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マーサー、1.5°Cシナリオへ向けた移行を支援する新たな気候変動ソリューションの提供を開始―気候変動に関する分析と助言は、機関投資家のポートフォリオがネット・ゼロ経済へ適応するように備えることを支援

PR TIMES / 2020年11月18日 18時45分

マーサーは、11月11日、パリ協定で採択された1.5°Cの地球温暖化シナリオに基づいた移行対応を希望する機関投資家向けに、 低炭素経済への移行に関する分析と助言の提供を開始すると発表しました。気候変動科学は、地球温暖化を防ぐために、炭素排出量を完全に止めなければならないことを示しています。「ネット・ゼロ」とは、人工の排出量を自然が大気から吸収する量と同量に抑えて均衡させることをいいます。

気候変動に関する移行分析(Analytics for Climate Transition:ACT)では、1.5°Cシナリオ達成に向けて2030年までに45%の炭素排出量削減が必要とされている中で、この時間軸に合わせ、気候関連リスクに対して抵抗力のあるポートフォリオを構築するように支援します。マーサーが運用コンサルティングを行っている世界のお客様にACTの提供が開始されます。また、世界全体で3,045億ドルの運用資産総額[1]にわたり投資ソリューションを提供しているお客様においても、ACTを活用して低炭素経済への移行戦略をサポートします。

[1]2019年11月30日時点。運用資産総額に関する情報については注をご覧ください。

責任投資グローバル・ビジネス・リーダーのHelga Birgdenは、以下のように述べています。

「多くの投資家が低炭素経済における運用体制を構築しておらず、中にはどこから手をつけるべきか分かっていない投資家もいます。マーサーの分析と助言は、投資家がネット・ゼロ達成の目標を維持しつつ、運用リターン目標を達成する中で、気候変動リスクを管理するために、低炭素社会への移行過程において、投資家の運用ポートフォリオ構築を支援します」

ACTは、2030年までに炭素排出量を45%削減するという重要な節目を超え、さらに2050年までにネット・ゼロ経済への移行する中で、機関投資家からの投資先企業の移行経済に対するコミットメントおよび能力に関する評価方法を求めているというニーズに応えるために開発されたものです。マーサーは、ACTによる分析を用いることにより、投資家が低炭素経済移行に向けた基準となるポートフォリオの設定や投資機会の評価、低炭素経済向けた目標値の設定など、実施計画の立案を支援します。また、これらの低炭素社会へ向けた運用体制の構築を、通常のポートフォリオ構築に関するプロセスに統合していくことも支援します。

シニア責任投資スペシャリストのJillian Reidは、次のように述べています。

「マーサーは、投資家の運用ポートフォリオの分散のための運用戦略構築支援を行う中で、気候変動シナリオ分析を織り込んだ先駆者です。低炭素経済への移行に関する助言と分析を提供することは極めて自然な流れであり、気候変動を重要視するお客様を支援します。また、更に重要なことは、お客様と協働して低炭素経済への移行に向けたポートフォリオを構築していく際に、マーサーは、グローバルリサーチの能力と蓄積された知見を活用します」

マーサーの分析及びその枠組みは、複数のデータ・プロバイダーと指標を活用し、ポートフォリオの炭素リスクに関し評価します。この評価においては、異なるポートフォリオにおいて、低い移行対応力(グレー投資)から既に低炭素リスク/ゼロ炭素の投資状況、もしくは気候変動ソリューションを内包している投資(グリーン投資)状況など、ランク付けを行います。投資家がポートフォリオで保有する企業の大部分は、グレー投資とグリーン投資の間に位置付けられます。

マーサーの気候変動に関するリサーチとガイダンスは、マーサーの全社的な取り組みであり、リサーチ、助言(コンサルティング)、インベストメントソリューション(運用)の全部門で共有されています。マーサーの責任投資への道(https://www.mercer.co.jp/our-thinking/wealth/pathway-to-responsible-investing.html)では、マーサーが提供する責任投資に関する包括的な助言サービスを記載しています。投資哲学、運用方針の設定、プロセスの構築、ポートフォリオ運用の実行という核となる投資意思決定のそれぞれの段階において、ESGおよび気候変動を統合するように構成されています。



マーサーは世界中で15兆ドル(2019年6月30日時点)の資産に対して助言を行い、3,059億ドル(2020年6月30日時点)の資産を運用する投資ソリューションを提供しています。投資一任サービスを含むこれらのソリューションは、リサーチと投資実行の観点からマーサーの最良の投資アイデアを反映しています。伝統的資産クラスおよび非上場市場(プライベートマーケット)を含むオルタナティブ資産クラスを対象とする幅広いソリューションは、すべての機関投資家向けに市場をリードするソリューションとなっています。

日本では、これらの投資一任サービスを含むソリューションについては、マーサー・インベストメンツ株式会社(https://www.mijl.mercer.co.jp/)よりご提供しています。
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マーサーについて
マーサー(https://www.mercer.co.jp/) はより輝かしい未来は築くことができるものと信じています。私たちはクライアントと共に、仕事そのものを再定義し必要な改革に導き、退職制度や年金の投資成果を再構築します。そして、真の健康とウェルビーイングへと導くビジョンを掲げています。全世界約25,000名のスタッフが44ヵ国をベースに、130ヵ国以上でクライアント企業と共に多様な課題に取り組み、最適なソリューションを総合的に提供しています。マーシュ&マクレナン(NYSE:MMC)グループの一員として、日本においては 40年以上の豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対するサービス支援を行っています。

マーシュ&マクレナンについて
マーシュ&マクレナン(ニューヨーク証券取引所コード: MMC)は、グローバルプロフェッショナルサービスを提供する企業グループとして、顧客企業にリスク、戦略、人材分野の助言とソリューションを提供しています。マーシュ(保険仲介とリスクマネジメント/https://www.marsh.com/jp/)、ガイ・カーペンター(再保険仲介・コンサルティング/http://www.guycarp.com/)、マーサー (組織・人事マネジメント・コンサルティング/https://www.mercer.co.jp/)、そしてオリバー・ワイマン(戦略コンサルティング/https://www.oliverwyman.jp/)から構成されており、年間総収入170億米ドル、全世界に76,000名の従業員を擁し、世界各地の顧客に分析・アドバイスを提供しています。

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