TBMとフォーステック、サーキュラー・エコノミーの実現に向けた戦略的業務提携を開始
PR TIMES / 2025年1月16日 11時15分
~IoTスマートゴミ箱「SmaGO」に環境配慮型素材LIMEXを使用、相互送客による販売連携~
環境配慮型素材「LIMEX(ライメックス)」の開発や資源循環ビジネスを展開する株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山崎敦義、以下TBM)と、IoTスマートゴミ箱「SmaGO(スマゴ)」の設置に取り組む株式会社フォーステック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:竹村陽平、以下フォーステック)は、サーキュラー・エコノミー(循環経済)の実現に向けた戦略的業務提携を開始したことをお知らせします。
本業務提携に伴い、「SmaGO」のラッピングシートやゴミ袋に環境配慮型素材LIMEXを使用する他、両社は強固なパートナーシップを築くことにより、相互送客や製品の代理販売などを通じて、営業効率を高めることで双方の事業スピードを加速させます。社会的課題になっている資源保全、廃棄物の資源循環を推進するとともに、事業や普及啓発を通じた社会的課題の解決への貢献、脱炭素社会の実現に向けて、具体的に取り組みます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80115/58/80115-58-96de5352067406c8c6715cbc291d6149-1800x940.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 背景
TBMは、鉱物由来やCO2由来の炭酸カルシウムを主原料とする環境配慮型素材「LIMEX」の国内外への普及、国内最大級のプラスチックのマテリアルリサイクル処理によるプラントの運営及び資源循環プラットフォームの構築・運用に取り組んでいます。また、自社製造拠点での再生可能エネルギーの電力の導入や、国際ESG情報開示プラットフォームである CDP の気候変動の質問票への自主回答、製品・サービスのライフサイクル全体またはその特定段階における環境負荷の理解・低減を目的としたライフサイクルアセスメント(LCA)の積極的な活用、グリーンファイナンスによる資金調達など、多様なアプローチで ESG への取組を推進しています。
フォーステックは、「循環する力を」を事業理念として掲げ、IoTスマートゴミ箱「SmaGO」の設置、普及を通じて、「誰もが心地よく過ごせる良好な都市環境の実現」「ゴミ回収の効率化(人材不足への対処、自治体などのコスト負担軽減)」「ゴミ回収車の運行頻度低減によるCO2削減効果」など、行政、企業、街の人々(生活者や観光客)が一体となって複層的な社会的インパクトを創出する取組を推進しています。海洋ゴミのおよそ8割は街から流れ着いたものと言われており、街ゴミを適切に管理することは、海洋汚染を食い止める一助にもなります。
- 戦略的業務提携の概要
本業務提携に伴い、TBMとフォーステックは下記の業務を具体的に取り組みます。
1.「SmaGO」に、LIMEXを使用したラッピングシートとゴミ袋を採用
従来品と比較して、プラスチック使用量・CO2排出量の削減とともに、コストも削減
「SmaGO」本体を広告メディアとして活用する際に利用されているラッピングシートに、「LIMEX製ラッピングシート」を使用します。従来のプラスチック製のラッピングシートと比較して、プラスチック使用量を約50%削減し、CO2などの温室効果ガスの排出量を約38%削減できる見込みです*1。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80115/58/80115-58-0a22807cdc5038a169753d821edcc22d-1800x940.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
また、「SmaGO」に利用されているゴミ袋に、大手飲食店や工場、大手ホテルチェーンなど、多様な業界で採用が進んでいる、LIMEXを使用した「LimeAir Bag(ライムエアバッグ)」*2を採用します。一般的な同サイズの石油由来プラスチック100%製のゴミ袋と比較して、プラスチック使用量を約20%削減し、CO2などの温室効果ガスの排出量を約21%削減できる見込みです*1。
なお、2024年12月より、東京・表参道沿いと大阪・道頓堀に設置されている「SmaGO」において、「LIMEX製ラッピングシート」と「LimeAir Bag」の試験導入を開始しました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80115/58/80115-58-e1277f73b8bee5ab3dda471961689d35-1800x940.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今後は、本製品を全国の「SmaGO」に採用を拡大し、さらなる環境負荷の低減を目指します。
*1 TBMによる概算(原材料調達~焼却処分)。製品仕様や製造条件等によって変動の可能性あり。参考値であり保証値ではありません。
*2 LimeAir Bagは、プラスチックが主たる原料で、一部に炭酸カルシウムを使用しているため、商品を入れる「容器」や商品を包む「包装」として使用する場合は、容器包装リサイクル法における「プラスチック製容器包装」に該当します。
2.相互送客や製品の代理販売を通じた相互の販売提携
現在、「LIMEX」を使用した製品は、ラベルやステッカー、ラミネート加工が不要になる印刷物や袋、店頭商品、販促物など国内外で10,000以上の企業や自治体に採用されています。「SmaGO」はこれまで日本各地40拠点500台以上の設置を通して、行政、企業、人々が一体となったゴミの課題解決、スマートゴミ箱を起点とした継続的な環境活動を提案しています。両社の顧客基盤を活用して、相互送客や製品の代理販売を通じて、LIMEXや再生材を使用した環境配慮型製品の普及と「SmaGO」の設置拡大を同時に加速させます。
3.脱炭素・低環境負荷な地域循環モデルの創出
政府は、資源循環戦略の大きな方針のひとつとして「地域資源を活用した持続可能な地域づくりと、先進的なモデルケースの創出」を掲げています。既にフォーステックは、TBM が事務局を担っている一般社団法人資源循環推進協議会*に会員(来期から正会員に種別変更予定)として参画しており、今後、地域循環モデルの創出をテーマにしたワーキンググループで協働します。具体的には、社会実証・実装フィールドに指定されている横須賀・三浦半島エリアの近年のインバウンド需要の高まりを踏まえて、オーバーツーリズムの未然防止・抑制、ゴミの増加やポイ捨ての課題解決を図る他、分別率やマナーを向上させるための「スマートピクトグラム」の開発も含めた様々なアイデア、仕掛けを検討するなど、特に国内外の観光客を意識したゴミ問題課題解決に向けた取組を推進します。
*一般社団法人資源循環推進協議会(URL https://rrc.or.jp)
官公庁と連携し、業界・企業の枠を超えて国際競争力を有する資源循環市場の創造を目指した団体
■ 各社コメント
・山口 太一(株式会社TBM 常務執行役員CSO)
「この度は、サーキュラー・エコノミー分野のスタートアップで、日本の街の美化、リサイクルの推進、そして海洋ゴミの抑制を目指し事業を推進するフォーステック様との戦略的業務提携の機会を賜り、誠にありがとうございます。弊社はブランドスローガンに『人類課題解決素材』を掲げる『LIMEX』素材の新規用途の製品開発に努めています。また、自治体や企業から回収したプラスチックを再生する工場の運営や、付加価値の高い再生素材の開発に取り組んでいます。本業務提携を契機に、フォーステック社の製品の環境配慮の対応や営業連携を加速し、低炭素・循環型社会に貢献して参ります。」
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80115/58/80115-58-4cec2b6e67ffe17b021898d757d7d1a7-284x270.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
・竹村 陽平
(株式会社フォーステック 代表取締役)
「弊社は、昨今生じているオーバーツーリズムの対策も含め、全国各地で社会課題化しているゴミ問題に対応するソリューションを提供しております。今後は、リサイクル率や分別率の向上も含め、ゴミを『資源』と捉えて循環させ、サーキュラー・エコノミーの実現に向けた取組をさらに加速させていくべく、今回のTBM社との戦略的業務提携を通じ新たな価値創造に取り組んで参ります。」
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80115/58/80115-58-849136d8d5deeb6bcc860d803b082a3a-295x216.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEX は、炭酸カルシウムなどの無機物を 50%以上(重量比)含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。プラスチックや紙を製造する際に使用する石油、水、森林資源といった資源の保全に貢献することができます。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。すでに 10,000 以上(事業所数含む)の企業や自治体等にて採用されており、世界 50 カ 国以上で250件以上の特許を取得、COP や G20 などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工 業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行する JSA 規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義
■ SmaGO(スマゴ)とは
フォーステックが展開する、IoTスマートゴミ箱です。当ゴミ箱は、太陽光発電機・蓄電機能を備えており、溜まったゴミ箱のゴミを1/5に圧縮します。また、通信機能により設置場所周辺のゴミの集積状況を管理・分析できるため効率的なゴミの回収作業により施設や街の美化を実現しています。加えて各面約1平米の筐体面を活用し、分別の啓蒙や、SDGsスポンサードの情報発信を行っています。
■ 会社概要
株式会社TBM
代表者:山崎 敦義
所在地:東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立:2011年8月
資本金:1億円(資本準備金含み、120億3546万円 / 2023年12月時点)
事業内容:環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL:https://tb-m.com/
株式会社フォーステック
代表者:竹村 陽平
所在地:東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi Oneタワー6階
設立:2019年4月
資本金:1億円
事業内容:SmaGOの販売、設置に関するコンサルティング、広告販売・掲載等に係る一切の業務
URL:https://forcetec.jp/
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は当社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【ライブ配信セミナー】日本・欧州のプラスチック容器包装リサイクル 現状および最新動向 2月13日(木)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ
PR TIMES / 2025年1月17日 9時0分
-
TBM とフォーステック、サーキュラー・エコノミーの実現に向けた戦略的業務提携を開始
PR TIMES / 2025年1月16日 11時45分
-
生活者の環境意識は高いが 10代の過半数は“エコ疲れ”
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2025年1月4日 1時0分
-
TBM、カーボンリサイクル技術を用いた低炭素素材「CR LIMEX」の販売を開始
PR TIMES / 2024年12月27日 11時15分
-
ZACROS、水平リサイクルした業務用液体容器を製品化
PR TIMES / 2024年12月24日 11時15分
ランキング
-
1TikTok禁止法、米連邦最高裁が合憲と判断…言論の自由侵害の主張退ける
読売新聞 / 2025年1月18日 0時42分
-
2今年の世界経済成長率は3・3%予測…IMF、アメリカでインフレ再燃の可能性も指摘
読売新聞 / 2025年1月18日 0時0分
-
3明治「きのこの山」「たけのこの里」実質値上げへ…SNS嘆き「もう高級品」「中身スカスカだと寂しい」
iza(イザ!) / 2025年1月17日 16時53分
-
4TikTok禁止法、合憲と判断=トランプ氏、近く対応決断―米最高裁
時事通信 / 2025年1月18日 7時19分
-
5日本製鉄「USスチール買収成功」へのプランBとは トランプ次期政権ではむしろ可能性あり!?
東洋経済オンライン / 2025年1月18日 8時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください