1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

【4月18日開始】1型糖尿病の根治に向け、「異種移植」治験実現を目指す「移植サポーター」募集開始

PR TIMES / 2022年4月18日 11時45分

 全国の1型糖尿病患者・家族を支援する認定NPO法人日本IDDMネットワーク(理事長 井上龍夫、本部 佐賀市)は、1型糖尿病の根絶(=治療+根治+予防)を目指して活動しています。1型糖尿病患者・家族が中心となって研究資金を集め、日本の最先端の研究にこれまで108件5億7250万円の研究資金を提供してきました。
 この度「READYFOR継続寄付」を活用し、『1型糖尿病』の根治に最も近いと言われる異種移植「バイオ人工膵島(すいとう)移植」の研究助成のため、継続的に毎月ご支援いただく「移植サポーター」の募集を2022年4月18日より開始します。




[画像1: https://prtimes.jp/i/38819/60/resize/d38819-60-2c40432a2e01a9d46efc-8.png ]



https://readyfor.jp/projects/japanprotocol2025/


【現在の医学では根治できない「1型糖尿病」】
1型糖尿病は、原因不明で突然、小児期に多く発症し、現在の医学水準では発症すると生涯に渡って毎日4~5回の注射又はポンプによるインスリン補充がないと数日で死に至る難病です。国内での患者数は約10~14万人、日本人の子どもの年間発症率は10万人当たり2人程度と希少な病であるため患者と家族の精神的、経済的負担は大きくなります。

【1型糖尿病に「バイオ人工膵島移植」が期待される理由】
1型糖尿病の治療法は一般的に「インスリンを一生投与し続ける」という方法と、「膵臓移植」と「膵島移植」という「インスリンを分泌する臓器や細胞の移植」の2つがありますが、前者では根治にはつながりません。また、根治が期待できそうな「膵臓移植または膵島移植」も、次のような課題があります。


日本では「ドナー(臓器提供者)」が圧倒的に不足している
拒絶反応を抑えるために生涯に渡って服用する免疫抑制剤の副作用が少なからずある


[画像2: https://prtimes.jp/i/38819/60/resize/d38819-60-56e29ac5ade301f88b3c-5.png ]


これらの課題をクリアできる治療法として注目されているのが、ブタの膵島を移植する異種移植「バイオ人工膵島移植」です。無菌室で育てられた医療用ブタの膵島を特殊なカプセルで包み、患者に移植する治療方法です。



[画像3: https://prtimes.jp/i/38819/60/resize/d38819-60-83049c81a2a1ddc101b5-4.png ]

※CPC(細胞加工施設):細胞加工ができる高水準のクリーンルーム

【「バイオ人工膵島移植」で、なぜブタを使うのか】
ブタは下記のような特徴から最もヒトへの臓器移植が期待されており、異種移植は現在世界中で研究・注目されています。


ブタとヒトの臓器はサイズが近く解剖学的な特徴も似ている
アミノ酸1個のみの差異でヒトに近いインスリンを分泌する
ヒトの膵島と機能が近く、ヒトの血糖値と正常範囲が近い


※初期(~1920年代ごろまで)のインスリン製剤はブタ由来によるものでした。




【体への負担が少ない「バイオ人工膵島移植」】
バイオ人工膵島移植には、次の2つのメリットがあります。

1. 体への負担が少ない
バイオ人工膵島移植では、膵臓の中にある内分泌細胞(ホルモンを分泌する細胞)の塊である膵島(ランゲルハンス島)を移植します。膵島はとても小さいので、臓器移植に比べ手術は小さくなり、移植時の体の負担が軽くなります。




2. 免疫抑制剤が不要/僅かで済む

[画像4: https://prtimes.jp/i/38819/60/resize/d38819-60-4733c794919de427c6c4-6.png ]

バイオ人工膵島移植では、医療用ブタの膵島を特殊なカプセルで包みます。このカプセルにはごく小さな穴が開いており、栄養や酸素等は通ることができますが、自分の細胞以外の異物を排除する働きを持つ免疫細胞や抗体は通しません。そのため、移植された膵島が免疫細胞からの攻撃を受けることが少なく、免疫抑制剤を飲む必要がなくなります。あるいは、服用する場合でも少量で済みます。



【クラウドファンディング概要】
プロジェクト名:「『移植サポーター』 1型糖尿病”根治”に向けてご支援ください」
実施プラットフォーム:「READYFOR(継続寄付)」(READYFOR株式会社)
URL:https://readyfor.jp/projects/japanprotocol2025/
実施期間:2022年4月18日(月)午前8:00~

※日本IDDMネットワークでは、2015年より「バイオ人工膵島移植プロジェクト」と題して国内の研究機関の連携を促し、これまで総額1億9000万円の研究助成を実施。これにより、治験や製品化を見据えた研究が進められるようになったため、次の目標として2025年までの治験を実現するべく、総額5億円の追加支援に向けて「バイオ人工膵島移植ジャパンプロトコール2025基金」を2021年10月に創設しました。今回募集するマンスリーサポーターからの支援も、この基金の一部となります。

【日本IDDMネットワークとは】


日本IDDMネットワークは1型糖尿病の患者とその家族が立ち上げた認定NPO法人です。1型糖尿病をはじめとしたインスリン補充が必須な患者とその家族一人ひとりが希望を持って生きられる社会を実現することを目指しており、


その当面のゴールは、1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にすることですが、究極の目標は“1型糖尿病の根絶(=治療+根治+予防)”です。




【お問い合わせ先】
名称:認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
所在地:〒840-0823 佐賀県佐賀市柳町4-13
担当者:荻布裕子
TEL:0952-20-2062(平日9:00~17:00)
FAX:050-3385-8940
E-mail:info@japan-iddm.net 
WEB:https://japan-iddm.net/





企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください