中公新書『言語の本質』「アジア・ブックアワード2024」最優秀図書賞を受賞!
PR TIMES / 2024年10月30日 17時45分
今井 むつみ/秋田 喜美・著『言語の本質』がアジア・ブックアワード2024の「最優秀図書賞」(一般書部門)を受賞しました。
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中公新書『言語の本質』(今井むつみ/秋田喜美・著)
株式会社中央公論新社(本社・東京都千代田区、代表取締役社長・安部順一)が発行した中公新書『言語の本質』(今井むつみ/秋田喜美・著)は、アジア・ブックアワード2024の「最優秀図書賞」(一般書部門)を受賞しました。この賞は、韓国出版協会(KOPUS)が主催するもので、今年は、中国、香港、日本、韓国、台湾から10作品が推薦され、各国・地域の選考委員による討議を経て、選出されました。本書は現在、韓国語版と繁体字版(台湾)の翻訳が進んでいます。
【選考委員の言葉】
「魅力的な語り口により、言語の起源と進化を探索した知的あふれる内容」選考委員(韓国)
「人文科学のテーマを探求した点で高く評価されました」選考委員(中国)
「読者が潜在的に感じていた、言葉への知的好奇心を掘り起こし、大きな反響を呼んだ良書」選考委員(日本)
◇『言語の本質』について
2023年5月の発売時、水野太貴さん(@ゆる言語学ラジオ)のSNSでの推薦をきっかけに反響が広がり、千葉雅也さん(哲学者)、小川哲さん(作家)、高野秀行さん(ノンフィクション作家)、橋本愛さん(女優)など、多くの著名人に称賛の声をいただきました。翌年には「新書大賞2024」を受賞し、現在10刷。23万部を突破しました。
【作品の概要】なぜヒトだけが言語をもつのか?
なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは? ヒトとAIや動物の違いは? 言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えること。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力にあります。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫ります。
【書誌情報】
〇書名:『言語の本質』 〇著者:今井むつみ/秋田喜美 〇判型:新書判
〇発売日:2023年5月24日 〇定価:1,056円(960円+税) 〇ISBN:978-4-12-102756-6
【著者】
今井 むつみ(いまい・むつみ)
1989年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。94 年ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得。慶應義塾大学環境情報学部教授。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。著書『ことばと思考』(岩波新書)、『学びとは何か』(岩波新書)、『ことばの発達の謎を解く』(ちくまプリマー新書)、『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』(日経BP)、『学力喪失』(岩波新書)など。共著『言葉をおぼえるしくみ』(ちくま学芸文庫)、『算数文章題が解けない子どもたち』(岩波書店)など。
秋田 喜美(あきた・きみ)
2009年神戸大学大学院文化学研究科修了。博士(学術)取得。大阪大学大学院言語文化研究科講師を経て、名古屋大学大学院人文学研究科准教授。専門は認知・心理言語学。著書『オノマトペの認知科学』(新曜社)。共編著 Ideophones, Mimetics and Expressives(John Benjamins)、『言語類型論』(開拓社)など。
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