DataRobot、NTTデータと連携し、需要予測の精度向上を実現するTwitter集計データサンプルのPoC提供を開始
PR TIMES / 2021年7月9日 17時15分
~データパートナー契約の締結によって、AIモデルを使ったSNSデータの効果検証を容易に~
エンタープライズAIのリーダーであるDataRobot, Inc.(本社:マサチューセッツ州ボストン、CEO:Dan Wright、以下「DataRobot」)は、本日、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間洋、以下「NTTデータ」)と、新たにデータパートナー(https://www.datarobot.com/jp/partners/data-partner/)契約(以下、本契約)を締結し、Twitter集計データサンプルの提供を開始したことを発表しました。本取り組みは、NTTデータが2012年から全量Twitterデータを扱っている※1ことから実現したものです。
メーカーや小売・流通事業者の多くは消費者トレンド把握のため、ソーシャルメディアなどの社外データ使って将来の需要を推定しようとしています。しかし、コストのかかる社外データの価値がはっきりとわからないまま導入することは難しく、さらに、AIで活用できるようデータをクレンジング処理するなどの加工技術が必要なことも負担となり、その処理したデータで予測モデルを生成することが難しい現状があります。
本契約によりNTTデータは、DataRobotで使えるようにあらかじめ加工したTwitter集計データサンプルを一部無償で提供します。DataRobot利用企業は、DataRobot上でデータサンプルを手軽に取得し、AIを用いて需要予測モデルの検証を行い、早期にデータの本格活用に向けた検討を開始することができます。今後はさらに両社の技術を活用して、未来のトレンドや消費者ニーズを予測可能にする先進的な技術開発にも取り組んでいきます。
【データパートナー契約締結の背景】
メーカーや小売・流通事業者を中心に、売れ筋商品の見極めや在庫管理を行うため、自社データ(出荷、販売等の実績データ)に基づいて需要予測を行っています。しかし、消費者トレンドをタイムリーに把握するには消費者心理が強く表れるソーシャルメディアの情報が不可欠になってきています。
一方で、ソーシャルメディア上のデータを予測モデルに組み込む課題として、データのクレンジング処理、自然言語処理、特徴量抽出等のデータ加工の前処理を行うための技術的なハードルや高い初期構築コスト、同時に社内と社外両方の大量のデータを使ったAIモデルの構築が挙げられます。
このような課題に対して、DataRobotとNTTデータは本契約を締結し、DataRobot利用企業にデータの前処理を行ったTwitter集計データサンプルの提供を開始しました。
【データパートナー契約によって提供できる価値】
NTTデータから、DataRobotで使えるように加工したTwitter集計データサンプルを提供することで、国内200社以上のDataRobot利用企業は、DataRobotのデータ共有・自動特徴量生成機能を通してDataRobot上でデータサンプルを手軽に取得し、従来課題とされてきたデータのクレンジング処理やコストの最小化を実現しながら、すぐにSNSデータを用いた需要予測モデルの検証が始められます。※2 そして、自社内でAI予測モデルの精度向上に向けて効率的かつ、迅速に検証と評価を行うことができます。
1 時間的メリット
DataRobotのプラットフォームからデータにアクセスする事で、煩雑な契約手続きが不要でデータの受け渡しにかかる時間を削減できる。
2 金銭的メリット
Twitter上の特定キーワードの話題量推移データ等のサンプルデータを無償で利用し検証する事で、データのビジネス的価値を定量的に評価し購入判断できる。
3 技術的メリット
DataRobotが直接解釈可能な集計データ(構造化データ)形式で提供されるため、DataRobotによる自動特徴量生成機能を通して、容易に自社データとTwitter集計データサンプルを組み合わせたAIモデルを構築できる。また、オプションのデータ活用支援サービスを活用すれば、データサンプルではなく、より精度の高いモデルを構築するために必要となるデータの調達支援や検証支援を受けることができる。
[画像: https://prtimes.jp/i/30930/63/resize/d30930-63-7e78d4d7d959b1b11330-1.png ]
具体的な連携イメージ
【「データパートナー」(https://www.datarobot.com/jp/partners/data-partner/)とは】
「データパートナー」とは、DataRobotをご利用されているお客様に対して、より価値の高いAIモデルの構築を可能にし、ビジネス課題に即した必要なデータを提供することを目的にしたパートナーシップです。このパートナーシップにより、お客様はデータパートナーのデータ価値を効率的かつ迅速に確認することが可能になり、費用対効果をさらに高めることが見込めます。
【Twitterデータについて】
Twitterは、グローバルでの利用者数(mDAU※3)が1億9,900万人超をほこるSNSです。他のSNSと比べると匿名性が高いことから、よりユーザーの本音が集まりやすく、かつ拡散力が大きいことが特徴です。
NTTデータは、米Twitter社の最上位のTwitter Official Data Partner(注1)として全量Tweetデータ(Firehoseデータ)をリアルタイムに受領し、そのデータをお客さまへ提供するインフラを構築しています。NTTデータが「Twitterデータ提供サービス(インテグレーション)」※4を通じて提供するTwitterデータは、米Twitter社公認の商用利用可能な「Twitterデータ活用認定サービスプログラム」※5に基づき提供されるデータのため、公式かつ健全にビジネスにご活用いただくことが可能です。
(※1) NTTデータは、2012年にTwitter社と包括的なパートナーシップ契約を結んでいます。
https://partners.twitter.com/en/partners/ntt-data.html
(※2) データ活用にあたっては、NTTデータとDataRobotの同意が必要となります。
(※3) mDAU:収益につながる日間アクティブユーザー数。数値は2021年4月発表。
https://s22.q4cdn.com/826641620/files/doc_financials/2021/q1/Q1'21-Shareholder-Letter.pdf
(※4)「「Twitterデータ提供サービス」が全言語に対応」
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2015/100801/
(※5)「公式かつ健全なTwitterデータ活用の推進を目的とした認定サービスプログラムを開始」
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2021/021501/
■株式会社NTTデータについて https://www.nttdata.com/jp/ja/
NTTデータは、豊かで調和のとれた社会づくりを目指し、世界50ヵ国以上でITサービスを提供しています。デジタル技術を活用したビジネス変革や社会課題の解決に向けて、お客さまとともに未来を見つめ、コンサルティングからシステムづくり、システムの運用に至るまで、さまざまなサービスを提供します。
■「DataRobot, Inc.」について(製品詳細URL:https://www.datarobot.com/jp/)DataRobotはエンタープライズ向け人工知能(AI)のリーディングカンパニーであり、AIイノベーションを競うグローバル企業に信頼性の高いAI技術と投資利益率(ROI)を実現するサービスの提供を行っています。DataRobotのエンタープライズAIプラットフォームは、機械学習モデルの構築、デプロイ、管理を自動化によってエンドツーエンドで提供しデータサイエンスの民主化を実現します。AIを大規模に提供し、継続的にパフォーマンスを最適化することで、ビジネス価値の最大化をサポートします。DataRobotの最先端のソフトウェアと世界最高クラスのAI実装、トレーニング、サポート、サクセスサービスが、組織の規模や業種を問わず、あらゆる組織においてビジネスの成果を高めています。
Forbes が選ぶ2020年の「クラウド100(世界の優良非公開クラウド企業100社)」、2019年および2020年の「AI 50(最も有望なAI企業50社)」にも選出され、IDCのレポート「IDC MarketScape: Worldwide Advanced Machine Learning Software Platforms Vendor Assessment(IDC MarketScape:世界の高度機械学習ソフトウェアプラットフォームベンダー評価)」では、リーダーに選ばれました。詳細についてはwww.datarobot.comをご覧ください。
■ 商標関連
・「DataRobot」はDataRobot, Inc.の登録商標です。
・その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の登録商標または商標です。
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