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バーレーングランプリの陰で弾圧の恐れ

PR TIMES / 2014年4月4日 10時3分

本日4月4日からFIのバーレーングランプリが始まる。華やかな国際イベントの陰で、バーレーン当局はこれまで、グランプリ反対を訴える人たちをはじめ改革派や王制反対派、人権活動家など、政府にとって目障りな人たちを強硬に取り締まってきた。今回はその過ちを繰り返さぬよう、アムネスティは強く求めている。



2011年の民主化要求デモから3年たったものの、変化はうわべだけであり、改革の約束は空手形だった。恣意的な逮捕や抗議活動への弾圧、拘禁中の拷問などは、相変わらず続いている。

FIグランプリは、そうした行為の体のいい隠れ蓑に使われている。

2012年のグランプリ開催中、ハビブさん(当時37歳)は抗議デモに参加中、治安部隊により射殺された。家族は今もなお司法の裁きを待っている。

昨年は、アスフールさん (31歳)とモウサウイさん(38歳)が、政治活動家の収監に抗議するためにF1サーキット内に入ろうとして逮捕された。2人はテロ未遂と、爆発物所持の容疑で起訴された。

国内外のジャーナリストは抗議デモの取材を禁じられ、無許可で取材をしてバーレーンから強制退去させられた者もいる。

今年のグランプリでも、弾圧を強める兆しがすでにある。政府はグランプリのボイコットを要求する反政府活動家たちを、早くも「売国奴」呼ばわりしている。最近起こった警察へのテロなどを口実に、自由の規制を強化する恐れもある。

バーレーンの人びとが、平和的に政策反対を表明したり、人権上の懸念の声をあげる権利は正当であり、尊重されるべきである。

アムネスティは、不当な弾圧を行わないよう、当局に強く要請する。


▽アムネスティ日本公式ホームページ
www.amnesty.or.jp

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