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東大IPCが運営する4大学共催プログラム第5回「1stRound」、支援先9社が決定

PR TIMES / 2021年10月12日 13時15分

東大IPCは、第5回「1stRound」にて、バイオ、医療機器、AI、ソフトウェア、SaaSなど、プレシードベンチャー9社を採択し、6か月間のハンズオン支援を開始しました。

東大IPCは、関東圏の国立大学、及び国内リーディングカンパニーとのコンソーシアム型インキュベーションプログラム「1stRound」の第5回公募実施し、バイオ、医療機器、AI、ソフトウェア、SaaSなど、プレシードベンチャー(チーム)合計9社を採択し、6か月間のハンズオン支援を開始しました。
なお、「1stRound」は現在、第6回の公募を受付中です!(応募締切:11月22日)



[画像: https://prtimes.jp/i/25017/64/resize/d25017-64-7f488af359547cb89db7-0.png ]


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦、以下、「東大IPC」)は、関東圏の国立大学、及び国内リーディングカンパニーとのコンソーシアム型インキュベーションプログラム「1stRound」の第5回支援先を決定いたしました。また、現在、第6回の公募を開始しております(応募締切:11月22日、事前説明会1回目:10月19日、2回目11月4日、詳細後述)。


第5回「1stRound」採択企業について

2021年6月の審査会にて下記9社の採択が決定したので、お知らせいたします。


株式会社EVAセラピューティクス
代表取締役 尾崎拡
「腸換気法」を用いた、新規医療機器開発
https://evatherapeutics.site/


Logomix, Inc.
代表取締役 相澤康則
合成生物学技術で、バイオエコノミーの実現
https://logomixgenomics.com/


VesicA Intelligence, Inc.(予定)
代表 池田篤史
膀胱内視鏡検査における、AI技術とIT技術を活用した検査支援システムの開発
https://www.vesica.jp


株式会社LeadX
代表取締役 前田将太
製造現場のリードタイムを短縮し、設計と製造のフィードバックループを加速する、SaaS開発
https://www.leadx.co.jp/


CrestecBio株式会社(予定)
代表 丸島愛樹
重症虚血性脳卒中で生じる脳虚血再灌流障害を克服できる新たな治療薬CTB211の開発
https://crestecbio.hp.peraichi.com


株式会社Robofull
代表取締役CEO  山本大
製造工程毎に標準化された産業用ロボットシステムの開発・販売
https://www.robofull.com/


DataLabs株式会社
代表取締役 田尻大介
三次元点群データの自動モデリングから熱や気流等の各種シミレーションまでをSaaSで提供。計測サービスを含め一気通貫で展開
https://datalabs.jp/


エミウム株式会社
代表取締役兼CEO 稲田 雅彦
歯科医療・歯科技工プラットフォームの開発
https://www.emium.co.jp/


株式会社アモス光機
代表者 王立輝
大口径液体レンズの開発、製造、販売事業
https://www.amos-koki.com/


また、今回の採択にあたり各社代表より以下のコメントを頂戴しております。


株式会社EVAセラピューティクス 代表取締役 尾崎拡

EVAセラピューティクスは、「臓器の再生により新たな医療を作る」ことをビジョンとする東京医科歯科大学発ベンチャーであり、武部貴則教授の革新性の高い「腸換気法」を用いて、新規医療機器開発を試みる企業です。酸素化したパーフルオロカーボン(PFC)を肛門経由で投与することにより、呼吸不全患者の低酸素状態を改善し、増悪によるECMO・人工呼吸器への移行を抑制します。挿管を伴う治療は合併症のリスクに加え、多大な医療資源を要する事から、腸呼換気法による新たなモダリティは医療資源及び患者のQOLに多大な貢献をもたらすと考えられています。PFCは人工血液、手術材料、造影剤等に既に応用されており、実用化の可能性が高い技術と期待しています。


Logomix, Inc. 代表取締役 相澤康則

Logomixは、合成生物学技術で、バイオエコノミーの実現を目指しております。独自のゲノム大規模構築エンジニアリングプラットフォームを通じて、機能性化合物の物質生産に活用される微生物のゲノムだけではなく、ヒトゲノムをはじめとする構造が複雑なゲノムを効率よく設計改変し、産業価値のある細胞システムの構築を推進することで、パートナー企業とともに産業的価値や社会的価値を創造します。現在、主に3つの分野(医療・ヘルスケア、バイオマテリアル・化学・エネルギー、農業・養殖・環境)で事業を展開しております。


VesicA Intelligence, Inc. 代表 池田篤史

VesicA Intelligenceは、膀胱がんの診療に欠かせない膀胱内視鏡検査において、AI技術とIT技術を活用した検査支援システムの開発を行っています。
膀胱がんは、術後2年間で約50%の症例で膀胱内再発をきたすと報告されています。これには、尿を貯める嚢腔(ふくろ)である膀胱内を効率よく観察し、位置関係を正確に記録することが容易ではないため、膀胱内視鏡検査や手術において、医師の病変に対する視認能力に不可避的にバラつきが生じることが影響しています。
私たちは、検査を行う医師をテクノロジーで支援し、すべての膀胱がん患者さんの治療成績向上を目指します。


株式会社LeadX 代表取締役 前田将太

これまで世界を代表する製品を輩出してきた日本の製造業界は、今や人材不足や技術承継困難、国際的な競争力の低下など、幾多もの根深い課題を抱えています。私たちは産学官のあらゆるリソースを集結させ、この途轍もなく大きな課題の解決に挑戦します。
製造現場とソフトウェアの融和によりリードタイムを極限まで短縮し、設計と製造のフィードバックループを加速することで、高付加価値な製品が世界中で創出され続ける製造業界を実現します。


CrestecBio株式会社(予定) 代表 丸島愛樹

重症虚血性脳卒中では標準治療を行っても十分な治療効果を得られず、多くの患者が後遺症に苦しんでいます。CrestecBioのミッションは、重症虚血性脳卒中で生じる脳虚血再灌流障害を克服できる新たな治療薬CTB211を患者さんへ届けて転帰を改善することです。そのために、画期的新薬であるCTB211を脳梗塞病巣に効果的に送達させる技術の確立、非臨床試験から臨床試験の実施、重症虚血性脳卒中に対する新たな治療の提供を目指します。CrestecBioは脳神経外科医の臨床経験と基礎研究の成果を融合して、最先端の科学と技術の進歩を、患者さんや社会への価値に変えていきます。CrestecBioが切り開く未来は、疾病からの組織保護と機能再生のイノベーションにより、健康寿命延伸が実現する世界です。


株式会社Robofull 代表取締役CEO  山本大

Robofullは工場で使用される産業用ロボットシステムの販売を通じて、人手不足に苦しむ中小製造業のペイン解消を目指します。
現在の産業用ロボットシステム業界では、顧客毎にシステムがオーダーメイドで設計・製造され、「費用対効果の分かりにくさ」、「費用の高さ」につながっています。Robofullは、顧客に最適なロボットシステムの価格・仕様を数秒で出力する自動設計ツールに加えて、顧客工程毎に標準化したロボットシステムの設計・販売を通じて、こうした課題の解消を行ってまいります。東大IPCとの連携のもと、人手がなくてもよりよい社会の実現のために事業化を推進してまいります。


DataLabs株式会社 代表取締役 田尻大介

DataLabsのミッションは「デジタルツインの社会実装」を通じて、最適化された社会の実現に資することです。近年、建築土木や都市開発、交通、エネルギーインフラ等の業界において、生産性向上の手段の1つとしてデジタルツインの構築・活用が急務となっています。一方、その利活用には高額なツールと高い専門性が求められ、社会実装のハードルとなっております。この課題解決として、DataLabsは三次元計測にも対応しつつ、点群データの自動三次元モデリング(BIM/CIM化等)及び、熱流体や気流、構造解析等の各種シミュレーション(CAE解析)機能をSaaSで展開。UI/UXを充実させ、デジタルツイン実現のハードルを極限まで低減します。これにより、生産性向上をはじめ、業界横断的に対応が迫られる多様な社会課題の解決に寄与いたします。


エミウム株式会社 代表取締役兼CEO 稲田 雅彦

当社は「歯科医療・歯科技工のインフラになる」という企業ビジョンを掲げ、歯科医療・技工技術、デジタル製造技術、AI技術を融合した事業の開発と提供を手掛けるデンタルテックスタートアップです。創業以来、大学病院との研究連携や歯科医院・歯科技工所など国内外の関係各所へのヒアリングを通じて、非効率性・高コスト体質などの業界課題を特定し、それらをデジタルソリューションで解決すべく、歯科医療・歯科技工のためのデンタルプラットフォームの構築を進めています。今回の東大IPCさんの1stRoundの支援を最大限に活用し、事業化を推進して参ります。


株式会社アモス光機 代表者 王立輝

アモス光機は大口径液体レンズの開発、製造、販売事業を行います。液体レンズは従来の機械的な移動が必要な固体レンズと比較すると、速度、大きさ、コスト、機能性などで優位性をもつ革新的な光学デバイスです。液体レンズの大口径化を実用化し、産業用マシンビジョン、車載デイスプレイ、プロジェクター、ヘットマウントディスプレイ、眼科用医療機器などに応用、これまでのレンズの限界を超えていきます。


東大IPCは「1stRound」の活動を通じて、東京大学関連ベンチャーの更なる裾野拡大と、日本企業のオープンイノベーション活動を支援して参ります。

「1stRound」の過去実績について
新規採択数 累積採択数 資金調達成功済み
9      43     30


第6回公募募集時期について

本プログラムは1年に2回実施しており、現在、第6回「1stRound」公募を開始しております(応募締切:11月22日)。詳細は以下のURLよりご参照下さい。
https://www.1stround.jp/

また、「1stRound」公募の公募要領や採択された場合の支援内容などについて、プログラム担当者からご説明させて頂く事前説明会を2回予定しております。応募を検討されている方は、是非この機会をご利用ください。

事前説明会1回目:10月19日(火)19:00~20:00
URL: https://utokyo-ipc.zoom.us/j/97120638568

事前説明会2回目:11月4日(木)19:00~20:00
URL: https://utokyo-ipc.zoom.us/j/95758308956


「1stRound」は、新たなパートナー企業の皆様と共に、ますますパワーアップして起業家の皆様をご支援して参ります。
皆様のご応募を心よりお待ちしております。


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について
概要  東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立  2016年1月
株主  国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷七丁目3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
代表者 代表取締役社長 大泉克彦
URL  https://www.utokyo-ipc.co.jp/

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