オープンストリーム、DX/MLOps分野に向けた、AIデータとモデルの自動実行&自動バージョン管理ソフトウェア「Knitfab」をリリース
PR TIMES / 2024年6月18日 16時45分
株式会社オープンストリーム(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:芝村 健太、以下当社)は、DXにおける重要なテクノロジーである MLOps(エムエルオプス) 分野を主なターゲットとした新たなソフトウェア製品「Knitfab(ニットファブ)」をリリースしたことをお知らせいたします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76980/62/76980-62-14eb947fb4308c7062fca6b56fa80e2b-666x190.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Knitfab(ニットファブ)とは
この後のセクションで述べているように、MLOpsではデータやモデルのバージョン管理が非常に重要かつ困難な作業となります。Knitfabはこうした困難を解決し、機械学習やAIの研究者エンジニアがより生産的に仕事ができるようにしたいとの思いから企画した、当社独自のデータ/モデルバージョン管理自動化ソフトウェアです。
Knitfab製品サイト:https://knitfab.opst.co.jp/
MLOpsにおけるデータ/モデルバージョン管理の重要性と難しさ
MLOpsでは、機械学習チーム、開発チーム、そして運用チームが有機的に連携して活動することを理想としますが、この活動のなかで重要なのがデータやモデルの一貫したバージョン管理です。
例えば、機械学習チームでは、AIモデル開発において、目標の精度を達成するまで、データやパラメータ設定、モデルコードなどを修正しながら何度も繰り返して学習を試行錯誤するのが通例です。すなわち、データやコードそしてパラメータ設定の組合せ数に応じて多数のバージョンが発生します。
一方、運用チームは、運用中のAIモデルのバージョンと性能指標を監視し、性能低下があれば直ちに機械学習チームと連携して、モデルやその学習データのバージョンを確認しながらモデルを入れ替えるなどの調整を行います。
このように、MLOpsでは通常のソフトウェア開発のバージョン管理とは異なるサイクルでモデルのバージョンを管理せねばならず、もしそれを手動(手書きメモなど)で行なった場合は、大変な苦労とミスが起こりやすい作業となります。
Knitfabの特徴
すべてを自動履歴保存
Knitfab上で機械学習の処理を実行すると、自動的にそこで使うデータセットやモデルがもれなく保存され、履歴管理が行われます。
言語、フレームワーク、ライブラリは自由
Knitfab上のワークロードは、Docker化可能な実行ファイルであれば、どんな言語やフレームワークを組み合わせたものでも問題ありません。あなたの好みの技術で作った機械学習やデータ解析ソフトウェアを全て使用できます。
特殊なコード修正必要なし
Knitfabを導入しても、あなたの機械学習スクリプトやデータ処理プログラムに対して特定のフレームワークを要求しません。Knitfabは登録されたデータ処理を全て自動監視し、履歴を自動的に記録します。
処理手順を自動化(イベント駆動パイプライン自動制御機能)
例えば、モデルの訓練プログラムと、その入力になる学習データ、その出力である学習済みモデルなど、機械学習の処理パイプラインの情報を Knitfab はグラフ構造として把握しています。データ更新などのイベント発生時にはグラフ上の依存関係にもとづいて必要な処理だけを自動実行し、その結果を自動的に履歴として記録します。
オンプレもクラウドも
Knitfabは業界標準のコンテナ技術を駆使した製品です。オンプレ環境でもクラウド環境でも(またはハイブリッドクラウドでも)同様の使い勝手でデータ管理を行うことができます。
オープンソース型ライセンス(BSL1.1)
Knitfab は BSLライセンスを適用しており、ソースコードを開示していますので、ビジネスユーザだけでなく研究者やアマチュアも含めた幅広いユーザに安心して利用いただけます。ソースコードはGitHubで公開します。非商用利用であれば、機能を修正・追加したり、それを公開することも可能です。Knitfabの各バージョンはリリースから一定の期間の後、自動的にGPLv2にライセンス変更されます。
Knitfab製品サイト:https://knitfab.opst.co.jp/
【株式会社オープンストリームについて】
オープンストリームは、 クラウド、 ビッグデータ、 AI、 IoTなどの最先端技術を駆使したシステムインテグレーションと、 お客様の課題解決を支援するコンサルティングサービス、 業務効率化に貢献する自社製品「Biz/Browser」、 スマート工場ソリューション「Quickシリーズ」を提供しています。 近年では、 企業や大学と連携し、 新たな価値を創造する実践的オープンイノベーション活動を展開しています。
本社 :〒163-0709 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング9F
設立 :2000年1月
代表者:代表取締役社長 芝村 健太
URL :https://www.opst.co.jp/【本ニュースリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社オープンストリーム 経営企画室
E-mail:marketing@opst.co.jp※記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
※本プレスリリースに掲載されている内容は、発表時点の情報です。
※画像は全てイメージです。改良のために予告なく変更する場合があります。
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