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整形外科腫瘍摘出用3Dプリントモデルの評価のために、最初の患者が登録

PR TIMES / 2024年7月11日 12時45分

ストラタシスとリコーUSA、骨腫瘍切除計画における3Dプリンタ造形と従来のCTやMRIスキャンとの有効性を比較する臨床研究を共同で後援



米国ミネソタ州エデンプレイリー & イスラエル・レホボットに拠を構える樹脂系3Dプリンタと積層造形ソリューションの先進的企業であるストラタシス(NASDAQ: SSYS)と米ペンシルベニア州エクストンのリコーUSA(Ricoh USA, Inc.)は6月26日、整形外科腫瘍学への3Dプリントモデルの使用を評価することを目的とした画期的な臨床試験において、最初の患者を登録したことを発表しました。この研究では、CTやMRIによる画像診断のみに頼っている現在の標準治療と比較して、術前計画や腫瘍切除における患者個別の3Dプリント人体モデルの有効性を評価します。

この共同研究は、出血量の減少、麻酔時間を含む手術時間の短縮、手術合併症リスクの減少など、手術成績の改善の可能性を実証することを目的としています。そのために、3Dプリンタの造形物を用いて腫瘍切除を行う実験グループと、画像診断のみで腫瘍切除を行う積極的比較グループとで、臨床成績を比較します。(BUSINESS WIRE)

本プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
https://www.businesswire.com/news/home/20240626817575/en/
医療スタッフと患者にとってのメリット
術前計画における3Dプリンタの造形の利点は多数あり、医療従事者と患者の両方にプラスの影響を与えます。医師や外科医は、術前計画や練習が改善され、より多くの情報を得ることができるため、複雑な手術をより効率的、経済的、迅速に行うことができます。コンピュータ画像の制限とは異なり、医師は実物大の物理的なモデルで患者の解剖学的構造の重要な側面を表現することができ、手技のシミュレーションや切除の精度を向上させ、結果的に、断端陽性の可能性を減らすことになります。ひいては、正確な3Dプリンタの造形が利用可能になることで、計画された処置がよりよく伝わり、手術プロセスが大幅に改善されるため、患者の予後と回復が改善されます。

この複数の施設による、前向き無作為化比較試験は12ヵ月間実施され、3施設で最大150人の被験者が参加する予定です。現時点で参加に同意しているのは、オハイオ州立大学ウェクスナー・メディカル・センターと、ミシガン州を拠点とするコアウェル・ヘルスTMの2施設です。

「私たちの終わりのない使命は、患者の予後を改善することであり、それは術前計画から始まります。3Dプリンタの造形が、医療スタッフの手術準備や患者教育の改善にどのように役立つかを調べるために、この研究に参加することを楽しみにしています」と、オハイオ州立大学ウェクスナー・メディカル・センター耳鼻咽喉科-頭頸部外科准教授の Kyle K. Van Koevering 医学博士は述べました。

コアウェル・ヘルス・ウィリアム・ボーモント大学病院の整形外科の臨床教授である Aws Hammad 医学博士は、つぎのように話します「この研究に参加する施設の1つであることは、患者ケアを進歩させ、健康の成果を改善できる新しい技術を実証する最前線に立つことになります。骨肉腫に伴う課題に対処し、患者固有の3Dモデるの力を活用することは、患者教育だけでなく、外科医がより正確な外科処置を行うための支援として、重要な一歩です」。

ストラタシスのメディカル担当副社長である Erez Ben Zvi 氏は、つぎのように述べています「この共同支援は、医療用画像と3Dプリンタ造形における今までにない経験とイノベーションを結集したもので、成功すれば、骨からの腫瘍摘出における患者治療の新たな標準として人体モデルを確立できるかもしれません」。

リコーUSAのアディティブ・マニュファクチャリング担当マネージングディレクタである Gary Turner 氏は、つぎのように述べています「当社は、ストラタシスの長年のパートナーとともにこの重要な臨床試験に協賛することで、患者個別の3Dモデルの潜在的な効果をさらに実証するとともに、より多くの人々により良いサービスを提供するためにこの技術の採用を加速できることを嬉しく思います」。
リコーUSAについて
リコーは、世界約200の国と地域で、85年の歴史に培われた知識・技術・組織力を基盤に、グローバルに事業を展開しています。85年の歴史に培われた知識、技術、組織力を背景に、世界約200の国と地域のお客さまにサービスを提供しています。2024年3月期のリコーグループの売上高は、全世界で2兆3,480億円(約150億米ドル)。リコーグループは、持続可能な未来を実現するために、人々の可能性と創造性を引き出し、働き方を理解し、変革することで、「働くことを通じてサステナビリティを実現する」ことを使命とし、ビジョンを掲げています。詳細については、www.ricoh.com。
ストラタシスについて
ストラタシスは航空宇宙、車載、コンシューマ製品、ヘルスケアなどの産業向けの革新的な3Dプリンティング・ソリューションを提供し、アディティブ・マニュファクチャリングへのグローバルな移行をリードしています。スマートなコネクテッド3Dプリンタ、ポリマー材料、ソフトウェア・エコシステム、オンデマンド・パーツ造形サービスを通じて、ストラタシスのソリューションは、製品バリューチェーンの各ステージで競争面での優位性を提供します。世界をリードする企業や組織がストラタシスのソリューションを活用し、製品設計のトランスフォーメーション、製造やサプライチェーンの迅速化、患者ケアの向上を実現しています。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50375/63/50375-63-03cee3b525a579fbb72f55dd1ddf53be-1018x323.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


ストラタシス・ジャパンはStratasys Ltd.の日本子会社で、ストラタシスが製造する3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)の提供を行っています。本社は東京都中央区で、大阪に支店があります。ストラタシスの詳細については、https://www.stratasys.co.jp/、ストラタシスのブログ(https://www.stratasys.com/explore)、X/Twitter(https://twitter.com/stratasys)、LinkedIn(https://www.linkedin.com/company/stratasys/)、Facebook(https://www.facebook.com/stratasysJP/)をご覧ください。ストラタシスは、SECのレギュレーションFDに基づき、当社のウェブサイトを含む前述のいずれかのソーシャルメディア・プラットフォームを利用して、重要な⾮公開情報を共有する権利を留保します。ストラタシスは、適用される法律で必要かつ義務付けられている範囲において、かかる情報を当社の開示書類に含めることもあります。

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