群馬高専学生が季節風利用の高効率風力発電プランを提案!
PR TIMES / 2021年9月21日 19時15分
~ ビジネスコンテスト「第1回ぐんまテックプラングランプリ」のライトニングトークでプレゼンを行いました。~
独立行政法人国立高等専門学校機構 群馬工業高等専門学校(略称:群馬高専、群馬県前橋市、校長:山崎誠)の専攻科生が、2021年7月10日(土)に開催された「第1回ぐんまテックプラングランプリ」において、エントリーのあった24チームの中から選抜され、群馬特有の季節風に対応できる高効率の風力発電を手軽に導入する事業について提案を行いました。
【URL】https://ld.lne.st/2021/07/12/gtp2021_report/
[画像1: https://prtimes.jp/i/75419/58/resize/d75419-58-e4e8aa2304e07f83abb5-0.jpg ]
発表概要
イベント名:第1回ぐんまテックプラングランプリ
開催日:2021年7月10日(土)
会場名:群馬会館(群馬県前橋市大手町2丁目1-1)
登壇者:群馬高専生産システム工学専攻1年 清水敬太
発表テーマ:小型垂直軸風車のためのスクエア型ツバ付きディフューザの研究開発
プログラム
[画像2: https://prtimes.jp/i/75419/58/resize/d75419-58-c244a99d12c61d85dee5-1.jpg ]
13:00~ 開会式
13:25~ 基調講演
13:45~ プレゼンテーション
16:20~ ライトニングトーク、ポスターセッション
17:20~ 審査結果の発表および表彰式
18:20~ 閉会式
ポスターセッションの様子
研究と提案の内容
「流体研究室」(指導教員:矢口久雄)に所属する清水敬太は、発電効率の低さが課題となっている垂直軸風車の改善を目的として「風レンズ(ツバ付きディフューザ)」と呼ばれる集風装置の研究開発に取り組んでいます。
いわゆる「からっ風」で有名な群馬県ですが、風力発電を導入している都道府県の中での導入件数は全国ワースト1・2位に甘んじている状況です。このような状況を打破すべく、清水を中心としたチーム「あつまれ! グンマの風」では群馬特有の季節風に対応できる高効率の風力発電を手軽に導入する事業について提案を行いました。ファイナリストには選ばれませんでしたが、次のファイナリストになりうる有望な提案として評価され、今回のライトニングトークに選出されました。また、ポスターセッションにも参加し、企業の方に説明を行いました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/75419/58/resize/d75419-58-2bd94cd42b1233735099-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/75419/58/resize/d75419-58-47d84cf47e9e9a4f9d88-3.jpg ]
風レンズ(ツバ付きディフューザ)の概要
風レンズは拡大管(ディフューザ)と出口のツバからなる集風装置で、風レンズ後方に発生した渦によって圧力を低下させて拡大管前方から流れを引き込むことで風車にあたる風の速さを増幅させることができます。発電量は風速の3乗に比例するため、わずかな風速の増加でも大きな効果が見込まれます。一般的なプロペラ型の水平軸風車に取り付けるラウンド型の風レンズはすでに実用化されていますが、本研究では低コストで導入可能な小型の垂直軸風車に適したスクエア型の風レンズの開発に取り組んでいます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/75419/58/resize/d75419-58-a00fefa97a4d820b264e-4.jpg ]
ぐんまテックグランプリについて
「ぐんまテックグランプリ」は大学や企業等で生まれた科学技術の社会実装を促す「テックプランター」の一環として、群馬県でスタートしました。10年先を見据えた長期的な起業家支援を目的として、研究・技術の「種」を事業に結び付けるプログラム「ぐんまテックプランター」を開始し、それらの中から次世代技術と情熱をもって群馬から世界を変えようとするチームを選出し、今回の「ぐんまテックプラングランプリ」が開催されました。
群馬県で開催するにあたって、群馬県、群馬工業高等専門学校、群馬大学、前橋工科大学および群馬銀行、しののめ信用金庫、株式会社リバネスの産官学金が2021年3月12日(金)に「ぐんま次世代産業創出・育成コンソーシアム(共同事業体)」を設立しました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/75419/58/resize/d75419-58-84807fef2ee57afeec08-5.jpg ]
群馬工業高等専門学校について
群馬工業高等専門学校は、高等専門学校制度ができた1962年度(昭和37年度)にいわゆる国立高専1期校12校のうちの一つとして設立されました。
本校には、本科として、機械工学科、電子メディア工学科、電子情報工学科、物質工学科、及び環境都市工学科の5つの学科があります。1995年度(平成7年度)には専攻科(生産システム工学専攻及び環境工学専攻)を設置しました。
本科においては、理論とともに、実験、実習、設計製図などの実技を重視し、人間形成という観点から一般科目にも力を入れ、生活面でも自由な雰囲気の中にも自律を重視した指導を行っています。さらに、専攻科は、高等専門学校における教育の基礎の上に、より深く高度な工学に関する学術を教授研究しています。
[画像7: https://prtimes.jp/i/75419/58/resize/d75419-58-21388c81dc9e167b57d2-6.jpg ]
【学校概要】
会社名:独立行政法人国立高等専門学校機構 群馬工業高等専門学校
所在地:群馬県前橋市鳥羽町580
代表者:山崎 誠
設立:1962年(昭和37年)
URL:http://www.gunma-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
【本リリースに関するお問い合わせ先】
群馬工業高等専門学校 総務課
TEL:027-254-9009(平日8時30分から17時)
e-mail:kenkyu@gunma-ct.ac.jp
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