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政治不信拡大、日本人の刹那主義思想10年間で1.5倍にー「明るい」将来に限界、「今を生きる」を重視

PR TIMES / 2024年10月22日 16時15分

イプソスグローバルトレンド2024



世界最大規模の世論調査会社イプソス株式会社(日本オフィス所在地:東京都港区、代表取締役:内田俊一)は、日本を含む世界50市場50,237人を対象に、世界がどのように変化しているかを包括的に把握する「グローバルトレンド2024」を発表しました。同レポートの政治に関連するトピック(ヌーヴォー・ニヒリズム)において、日本では「今を生きる」刹那主義の価値観を持つ人が、この10年間で15ポイント上昇し、約1.5倍に増加していることがわかりました。


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122181/62/122181-62-c096fa2770d85754ee80ae01a46175be-3169x2353.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



【調査結果】
■日本人の「今を生きる」刹那主義思想、10年間で1.5倍に拡大(グラフ1)
「重要なのは今日を楽しむことであり、明日のことは明日考えるようにしている」という設問に対し、「同意する」日本人は45%であり、2013年の調査時の30%に比べ15%上昇していることがわかりました。「不確実な未来をコントロールする力は自分にはないから、現在を楽しもう」、「未来はなるようにしかならないから今を楽しもう」と考えている人が増えています。刹那主義思想は世界でも拡大しています。日本人の割合としてはグローバルほどまでとはいかないものの、確実に増加の傾向にあることがわかりました。

■日本人の政治不信はグローバル平均よりも低いものの拡大傾向(表1、2、3、グラフ2)
日本人の政治や政治家への不信感は、グローバル平均よりも低く、「既存の政党や政治家は、自分のような人間を気にかけてない」は62%(表1)が、「この国の政府は、私のような人間の悩みを優先していない」には59%(表2)が、さらに、「選挙で選ばれた役職者は、自分のような人々の懸念を優先しないため、選挙で投票する意味はない」は43%(表3)が同意すると回答しています。しかし、2024年に当社が発表した「ポピュリズムに関するグローバル調査2024」では、「既存の政党や政治家は、自分のような人間を気にかけてない」に同意するという回答は7年間で約1.6倍に拡大しています(グラフ2)

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122181/62/122181-62-14c4eceacec3cc494a451468d72d1078-1965x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122181/62/122181-62-004db0d3a88fff5d2ab5502fd60ae7ba-3199x2527.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


今回の調査結果について、イプソス株式会社代表取締役社長の内田俊一は以下のように述べています。

「今回の調査では、日々の政治や経済事由に対するストレスの高まりから、明るい将来や夢を求めることができなくなり、“今この瞬間を楽しむ”、“不確実な未来の心配ではなく、明日はなんとかなるだろう”という、刹那主義的態度が高まっていることが明らかになりました。これは世界でも同様の傾向にあります。物価高などに関連する個々人の経済状況の改善が見られないことや政治への不信感の高まりが原因ではと考えられます。人々の希望とその現実のギャップを埋めていくような、そうした政策が求められているのではないでしょうか」


【調査背景】
イプソスでは、世の中やテクノロジーの変化により、人々がどのように変化していくのかを知るための調査を継続的に行っています。今回の調査もその一環として、行われたものです。

※本プレスリリースの内容は「イプソスグローバルトレンド2024」のレポートから、政治に関連する日本人の回答結果を抜粋して紹介しています

【 調査概要 】
調査方法:混合方式の「IndiaBus」を使用したインドと対面方式を使用したザンビアを除くすべての市場で、イプソスオンラインパネルを使用して実施されました。

調査対象: 世界50市場50,237人(日本人1,000人)
米国、カナダ、香港特別行政区、イスラエル、マレーシア、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、ベトナムでは18~74歳、タイでは20~74歳、インドネシアとシンガポールでは21~74歳、その他すべての市場では16~74歳の合計50,237人

調査対象国:アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブルガリア、ブラジル、カナダ、チリ、中国本土、コロンビア、チェコ、クロアチア、デンマーク、エジプト、フランス、ドイツ、香港特別行政区、インド、インドネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、ケニア、マレーシア、メキシコ、モロッコ、オランダ、ニュージーランド、ナイジェリア、パキスタン、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、サウジアラビア王国、シンガポール、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾地域、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国、ベトナム、ザンビア

実施日: 2024年2月15日~4月23日

調査機関:イプソス

【プレスルーム】
https://www.ipsos.com/ja-jp/pressroom

【イプソスについて】
イプソスは、世界最大規模の世論調査会社であり、90の市場で事業を展開し、18,000人以上の従業員を擁しています。1975年にフランスで設立されたイプソスは、1999年7月1日からユーロネクスト・パリに上場しています。同社はSBF120およびMid-60指数の一部であり、繰延決済サービス(SRD)の対象となっています。
ISINコード FR0000073298, Reuters ISOS.PA, Bloomberg IPS:FP www.ipsos.com


【会社概要】
会社名:イプソス株式会社
所在地:東京オフィス 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル
代表者:代表取締役 内田 俊一
事業内容:世論調査並びに各種市場調査の調査企画立案、実査、集計、分析、レポーティングに関する全てのサービス
HP:https://www.ipsos.com/ja-jp

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