院内映像ライブ配信ソリューション「Join LiveView」を提供開始
PR TIMES / 2022年5月18日 15時45分
~セキュアな環境下の多系統映像ライブ配信で遠隔手術立ち合いや医療教育をサポート~
株式会社アルム(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:坂野哲平、以下 アルム)は、院内映像ライブ配信ソリューション「Join LiveView」の提供を開始したことをお知らせします。
医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を通じて遠隔にいる医師が院内の映像をリアルタイムに確認し、遠隔手術立ち合いや病棟における緊急対応等に有用であるほか、医療教育にもご利用になれます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/44577/57/resize/d44577-57-4a50805524135369c331-0.png ]
医師の手技を向上させるためには、教科書的な知識だけでなく、現場における経験の蓄積が不可欠です。例えば、若手の外科医は、執刀する指導医の手元や血管造影装置を細かく観察し、自らが執刀する手術において指導医からの指導を受け、確かな手技を獲得しながら成長していきます。しかしながら、新型コロナウイルスや医師の働き方改革の影響により、若手の医師に十分な臨床研修の機会を提供できる場が少なくなってきました。
そこでアルムは、国内400施設以上で利用実績のある医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」の環境を活用した映像配信環境を整備できる「Join LiveView」を開発し、コロナ禍の臨床研修や医師の働き方改革に寄与するソリューションを提供します。
■「Join LiveView」について
Join LiveViewは、手術室に常設したカメラやアンギオモニターなどから多系統の映像を取得し、手術中の映像等をライブ配信するソリューションです。また、病棟のスタッフステーションにある生体情報モニターから単系統の映像を取得し配信することも可能です。いずれも、医療機器プログラムとして認証されているJoinを通すことで、高度なセキュリティ環境下で患者のプライバシーに配慮した映像を配信することが可能となります。配信された高品質で遅延の少ない映像はWebブラウザやアプリで視聴可能であるため、PC、タブレット、スマートフォンなど、様々な端末でご利用いただけます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/44577/57/resize/d44577-57-e6c6f06001ba3a6ae859-1.jpg ]
また、手術室からの多系統映像配信では、複数の映像を同時に配信できるため、視聴医は手術の状況に応じて見たい映像を選ぶことができます。視聴時は、Joinのグループ通話機能を使って執刀医−視聴医間で音声コミュニケーションをとりながら、注目したい映像を拡大することや、映像上に線画を描いて示すこともでき、音声では十分に伝わらない情報も的確に示すことができます。
■「Join LiveView」の活用例
[オンライン研修]
研修に参加する医師が手術室に立ち入ることなく、研修を実施することができます。通常の手術を行う執刀医に加えて指導医が同席し、指導医が研修参加者に対して解説します。これにより、技術革新の早い医療機器においても、全国の医師が移動の負担なく最新の技術を学ぶことができ、自院だけでなく他院で実施される臨床研修にも遠隔から参加することができます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/44577/57/resize/d44577-57-713cc4fad567c9f2eef4-2.png ]
[遠隔指導]
指導医が遠隔から若手の執刀医をサポートすることができます。指導医は手術室に同席して指導する必要がなく、外出先や自宅からもサポートできるため業務負担が大幅に軽減され、若手の執刀医は指導医のサポートがあることで、安心して手術に臨むことができます。また、医療機器メーカーは新製品導入時のプロクタリングにもご利用になれます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/44577/57/resize/d44577-57-3604273667aedcff4b45-3.png ]
[病棟処置サポート]
集中治療室で患者が急変した際に、現場にいない医師が現場の医師の処置をサポートすることができます。また、スタッフステーションにある既存のカメラやモニターシステムの映像を配信し、医師が院外にいても院内の様子を確認することができ遠隔医療に対するソリューションとして活用することも可能です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/44577/57/resize/d44577-57-66af63af58ee6b5e1749-4.png ]
サービス提供開始時点では、病院のシステム(手術室のアンギオモニターなど)とケーブルで接続する必要がありますが、常設不要・システムとの接続不要で簡易的に配信できるシステムを2022年内に提供できるように開発中です。これにより、導入のコストを大幅に抑えることができ、必要なタイミングでオンデマンドにご利用いただけるようになります。
院内の医師を対象としたオンラインコミュニケーションシステムの構築をはじめとして、院外の医師も対象としたオンライン研修、麻酔モニター等の手術室音声の同時配信、不定期で実施される医療機器メーカー主催のリモートプロクタリングなど、幅広い用途に展開する予定です。
▼「Join LiveView」紹介ページ
https://www.allm.net/join-liveview/
■Joinについて
株式会社アルムが開発・提供する、医療関係者が高セキュリティ環境下でコミュニケーションをとることができるアプリです。標準搭載されたDICOMビューワーで医用画像を閲覧、チャットに共有することで、夜間休日などに院外にいる医師へのコンサルテーションツールとしての活用や、救急患者の転院時の病院間連携・情報共有などに利用されています。日本ではじめて保険収載されたプログラム医療機器です。日本、米国(FDA)、欧州(CE)、ブラジル、サウジアラビアの医療機器認証を取得しています(販売名:汎用画像診断装置用プログラム Join)。
https://www.allm.net/join/
■会社概要
株式会社アルムは、「すべての医療を支える会社(All Medical)」として、「Shaping Healthcare」をコーポレートメッセージに掲げ、ICTの力で医療の格差・ミスマッチをなくし、全ての人に公平な医療福祉を実現します。また、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を始めとした医療ICT事業では、グローバル展開に積極的に取り組み、日本発の医療ICT企業として累計30カ国へのソリューション提供を行っています。
○社名:株式会社アルム
○所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト16階
○代表:坂野 哲平
○設立:2001年4月18日
○資本金:1億円
○ホームページ:https://www.allm.net/
<本リリースに関するお問い合わせ先>
株式会社アルム 社長室
広報担当:工藤
Email:press@allm.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
手術室には産婦の絶叫が響き…麻酔が効かないままの「切腹カイザー」はなぜ繰り返されたのか
文春オンライン / 2024年9月19日 6時0分
-
医師不足を助ける新しい資格「医師助手」の期待度 アメリカで始まり、日本でも導入の議論が進む
東洋経済オンライン / 2024年9月14日 11時0分
-
大型連休控え医療混乱ピークの韓国 病院・研修医・患者が苦境のなか、漁夫の利を得たのは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月12日 12時30分
-
登山・ボクシングと「3足のわらじ」履く医師の矜持 中東やアフリカの紛争地で外科医として活動
東洋経済オンライン / 2024年9月3日 16時0分
-
遠隔ICUの普及を目指してクロスシンクと資本及び業務提携を開始
PR TIMES / 2024年8月24日 17時40分
ランキング
-
1「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
2福井のブランド米「いちほまれ」の新米、昨年より価格6割高で店頭に…生産量は2000トン増の見通し
読売新聞 / 2024年9月22日 8時43分
-
3「チープカシオ」なぜ人気? 安価だけではない、若者に支持される理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 7時10分
-
4「タワマン節税」「空き家問題」2つの不動産相続ルール変更で何が変わる?マンションや古い物件の活用方法は?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 8時0分
-
5「無料のモノはもらわない」お金のマイルール 日々を健やかに過ごす「失敗を許容するお金」
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください