合わせた新しいオリンピック様式を模索するために、どのような対策ができるか伺ってみました。

■新しいオリンピック様式のためのアイデア
・「バーチャル技術を活用したネット空間での競技」(20代/会社員/宮城県)
・「臨機応変な対応。4年に一度という枠にこだわらなくても良いと思う」(30代/自営業・自由業/長野県)
・「地区予選の充実。決勝戦だけを“オリンピック大会”として開催する」(50代/会社員/神奈川県)
・「一都市開催では負担が大きすぎるから、競技ごとに数か国で開催して欲しい」(60代/自営業・自由業/栃木県)
などの回答が寄せられました。

新型コロナウイルスの流行によってテレワークやオンライン通信ツールの利用が以前よりも浸透しつつあります。
時代の流れと共にIT技術が発達している今、オリンピックもオンライン化できないかといった意見も上がっているようです。

【総括】
今回の調査で、東京オリンピックや今後のオリンピックの在り方といった様々な意見が明らかになりました。
年代別で差はあるものの、東京オリンピックの開催によって変異ウイルスのまん延を危惧する方が多数いるようです。
また、各地で医療崩壊が起きつつある今、オリンピックの開催によって加速すべきではないといった声も上がっている一方で、開催されれば、『経済成長の促進』に繋がるといった声もあり、コロナ禍で落ち込んでしまった経済を回復できるのではないかという期待の声もありました。

今後求められる新しいオリンピック様式については、開催するのであれば、オンラインや世界各地に開催国を分けて実施した方が良い、といった意見が寄せられました。

未だ先が見えないコロナ禍で、オリンピックを存続させるためには新しいオリンピック様式を取り入れていく必要があるのかもしれません。

ゼネラルリサーチでは、今後も引き続き調査を継続してまいります。
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■調査概要:「新しいオリンピック様式」に関する意識調査
■調査期間:2021年5月21日(金)~2021年5月24日(月)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:1,023人(20代204人、30代207人、40代208人、50代204人、60代200人)
■調査対象:全国の20代~60代男女
■調査主体:ゼネラルリサーチ
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●記事等でのご利用にあたって
本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「ゼネラルリサーチ」である旨の記載
・該当する記事(https://general-research.co.jp/report35/

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・国内最大規模のモニター数:1,538万人以上
・5000種類以上の属性データでセグメント設定可能
・調査形式8種類×5種類のカスタマイズ機能
↳調査目的に対して、最適な調査形式・機能をご提案いたします。

●その他関連情報
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・ゼネラルリサーチ公式アカウント:Twitter(https://twitter.com/_GRinfo)「@_GRinfo」

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