Acompany、秘密計算「TEE」機能発表と、記念してインテルと共同イベントを開催
PR TIMES / 2023年9月21日 14時45分
『AutoPrivacy』でTEEを用いて簡単に安全なデータクリーンルーム構築可能に!生データ同様、24秒で1000万件のデータ連携を実現できます!
データクリーンルームを提供する株式会社Acompany(アカンパニー、愛知県名古屋市西区、代表取締役CEO 高橋亮祐、以下Acompany)は、すべてのデータを安全に使うデータクリーンルーム『AutoPrivacy』に、秘密計算「TEE(Trusted Execution Environment;信頼可能な実行環境)」を追加しました。これを記念し、インテル株式会社と共同で、TEEをテーマに、10月4日(水)オンラインイベントを開催します。
TEEとは、パーソナルデータ処理をハードウェア上のトラスト(信頼)領域内で完結できる秘密計算の一種です。
同イベントでは、TEEを実装するために必要なハードウェア『インテル(R) SGX』を展開するインテル株式会社の小佐原大輔氏をお招きし、TEEの実例や、データクリーンルームの構築におけるTEEの有用性についてお話しいただきます。
今後もTEE機能に引き続き、データクリーンルーム構築で欠かせない技術を追加してまいります。
イベントエントリーページ:https://forms.gle/LwqKqnPdShW2U8B17
[画像1: https://prtimes.jp/i/46917/58/resize/d46917-58-287654e919f4644c0673-3.jpg ]
■「【次世代の安全データ活用】 インテル(R) SGXを用いたデータクリーンルームとビジネス応用」を10月4日開催
Acompanyはインテルと共同で、「【次世代の安全データ活用】 インテル(R) SGXを用いたデータクリーンルームとビジネス応用」を10月4日(木)13:00-14:00オンラインにて開催します。
https://forms.gle/LwqKqnPdShW2U8B17
[画像2: https://prtimes.jp/i/46917/58/resize/d46917-58-469c29e6230f3583ae25-1.png ]
インテルの小佐原大輔氏をお招きし、データクリーンルーム構築におけるTEEの有用性について、インテル(R) SGXの事例について語っていただきます。またTEEの現在地について、Acompany R&D所属の櫻井碧が解説します。
登壇者紹介
小佐原大輔(インテル株式会社)
インテル株式会社に新卒入社後、国内サーバーメーカー向けの技術営業に従事した後、現職であるデータセンター領域のスペシャリストに。国内のエンドユーザ企業に対して最新の技術トレンドの紹介や、技術コンサルテーション、インテルの最新のデータセンター技術の導入支援に従事。最近では特にコンフィデンシャル・コンピューティングの普及にも大きな力を注いでいる。
櫻井碧(株式会社Acompany)
Acompany研究開発(R&D)チーム所属。大学院における研究及び2019年度IPA未踏事業において、TEEの一つであるインテル(R) SGXを取り扱った研究に着手。2023年8月には『セキュリティ・キャンプ全国大会2023』の講師として、『TEEの活用と攻撃実践ゼミ』を実施。
■TEEとは「パーソナルデータ処理をハードウェア上のトラスト領域内で完結できる秘密計算技術」
TEE(Trusted Execution Environment;信頼可能な実行環境)とは、パーソナルデータ処理をハードウェア上のトラスト領域内で完結できる秘密の一種です。TEEは、「計算速度が速い」「トラスト領域以外信頼しない高い安全性」の2つの特徴を持っています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/46917/58/resize/d46917-58-3e6baf468dc9919f30f7-2.jpg ]
(1) 計算速度が速い
TEEは暗号化したまま計算する手法ではなく、トラスト領域内で暗号を解き、生データのまま計算することができます。そのため、パーソナルデータをセキュアな環境下でありながら、通常の計算処理と同速度で計算が可能です。Acompanyの場合、社内検証を行った結果、1000万件のデータ連携を24秒で完了させました。
(2)トラスト領域以外信頼しない高い安全性
TEEは、CPU内でトラスト領域と、それ以外の領域に分けて計算処理を行います。TEEは特定のトラスト領域以外は「信頼しない」ため、安全なプライバシー保護環境を実現できます。
■AutoPrivacyはプライバシーテックを用いたデータクリーンルームを構築可能
データクリーンルームとは、個人のプライバシーを保護しつつ、複数事業者間のデータを掛け合わせて活用する環境です。Cookieに代わるパーソナライズ技術として、昨今ではデジタルマーケティングやヘルスケア領域でのユースケースが増加しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/46917/58/resize/d46917-58-a22b9c52dbd277d2bc2d-3.png ]
しかしデータクリーンルームは、複数のパーソナルデータが集積する環境でもあるため、技術を用いて個人に対し最大限の配慮をする必要があります。Acompanyのデータクリーンルームは、プライバシー保護の観点で秘密計算(MPC、TEE)やk-匿名化などのプライバシーテックと掛け合わせて構築しています。
今回新たにAcompanyは、TEEを追加しました。これにより、データクリーンルームで高速に、かつ安全にデータを処理することが可能となりました。社内実証レベルでは、1000万件のデータを24秒で処理することを確認。ここから将来的には、データ活用において必要な機械学習など複雑な計算への対応も期待でき、データクリーンルームの活用幅を広げることに貢献します。
今後Acompanyは、AutoPrivacyのプライバシーテック機能であるMPCとTEEの双方を、顧客のデータクリーンルーム構築のユースケースにあわせて提供・提案していきます。
■すべてのデータを安全に使うデータクリーンルーム『AutoPrivacy』とは
AutoPrivacyはプライバシー保護とデータ連携を実現できるデータクリーンルームが構築できるサービスです。Acompanyの保有するMPCやTEEなどのプライバシーテックを用い、日本のプライバシー規制を遵守しつつ、データ活用のビジネスインパクト最大化を支援します。
AutoPrivacyプロダクトページ:https://acompany.tech/service/autoprivacy/
■プライバシーテックとは
プライバシーテックとは、個人のプライバシーを保護するための技術です。現代において、個人データが企業などにより大量に保有されている中、個人に対して安全なデータの保全や利活用が必要となってきています。このような課題を解決するため、プライバシーテックが開発されました。例えば、データを暗号化したまま高度な分析が可能な「秘密計算」や、元のデータから類似データを生成する「合成データ」、また個人の特定を困難にする「k-匿名化」といった技術があります。
プライバシーテック研究所:https://acompany.tech/privacytechlab/
■会社概要
社名 :株式会社Acompany
代表者 :代表取締役CEO 高橋亮祐
所在地 :愛知県名古屋市西区那古野2丁目14番1号なごのキャンパス2-13
設立 :2018年6月
URL:https://acompany.tech/
事業内容:すべてのデータを安全に使うDCR「AutoPrivacy」の開発・提供、コンサルティング
■本件に対するお問い合わせ
お問い合わせフォーム、もしくは下記メールアドレスからお問い合わせください。
お問い合わせフォーム:https://acompany.tech/contact/
連絡先:pr@acompany-ac.com
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