首都圏(一都三県)中古マンション、二極化が顕著に。富裕層マーケットとマスマーケットの乖離が顕在化。
PR TIMES / 2024年6月29日 15時40分
中古マンションマーケットの急速な二極化の実態とは?
マンションリサーチ株式会社では、昨今の首都圏の中古マンションの高騰が、いったいどのような構造になっているのかを取引価格帯を軸に紐解いてみました。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/13438/table/64_1_7e677c1fafc3e4f8daf2c60720d25b99.jpg ]
現況の中古マンション価格の高騰と言われる裏には、高価格帯物件の販売の好調さが成約価格を引っ張る一方、中古マンションを購入する大多数が属する(一億円以下)マーケットにおいては、むしろ現況が頭打ちといった状況です。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/13438/table/64_2_793b01cc9f611fbc74dd921fd8473b49.jpg ]
グラフ1:一都三県中古マンションの価格推移
[画像1: https://prtimes.jp/i/13438/64/resize/d13438-64-b13b4fbeba30a6d0b29b-4.png ]
出典:東日本レインズのデータよりマンションリサーチ独自に作成
現況の首都圏中古マンション成約価格の推移(グラフ1)を見ると依然として、高騰を続けているように見えます。
グラフ2:一都三県中古マンションの価格推移
[画像2: https://prtimes.jp/i/13438/64/resize/d13438-64-36f175fe241ce1350bf7-4.png ]
出典:東日本レインズのデータよりマンションリサーチ独自に作成
一方で在庫価格(グラフ2)を見ると、2023年前半から下落傾向にあり、現在では2022年2月の水準まで落ち込んでいます。
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/13438/table/64_3_886681ae9a7a2df9d66cefe172e31327.jpg ]
グラフ3:東京都23区10,000万円以上の成約物件数
[画像3: https://prtimes.jp/i/13438/64/resize/d13438-64-ea5d38170bbe8af85ce2-1.png ]
出典:マンションリサーチ(株)
ここで直近の、東京都23区の1億円以上の中古マンションのみなし成約件数(グラフ3)を見ると、2024年で3月・4月では過去類を見ないほどの物件が成約しているようです。
グラフ4:東京都23区15,000万円以上の成約物件数
[画像4: https://prtimes.jp/i/13438/64/resize/d13438-64-e4671b4ac5a68f5eeddb-1.png ]
出典:マンションリサーチ(株)
また、その内訳(グラフ4)をみていると、2023年4月は3月よりも圧倒的に多くの1.5億円以上の物件が成約しています。
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/13438/table/64_4_20e3e0b2c197e89d87a1ecbc4170632c.jpg ]
グラフ5:一都三県の「全価格帯の成約価格」と「1億円以下の物件の成約価格」の推移
[画像5: https://prtimes.jp/i/13438/64/resize/d13438-64-c32c00ea040496caa582-1.png ]
出典:東日本レインズのデータよりマンションリサーチ独自に作成
そこで上記グラフでは、首都圏の「全価格帯の成約価格」と「一億円以下の成約価格」の推移(グラフ5)を比較しました。「全価格帯の成約価格」は現在に至るまで堅調に価格が高騰している一方で、「一億円以下の成約価格」推移は2022年後半まで堅調に高騰していたものの、以降はその伸びも鈍化していき、2024年には横ばいの状況となっています。
グラフ6:一都三県の「全価格帯の成約価格」と「1億円以下の物件の成約価格」の差分
[画像6: https://prtimes.jp/i/13438/64/resize/d13438-64-4c0e93304700e4ba396b-1.png ]
出典:東日本レインズのデータよりマンションリサーチ独自に作成
グラフ6では、首都圏の「全価格帯の成約価格」と「一億円以下の成約価格」との差分を示しています。顕著にその差は広がっている事が分かります。
[表5: https://prtimes.jp/data/corp/13438/table/64_5_47b8015521906a16b01e7758f038af6c.jpg ]
現況の中古マンション価格の高騰と言われる裏では、高価格帯物件の販売の好調さが成約価格を引っ張る一方、中古マンションを購入する大多数が属する(一億円以下)マーケットにおいては、むしろ現況が頭打ちといった状況です。
【マンションリサーチ株式会社その他サービスURL】
■不動産売却一括査定サービス『マンションナビ』
https://t23m-navi.jp/
■不動産データクラウド
https://fudosan-data.jp/
■ロボ査定
https://robosatei.jp/
■分譲マンション、土地、戸建てデータ販売
https://mansionresearch.co.jp/re-data/
■マンション購入サービス『MATSUDAKE』
https://matsudake.me/lp_company/
【不動産市場解説動画チャンネル】
https://www.youtube.com/@mansionresearch/videos
【マンションリサーチ株式会社について】
マンションリサーチ株式会社では、 不動産売却一括査定サイトを運営しており、 2011年創業以来「日本全国の中古マンションをほぼ網羅した14万棟のマンションデータ」「約3億件の不動産売出事例データ」及び「不動産売却を志向するユーザー属性の分析データ」の収集してまいりました。 当社ではこれらのデータを基に集客支援・業務効率化支援及び不動産関連データ販売等を行っております。
会社名: マンションリサーチ株式会社
代表取締役社長: 山田力
所在地: 東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5階
設立年月日: 2011年4月
資本金 : 1億円
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
持ち家のマンション価格が上がった! デメリットはないの? 固定資産税はどうなる?
マイナビニュース / 2024年6月27日 11時30分
-
65%のユーザーが築31年以上の中古マンションを選択/住宅購入は「条件」から「暮らしの体験価値」重視に/「リノベる。ユーザーレポート」を公開
PR TIMES / 2024年6月25日 13時30分
-
不動産に関する悩みを匿名で相談できる「イイタン相談室」をリリース
PR TIMES / 2024年6月20日 17時0分
-
高騰するマンション市場に賢い選択肢 「マンションカルテ」でリノベーションをもっと身近に
PR TIMES / 2024年6月3日 13時45分
-
[住まいサーフィン]資産性の保たれやすいマンションがわかる首都圏エリア別「沖式儲かる確率上位マンションランキング」2024年6月版公表
PR TIMES / 2024年6月1日 17時45分
ランキング
-
1関東「気動車王国」の離れ小島路線が面白い! 不思議な“右ハンドル”車両 3駅の路線に“スゴイ密度”であるものとは?
乗りものニュース / 2024年6月29日 15時12分
-
2意外な面倒さも? 財布いらずの「スマート支払い」、店側はどう思っているのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月30日 8時10分
-
3ウイスキーが「おじさんのお酒」から激変したワケ 市場復活に導いたサントリーのハイボール秘話
東洋経済オンライン / 2024年6月30日 8時20分
-
4「押しボタン式信号」なぜ“押してすぐ青”にならないケースが? 納得の理由があった!
乗りものニュース / 2024年6月29日 16時42分
-
5アングル:生成AI普及、拒絶と有効利用の間で揺れる欧州コミック業界
ロイター / 2024年6月30日 7時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)