Z世代、教育システムの課題は「時代遅れのカリキュラム」-イプソス「教育モニター2024」調査レポート
PR TIMES / 2024年9月18日 16時45分
教育システムへの評価はZ世代が最も肯定的
世界最大規模の世論調査会社イプソス株式会社(日本オフィス所在地:東京都港区、代表取締役:内田俊一)は、日本を含む世界30カ国23,754人を対象に“教育”に関する意識調査を実施しました(イプソス「教育モニター2024」)。
調査の結果、日本では、教育システムの最大の課題を、Z世代は「時代遅れのカリキュラム」、その他の世代は「教員教育が不十分」と考えており、直近まで教育を受けていた世代とそれより上の世代での認識の違いが明らかになりました。また、Z世代はその他世代と比較して、現在の教育システムをポジティブに評価していることもわかりました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122181/57/122181-57-dfe9b6538f828014e79d7dc42c4569ea-3900x1815.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
グラフ1.
【調査結果】
■日本の教育システムにおける課題意識、Z世代は「時代遅れのカリキュラム」、その他世代は「教員教育が不十分」、特にベビーブーマー世代とZ世代の差が顕著に(グラフ1.)
現代の日本の教育システムの最大の課題を、Z世代は「時代遅れのカリキュラム」、その他世代は「教員教育が不十分」と考えていることがわかりました。特にベビーブーマー世代は「教員教育が不十分」45%に対し、Z世代の同回答は2位で27%と20ポイント近い差がつき、直近で教育を受けてきた世代との認識の差が明らかになりました。
■日本の教育システムを最も肯定的に評価しているのは、最近まで教育を受けていたZ世代(グラフ2.、3.、4.)
「あなたの国における教育システムの全体的な質をどう評価しますか?」という問いに対し、「良い」と回答した日本人は19%と、グローバル比較では30カ国中24位という結果でしたが、日本人だけの回答をみた場合、最も肯定的に評価している世代は、最近まで教育を受けていたZ世代であることがわかりました。将来のキャリアへの備え、社会的不平等の緩和への貢献などについて、最も評価していない年代と比較すると、いずれも10%前後の差がつく結果となりました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122181/57/122181-57-63f3c778f1b658eebe03ac7379f3a9cf-3900x3126.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
グラフ2.
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122181/57/122181-57-e5ca8ed0e1d84dead86c397be90ac298-3900x1985.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
グラフ3.
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122181/57/122181-57-fdd5e1d8ce23ad818fc5830f1bc9d750-3900x2924.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
グラフ4.
今回の調査結果について、イプソス株式会社代表取締役社長の内田俊一は以下のように述べています。
「今回の調査では、実際に最近まで教育を受けていた世代とその上の世代で、教育に関する問題意識が異なることがわかりました。ミレニアル世代より上の世代は、教員への不満を見せていますが、Z世代はそれよりもカリキュラムを時代に沿ったものに変えていってほしいと考えています。また、Z世代は、他の世代よりも、現代の教育システムに対して肯定的です。『教育』を取り巻く環境やその課題に関する報道に日々触れ、その内容からポジティブなイメージを持ちづらい状況があるのかもしれないですが、実際の教育現場は、政策や学校、教員の尽力により、世間一般が抱くイメージよりも、時代に合わせた適切な環境・対応が整備されているということではないでしょうか。本調査は今後も継続的に実施していきます。どのような変化が見られるのかはまたお知らせしていきます」
調査レポート詳細はこちらからご覧ください。
【イプソス「教育モニター2024」調査レポート(日本語)】
https://www.ipsos.com/sites/default/files/ct/news/documents/2024-09/Ipsos-Education-Monitor-2024-ja.pdf
【グローバルサイト(英語)】
https://www.ipsos.com/en/ipsos-education-monitor-2024-widespread-support-banning-social-media-under-14s-and-acceptance-kids
【プレスルーム】
https://www.ipsos.com/ja-jp/pressroom
【調査背景】
イプソスでは世界の人々の「教育」に関する意識や行動、またその変化の動向を観測し、理解するための調査を継続的に行っています。
【 調査概要 】
調査方法:イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム 、IndiaBus プラットフォームを使用したオンライン調査
調査対象: 世界30カ国23,754人(日本人2,000人)
インドの18歳以上、カナダ、アイルランド共和国、マレーシア、南アフリカ、トルコ、米国の18~74歳、タイの20~74歳、インドネシアとシンガポールの21~74 歳、その他の国の16~74歳
実施日: 2024年6月21日(金)~7月5日(金)
調査機関:イプソス
【イプソスについて】
イプソスは、世界最大規模の世論調査会社であり、90の市場で事業を展開し、18,000人以上の従業員を擁しています。1975年にフランスで設立されたイプソスは、1999年7月1日からユーロネクスト・パリに上場しています。同社はSBF120およびMid-60指数の一部であり、繰延決済サービス(SRD)の対象となっています。
ISINコード FR0000073298, Reuters ISOS.PA, Bloomberg IPS:FP www.ipsos.com
【会社概要】
会社名:イプソス株式会社
所在地:東京オフィス 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル
代表者:代表取締役 内田 俊一
事業内容:世論調査並びに各種市場調査の調査企画立案、実査、集計、分析、レポーティングに関する全てのサービス
HP:https://www.ipsos.com/ja-jp
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