大阪ガス、阪神甲子園球場、阪神タイガースは主催試合から排出されるCO2をカーボンオフセットにより実質ゼロにします。
PR TIMES / 2013年7月2日 15時18分
大阪ガス株式会社(代表取締役社長:尾崎 裕 以下、「大阪ガス」)、阪神電気鉄道株式会社(代表取締役社長:藤原崇起)、株式会社阪神タイガース(代表取締役社長:南 信男 以下、「阪神タイガース」)は、国内クレジット制度(注)を活用して、『ウル虎の夏』※1期間における阪神甲子園球場での阪神タイガース主催試合で排出される全てのCO2※2(900t~1,000t-CO2)を、オフセット(相殺)します。
(注)「国内クレジット制度」は、中小企業などが高効率機器などの設備を導入することによって達成されるCO2削減量を、「国内クレジット」として大企業などが買い取ることで、日本国内のCO2削減を促進する仕組みとして2013年3月末まで運用されており、2013年度からは「J-クレジット制度」として運用されています※3。
阪神甲子園球場と阪神タイガースは、これまで公共交通機関による来場の推奨、球場内で販売する飲料カップのリサイクル推進等により、地球環境問題に取り組んでまいりました。今回はこれらの取組みを更に発展させ、大阪ガスによる賛同・支援の下、夏期に開催される試合におけるCO2排出量をカーボンオフセット※4することで、さらなる地域への貢献を目指します。
また、2013年7月31日(水)に行われる阪神対中日戦において、ミズノスクエア特設ブースにてトラッキーや大阪ガスのマスコットキャラクターによって、来場者にCO2削減への関心を高めていただくイベントを開催します。
大阪ガスは、高効率ガス冷暖房※5や天然ガスボイラー等の導入を推進することによって、企業がCO2を削減することを支援しています。今回は、これらの取組みの結果により得られたクレジットのうち、兵庫県内の企業から取得したものを用いて、期間中の阪神甲子園球場開催試合から排出されるCO2をオフセットします。
なお、地元企業から排出されるCO2を削減したことによる国内クレジットで、プロ野球の試合から排出されるCO2をオフセットする取組みは初めてとなります。
大阪ガス、阪神甲子園球場、阪神タイガースは、CO2削減をはじめとする環境負荷を低減する取組みを通じて、これからも社会に貢献してまいりたいと考えております。
※1 『ウル虎の夏』とは、平成25年7月26日から9月1日の夏休み期間、阪神タイガースが主催するキャンペーンです。
※2 阪神甲子園球場で開催される試合からは、照明・売店での調理・観客が自宅から球場までの移動に利用する交通手段などに、電気・ガスなどのエネルギーを消費します。期間中およそ900~1,000tのCO2が排出されると想定されており、これは直径50cmの桜の木約3,400本が1年に吸収するCO2量に相当します。
直径50cmのオオシマザクラが1年に吸収するCO2量は81-kg-C(296-kg-CO2),150.6kl
[出所]一般財団法人環境情報センター「EICネット」より
http://www.eic.or.jp/library/ecokids/road/ki/happa.html
※3 「J-クレジット制度」とは、「国内クレジット制度」と「オフセット・クレジット制度(J-VER)」が発展的に統合された制度で、2013年4月1日から2021年3月31日までをクレジット認証対象期間としています。大阪ガスは、国内クレジット制度と同様にJ-クレジット制度を活用し、企業のCO2削減を支援します。
※4 市民・企業等が排出する温室効果ガスのうち、どうしても削減できない量の全部又は一部を他の場所での排出削減・吸収量でオフセット(相殺)することをいいます。
※5 ガス冷暖房には、ガスエンジンヒートポンプ(GHP)、ガス吸収式冷温水器(ナチュラルチラー)の2種類があります。
GHPは、ガス式のヒートポンプエアコンで、ガスエンジンを駆動源としてコンプレッサーを動かし、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行うシステムです。ナチュラルチラーは、水が蒸発する時にまわりの熱を奪う原理を利用して冷房を行うシステムです。阪神甲子園球場では一部の施設でガス冷暖房を採用しています。
添付資料【別紙】
1.国内クレジット制度について
2.阪神タイガース試合のカーボンオフセットについて
阪神電気鉄道→ http://www.hanshin.co.jp/
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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