国際NGOプラン・インターナショナルが 若者へ途上国支援に関する意識調査を実施 国際青少年デーに向けて結果を発表
PR TIMES / 2017年8月9日 18時19分
「寄付は信頼できる団体へ、人知れず行いたい」
国際NGOプラン・インターナショナルは8月12日の国際青少年デーに際し、若者たちの国際協力に関する意識調査の結果を発表しました。この調査は、プランで活動するユース・アドバイザリー・パネル(YAP)が、「世界の貧困や人権の問題のために、どうしたら寄付を集められるだろうか」という疑問から実施した調査で、15歳から24歳までの男女231名を対象に行いました。
■主なポイント
【1】 70%が寄付することに好感を持っているものの、人に知られたくない思いが強い
回答した若者たちのうち、70%が寄付を「良いことだ」と思っている一方で、20%近くは「偽善的」と考えたり、49%が寄付したことをSNSに上げることに抵抗があるなど、人に知られることについてはネガティブなイメージが見られます。
⇒■調査結果 Q1、Q2参照
【2】 寄付先を選ぶポイントは「共感」と「透明性」
寄付先を選ぶ際に重要視する点として、70%が「活動内容への共感」、65%が「お金の使い道の透明性」を挙げています。
⇒■調査結果 Q3参照
【3】 途上国の子どもたちへの意識は高い一方で、日本国内の子どもたちの問題への意識もある
途上国と日本の子どもたちのどちらを支援したいかに対して、40%が「途上国の子どもたち」を選択した一方で、「日本の子どもたち」を選択したのは23%に上りました。
⇒■調査結果 Q4参照
【4】 求めるのは、寄付への対価よりも、「ウェブ上での成果報告」
寄付をした際の対価について、27%が「寄付への対価は必要ないと思う」と回答している一方、34%が「ウェブ上での成果報告」、27%が「届いたことの確認」が見られるなら寄付すると回答しているように、アカウンタビリティや透明性という意味での「信頼度」を求める傾向があります。
⇒■調査結果 Q5参照
■調査概要
調査タイトル: Youth Advisory Survey
調査方法: インターネット回答
調査時期: 2016年12月2日~2017年1月27日
調査対象: 15歳~24歳の男女 231名
実施機関: 公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン ユース・アドバイザリー・パネル(YAP)
■調査結果
Q1. 「寄付」という言葉を聞いて思い浮かべるイメージは何ですか。(複数回答)n=231
[画像1: https://prtimes.jp/i/12939/58/resize/d12939-58-561607-1.jpg ]
Q2. 自分が寄付をしたとしたら、そのことをSNSに投稿することに抵抗はありますか。(単数回答)n=231
[画像2: https://prtimes.jp/i/12939/58/resize/d12939-58-387668-2.jpg ]
Q3. あなたが何かに寄付するとしたら、寄付先を選ぶ時に何を最も重視しますか。(複数回答)n=231
[画像3: https://prtimes.jp/i/12939/58/resize/d12939-58-842900-4.jpg ]
Q4. 子どもの貧困に着目して支援をするとしたら、あなたは「途上国」と「日本」のどちらの支援により寄付をしたいですか。(単数回答)n=231
[画像4: https://prtimes.jp/i/12939/58/resize/d12939-58-800141-5.jpg ]
Q5. 寄付には対価が必要だと思いますか。(単数回答)n=231
[画像5: https://prtimes.jp/i/12939/58/resize/d12939-58-338052-6.jpg ]
■ 調査を実施した若者の声
「今回のアンケート調査では、多くの若者が寄付をする際に「お金の使い道の透明性」や「ウェブ上での成果報告」を求めていることが分かりました。寄付成果の可視化など、若者の視点に立って寄付の形を柔軟に変えていくことが必要だと考えました。ユースと一緒に活動するプランにとって、次世代の寄付者である若者を取り込むことは大きな意味を持つと思います。私たちユース・アドバイザ リー・パネルはこれらの調査結果をふまえ、これからも魅力的な寄付のあり方を考えていきます」
田園調布雙葉高等学校 3年生 戸川 馨さん
※プラン・アドバイザリー・パネル(YAP)とは
YAPは、若者たちの意見や関心をプランの方針や事業計画に反映させるために、プランが活動している各国で設けられている機関で、日本では2014年から活動を開始しました。
「世界中の子どもたちのために、同世代の人々とともに、プラン・インターナショナルを世界でいちばん子どもに近いNGOへ」を目標に、現在は高校生2名、大学生8名の計10名が活動しています。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/12939/table/58_1.jpg ]
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