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認定NPO法人キッズドア 関西初の取組み 「大学受験格差」に立ち向かうキッズドア下村龍馬塾 垂水校

PR TIMES / 2024年10月30日 17時15分



 子どもの貧困問題に取り組んでいる認定NPO法人キッズドア(東京都中央区、理事長渡辺由美子、以下キッズドア)は、本年11月29日に 介護付有料老人ホーム「チャームスイート神戸垂水」(兵庫県神戸市)内のキッズドア垂水校にて、低所得家庭から難関国公立大学や私立大学への進学を目指す高校生・浪人生のための無料学習支援事業「キッズドア下村龍馬塾」を開塾いたします。
2009年より東京を拠点に困窮家庭の子どもたちに無料学習会や居場所を提供してきたキッズドアにとって、関西での取組みは初めてとなります。
難関大学への進学は東京及び関東の高校出身者が多く、地域格差がみられます。無料学習会から難関大学進学者を出している実績をもつ弊団体としては、関西でもこうした取り組みをして、どの地域の子どもでも平等に機会が与えられるきっかけを作りたいと願い、チャーム・ケア・コーポレーション様のご縁をいただき、神戸から「キッズドア下村龍馬塾」に始めることにいたしました。教育の地域格差の解消に一石を投じたいと存じます。
 「キッズドア下村龍馬塾」の運営費は、株式会社チャーム・ケア・コーポレーション代表取締役会長兼CEO 下村隆彦氏の個人資産からの寄付で賄われます。

キッズドア下村龍馬塾 垂水校 概要


◆開塾日: 週5日(火~土) 火・木18時~20時、水・金・土13時~20時
◆定員 : 20名(2024年度は現高1・高2生10名、高3生既卒生10名程度)
◆対象 : 高校1~3年生 及び 既卒生(2浪まで)
      ※ひとり親、多子、家族の病気や介護等、様々な理由で経済的に厳しく塾や予備校に通うことが困難な生徒。年収600万円程度以下を目安としていますが、それぞれのご事情を配慮いたしますので、まずはご相談ください。
◆要件 :・以下の大学などを第一志望とする生徒
       国立大学:北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学・筑波大学・千葉大学・横浜国立大学・神戸大学・広島大学・一橋大学・東京科学大学
        私立大学:同志社大学・早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学
     ・入塾に際しては、直近の模試結果等で審査します
◆サポート内容(無料提供):
学習支援に加え、模試代や受験料などの経済的支援により低所得家庭の受験生をサポートします
  ●受講費無料、交通費実費支給(上限あり)
  ●自習スペース利用可能
    Wi-Fi/コピー機/PC無料利用・無料貸出、軽食・飲み物提供
  ●学習サポート
    質問対応、学習計画策定、豊富な教材の用意
  ●費用サポート
    受験料及び受験地までの交通費・宿泊費補助 (本命国公立大二次試験
    または私立大1校+私立大併願校1校まで)、模試費用負担(最大2校まで)
  ●進路サポート
    受験相談(学習方法・志望校や併願校選定・受験方法等)、
    奨学金制度の説明や民間奨学金・教育資金貸付等の情報提供


【認定NPO法人キッズドアについて】
2009 年設立以来、日本の子どもの貧困課題の解決に取り組んでいます。困窮家庭の小学生~高校生・高校中退した若者を対象に無料学習会や、勉強とともに食事等の生活支援も行う居場所型学習会を、東京とその近郊、及び宮城で展開しています。コロナ禍で困窮する子育て家庭が急増した2020 年からは「ファミリーサポート」というシステムを作り、ご登録いただいた全国の子育て家庭を対象に情報支援や食料・文房具支援などを行っています。理事長渡辺由美子は、内閣府こども家庭庁こども家庭審議会こどもの貧困対策・ひとり親家庭支援部会臨時委員、厚生労働省 社会保障審議会・生活困窮者自立支援及び生活保護部会委員など政府委員も務めています。
https://kidsdoor.net/

■株式会社チャーム・ケア・コーポレーション※ 代表取締役会長 兼 CEO 下村 隆彦氏
1943年高知県生まれ。大阪工業大学工学部建築学科卒。1969年、祖父が経営する下村建設に入社。30歳の時、祖父から家業を継ぎ、経営者として手腕を振るう。その後、介護事業に進出。現在はチャーム・ケア・コーポレーションの代表取締役会長兼CEOとして、介護事業を中心に、不動産事業やAI分野への資本提携など幅広い事業を展開。
https://www.charmcc.jp/corp/

■問合せ先
  認定NPO法人キッズドア 広報 廻(めぐり)京子
   TEL: 080-3148-6696(業務用) Mail: pr@kidsdoor.net
   〒104-0033 東京都中央区新川2-16-10 プライムアーバン新川2階


参考資料


≪キッズドア下村龍馬塾誕生の背景≫
■逆境から夢をかなえる-大学受験格差を乗り越える支援を
 東京大学には、世帯年収が高い家庭出身の学生が多い(2021年度学生生活実態調査:東京大学学生委員会 https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400208670.pdf)という調査結果が出ています。東京大学の新入生の出身校ランキングでも、関東圏の私立中高一貫校が上位を占めています。
 日本では、大学受験の費用が高額(大学入学共通テスト18,000円、国公立大2時試験 17,000 円、私立大(医歯学部除く)30,000~35,000円)なため、低所得家庭では、進学後の授業料の心配の前に、「何校受験できるのか?」という受験チャンスの格差もあります。
 また、高校3年生全体の通塾率は37.9%、大学進学率が55.5%であるため、通塾する生徒がすべて大学進学のためと仮定すると、通塾率は68.3%となり、7割弱が通塾していることになり、大学受験のために塾や予備校に通うことが当たり前になっていると推測されます。
 キッズドアでは、ひとり親等困窮家庭から大学受験を目指す高校生・既卒生の支援を多数行っています。塾や予備校等に通えない、受験料の高さなどから志望校を変更せざるを得ないなど、本人の努力では如何ともし難い理由で希望の進路を諦めている高校生の声を多数聞いてきました。
 難関国立大学や私立大学を目指す生徒は、学力は自分の努力で解決できても、複雑化する受験制度の中で適切な志望校や学部の選択が難しい、受験料の負担を抑えるために受験校を絞らざるを得ない、入学後の奨学金等学費や生活費など経済的な不安など困窮家庭ならではの課題を抱えています。
 キッズドア下村龍馬塾は、一般的な塾や予備校ではなく、学習支援に加えて、教材や模試代の支援、受験料や受験にかかる費用(受験地までの交通費・宿泊費等)の支援など、経済的支援を合わせて行うことで、逆境から夢を掴もうと頑張る高校生を応援します。キッズドア下村龍馬塾は、垂水教室に加え、2025年4月には西新宿教室とオンライン利用により、全国の高校生に支援を広げる計画です。

<参考>東京大学学生の保護者の世帯収入 
(出典:東京大学学生委員会2021年度(第71回)学生生活実態調査結果報告書)
[画像1: https://prtimes.jp/i/100140/59/resize/d100140-59-c74979b7ab7468290f32-5.png ]

■兵庫県神戸市垂水からのスタート
  東京大学の入学者の特徴として、東京及び関東の出身高校が半数以上を占めています。地方の高校生からは、「本当は見学の大学を受験したかったが、交通費などもかかるので、県内に志望校を変えた」というような声が多数寄せられます。どこに生まれようとも、努力をすれば平等なチャンスを用意することが重要だと考えます。
 チャーム・ケア・コーポレーション様のご縁をいただき、神戸から下村龍馬塾に始めることで、教育の地域格差の解消にも一石を投じます。

<参考>キッズドア高校生世代調査アンケート
(2023年3月実施 キッズドアの学習会や奨学金、保護者支援等の対象となっている高校生等 回答数351件)
                  
 進路決定への家庭の経済状況の影響                   進路変更の有無(複数回答)
[画像2: https://prtimes.jp/i/100140/59/resize/d100140-59-7d6a740ac55adbe52f06-7.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/100140/59/resize/d100140-59-58afe2aaac9e23351272-6.png ]


    



    


             
  進路変更に最も影響した理由   
[画像4: https://prtimes.jp/i/100140/59/resize/d100140-59-e2fb052404b0aab31cec-8.png ]









自由記述
いろいろな学部にチャレンジしたかったがお金がかかるので合格圏内の学校をえらんで支出を控えた。
受験料や入学金が高く何校も支払いができなかったので、指定校推薦で受けられる学校を探し、1校だけに絞って受験しました。
私立大学を何校か受験したかったが、国公立大学1校に絞り受験した。
自宅から通える国立にした。


下村隆彦会長との出会い ― 「挑戦マインドあふれる高校生世代にチャレンジできる機会を」
30歳で祖父が創業した建設会社を受継ぎ、62歳で一念発起し介護業界に進出。経営者としての豊富な経験を活かし東証プライム市場への上場を成し遂げた、チャレンジ精神旺盛な株式会社チャーム・ケア・コーポレーション 代表取締役会長兼CEO 下村隆彦氏。第3の人生として「社会貢献に取り組みたい」と、まだまだ挑戦マインドを持って歩まれています。
下村会長がその生き方に共感を覚えた郷里高知県の偉人・坂本龍馬もまた、「多くの人が実現不可能だと思っていることでも成功させられる行動力を持っていた」と言われるように、日本の文明開化に大きな影響を与えた偉人です。
坂本龍馬の「日本を今一度せんたく(洗濯)いたし申候」というセリフにもあるように、経済格差や地域格差が子どもの教育格差に直結した課題となっている現在の日本において、未来ある子どもたちが金銭的な問題や困難な境遇で制限され自分の将来を諦めることがあってはならないと、下村会長は考えています。
そこで、「強い意志を持ってより高みを目指したい!」という挑戦マインドにあふれた高校生世代に、どんな境遇であってもチャレンジできる機会と環境を、下村会長のご支援を受け、キッズドアが『キッズドア 下村龍馬塾』を運営します。そして、新しい発想とチャレンジ精神を持った未来ある若者たちを輩出していきます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/100140/59/resize/d100140-59-d23ed6ab769e90aeec21-0.jpg ]


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