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「美容院」大好き県は秋田県!

PR TIMES / 2016年7月29日 15時38分

~秋田県に続くのは鳥取県・山形県・高知県~

NTTタウンページ株式会社(代表取締役社長:岡田 昭彦、本社:東京都港区虎ノ門3-8-8)は、タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を活用してさまざまなマーケティング情報を提供しており、自社が運営するタウンページデータベース紹介サイト(http://tpdb.jp)では、毎月独自の都道府県ランキングを発表しています。第60弾のテーマは、「美容院」に関するランキングです。



[画像1: http://prtimes.jp/i/2308/64/resize/d2308-64-589862-1.jpg ]
「キレイになるため」「身だしなみを整えるため」「髪の手入れをするため」「リラックスするため」など、美容院に行く目的はさまざま。共通するのは、「美容院に行くことで、気分が癒されること」でしょうか。また、美容院を選ぶポイントは、スタイリング技術の良さとともに「価格が手頃」、「担当者との相性」、「お店の雰囲気」など、こちらもさまざまでしょう。
今月は、見た目の第一印象を大きく変える「髪型」のプロフェッショナルがいる、美容院のランキングです。

【古今東西、女性は「キレイ」に手間をかけるもの?】
 絵画や彫刻などのアートが表現する時代を見極めるのは、ファッションや髪型です。それだけヘアスタイルが伝える情報は多く、例えばエジプトの女王はメイクとおかっぱ姿で時代が分かりますし、日本でも着物よりも髪型で、平安、戦国、江戸時代などが区別できます。当然、女性が髪にかけるエネルギーは大きく、クレオパトラは古代エジプト時代に髪を染め、パーマをかけていたことが分かっています。中国唐代の皇妃、楊貴妃は温泉水で髪を洗い、フランス革命の時代にマリーアントワネットには専属のヘアスタイリストがいて大臣クラスの給与を払っていました。
 日本で女性が髪を結うようになったのは、江戸時代。歌舞伎の創始者といわれる出雲の阿国(いずものおくに)が役作りのために髷(まげ)を結ったことから流行し、後に日本髪を代表する島田髷が生まれました。その後、明治4年の断髪令を経て、1957年に女性客のために理容師法から美容師法が独立したことで、美容院が誕生。髪を結うことから始まった施術はカット、パーマ、セット、そしてカラーリングと増え、近年はヘッドスパ、エステやネイルケアとのトータル美容など、メニューに広がりを見せています。美容業は古くから独立した職業として成立した、女性にとって必要なサービスなのですね。
 ちなみに、美容師が使うハサミは用途によって使い分けられ、予備も含めて一人で数丁持っています。品質が求められることから1丁で10万円以上も珍しくないほどの高級品が多数あり、日本が誇る刃物技術はこの分野でも信頼性が高く、国内はもとより世界中のカリスマ美容師からも人気が高いそう。美容師は、道具の善し悪しが技術を支える仕事のひとつですね。

【あの県に美人が多い理由】
 美容院の登録件数は、この10年で174,982件から153,014件とゆるやかに減少しています。
<図1>業種分類「美容院」の登録件数推移(2007年~2016年)
[画像2: http://prtimes.jp/i/2308/64/resize/d2308-64-718303-2.jpg ]

 人口約10万人当たりの登録件数でみると、1位は秋田県(207.14件)、2位は鳥取県(199.30件)、3位は山形県(198.32件)。以降、高知県、島根県、福井県と地方が続きます。実は、この10年のトップ10の顔ぶれは、ほとんど変化がありません。同時に、登録件数が少ないのは神奈川県、埼玉県、東京都、大阪府など都市部となっており、こちらの顔ぶれも変わっていません。
 地方に美容院が多いのは、技術を持った女性が自宅を改築して小規模の店舗を経営するケースが多いからと見られます。地域密着型になるので、固定客が多いというメリットがありますね。逆に、都市部では広めの店舗に複数のスタッフを置くなど大型経営の店が望まれるため、必然的に店舗数は少なくなってしまうようです。

<図2>業種分類「美容院」の登録件数による偏差値の都道府県ランキング(2016年)
[画像3: http://prtimes.jp/i/2308/64/resize/d2308-64-838295-3.jpg ]

 1位の秋田県には、美容院が多いことが納得できるエピソードが。それは、美容業会で先駆的な役割を果たした伝説の美容師、中村芳子さん(平成17年に105歳で死去)の存在です。大正15年に秋田市内で美容院を開業後、国産電気パーマ機第1号を取り入れたり、新しい髪型と洋服を着こなしたモデルを登場させてファッションショーを開くなど、まさに先進的なプロデュースを行ないました。また、弟子を育てるのにも熱心で、その数は100人を越え、多くの人が独立して店を構えました。その影響もあり、3位の山形県を始め、東北地方には美容院が多いそうです。シャンプーをしてもらうためだけに行く、週に1度は美容院で手入れしてもらうなど、日常生活に美容院が定着している様子がうかがえます。秋田県の1位は、秋田美人の存在を数字で裏付ける結果となりました。
参考サイト⇒秋田県美容生活衛生同業組合
 2位の鳥取県の女性就業率は6位(平成22年国勢調査)。保育園待機児童の少なさは1位で、県内の協賛店の強力を受け、妊娠中から子どもが18歳になるまで割引や特典が受けられる子育て支援があるなど、女性が暮らしやすい県です。ボランティア活動の行動率が4位など活動的な面も見られ、収入があってフットワークが軽いことを考えると、美容にも熱心になるのは当然ですね。

【美容院の未来は】
 店舗は減少傾向にあるものの、美容師国家試験合格者数の推移を見ると、従業美容師数と免許登録者数累計は増加しています。人口減少なども考えあわせると過当競争気味で、美容院は生き残りをかけてさまざまな工夫を凝らし始めています。
 そのひとつが、男性専用美容院です。これまでは男性は理容室へ、女性は美容院へと住み分けがありましたが、今や男性でも美容院に行くことに抵抗が無くなってきているとか。一般に、カット、パーマ、カラーなど複数のメニューを同時に行なう女性より男性の方が単価が安いと思われがちですが、一度気に入るとお店を変えない、行きつけのお店に何度も通う男性に比べて、女性はクーポンや口コミで新しい美容院に行くことに抵抗がないため、美容院を渡り歩く傾向にあるとか。年間のトータルでみると、短時間で回転率が上がるうえに何度も利用してくれる男性の固定客をつかむことで、経営が安定するそうです。

<図3>「理容師と美容師の推移」
[画像4: http://prtimes.jp/i/2308/64/resize/d2308-64-895148-4.jpg ]

 海外からの旅行客も、最近は「モノからコトへ」と変化しています。日本人特有の細やかさや美意識は海外からも評価が高く、そこに技術が加わることで、美容院でのサービスは「日本で体験したいコトのひとつ」になっています。
 これからの美容院は男性客や外国人など新たな顧客を取り入れながら、また、新たなメニューを加えながら進化しつづける模様。時代の先端を走る業界だけに、どんなサービスが生まれるか、楽しみですね。


「NTTタウンページ社の2016年8月の活動は以下の通りです。」

[画像5: http://prtimes.jp/i/2308/64/resize/d2308-64-971284-5.jpg ]

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[画像7: http://prtimes.jp/i/2308/64/resize/d2308-64-426759-7.jpg ]

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