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Medii、強直性脊椎炎の患者会「日本AS友の会」との連携を開始

PR TIMES / 2024年8月1日 10時0分

指定難病である強直性脊椎炎の早期診断と適切な治療の促進を目指す



株式会社Medii(東京都新宿区、代表取締役医師 山田裕揮、読み:メディ、以下Medii)は、指定難病である強直性脊椎炎(AS)を含む脊椎関節炎(SpA)の早期診断と適切な治療の促進を目指し、日本AS友の会との連携を開始しました。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60898/65/60898-65-c8d6aac57f1fbe070506dc024cee4164-1686x570.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


背景
ASは、脊椎や骨盤を中心に、股、膝、足、肩などの大きな関節にも炎症をきたし、痛みやこわばりが生じる原因不明の自己免疫性疾患です。多くが若年者に発症し、初期には悪化と寛解を繰り返すといった特徴もあり、一般的な腰痛と誤診されることも多く、診断が難しい疾患です。

患者数が少ない希少疾患であり専門的知見も限られているため、発症から診断までに平均約10年(※1)という長い歳月を要しています。確定診断の遅れによって進行すると各部位が強直(骨同士が癒着し動きづらくなること)し、日常的な動作が困難になることから、早期に診断を受け適切な治療を行うことで進行を防ぐことが重要です。

Mediiは「誰も取り残さない医療を」というミッションを掲げ、希少疾患や難病、希少がん領域を中心に、限られた専門医の知見や経験を必要としている医療現場に届けることで早期診断や治療最適化を促進することを目指し、医師専用オンライン専門医相談サービス「E-コンサル」を提供しています。

日本AS友の会は、ASおよびその類縁疾患であるSpAの患者のために設立された患者会です。患者同士の情報交換や相互理解を深める交流、日本脊椎関節炎学会と連携した全国のAS患者の実態を把握する活動などを通じて、病気を正しく認識し理解するとともに、治療法の開発、 福利厚生の確立、ASに対する社会認識の向上に向けた取り組みを行っています。

この度の連携は、日本脊椎関節炎学会とファイザー株式会社による医学教育プロジェクト助成「実地医と脊椎関節炎エキスパートによる適切な体軸性脊椎関節炎の診療・教育ネットワークの構築プログラム」で、日本AS友の会が採択された医師向け疾患啓発プロジェクトにおいて、同じ志を掲げるMediiと協働で取り組むこととなりました。


※1 井上久「我が国における強直性脊椎炎患者の実態」リウマチ科:2002; 28

取り組み内容
MediiのE-コンサルにおいて、日本AS友の会と協力し、ASを含むSpAのエキスパート専門医チームを発足しました。主治医が判断に悩んだ際は、E-コンサルを通じてSpAエキスパート専門医チームに無料相談できる環境を構築することで、患者それぞれの課題に対する疑問を解消し、SpAの早期適正診断と治療最適化を促進します。
今後は、SpAの最新知見を提供する医師向けセミナーの共同開催も予定しています。

【SpAエキスパート専門医からのコメント】
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60898/65/60898-65-3f93928699f6d9b8c998464ae5d8e815-260x345.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


順天堂大学医学部附属順天堂医院
整形外科スポーツ診療科

井上 久 先生



ASは初期には、特徴的な所見が認められないことが多く、精神疾患も含めた他の疼痛疾患との誤診を生じることが少なくありません。本疾患の患者は、頸部痛、腰部痛、付着部炎も含む関節痛などの訴えで受診することが多いため、初診する機会が多い第一線の臨床医の先生方に、その鑑別診断に本疾患を思い浮かべていただき、専門医への紹介の上、正確な診断のもと適切な治療が開始されることが望まれます。また、診断後、ガイドラインに沿って治療を開始しても、良好な反応を示さないケースも少なくありません。薬剤の選別・調整にも苦労の多い疾患であることから、診療経験豊富な専門医の助言を仰ぐことが大切だと思います。診断や治療において悩んだ際にはぜひE-コンサルでご相談ください。“人生これから”という若い患者さんが、早期に正しい診断を受け、適切な治療に加えて丁寧な病態説明・療養指導を受けることが出来、ひいては重度の身体障害を生じるケースが減ることを期待しています。  

Medii Magazine
SpA診療の現状や課題など井上先生の詳しいお話はこちらの記事でご紹介しています。


【日本AS友の会からのコメント】
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60898/65/60898-65-07c4ffa426280ece013744472f9fd331-993x1291.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


塩野 敬彦 会長



患者会には、激しい痛みを経験してから何年も経ってから、強直性脊椎炎と診断された方が何人もいらっしゃいます。その間、いくつもの病院を受診したり、原因不明のまま退職を余儀なくされたりすることもあり、早期に適切な診断ができる環境を整えることが重要な課題となっています。Medii社は、さまざまな難治性疾患について、主治医が専門医に無料で相談できる画期的なサービス、E-コンサルを提供されていることから、ご相談したところ、快く協力をして頂けることになりました。今後、多くの主治医の先生方が、疾患を想起して頂き、診断にあたって専門医に相談して頂くことで、診断期間の短縮、過剰診断の解消が進むことを願っています。

E-コンサルについて
E-コンサルは、患者の診断や治療方針に悩む主治医が、近くにいない専門領域の専門医に症例をチャットで相談できる、完全無料のオンラインマッチング相談サービスです。
1,200名以上のエキスパート専門医の協力のもと、全ての専門領域の相談に対応しており、厚労省指定難病患者数の99%を占める疾患をカバーしています。相談内容に応じて最適なエキスパート専門医とマッチングされ、医師は匿名でチャット相談が可能です。1対1だけでなく、複数の専門領域のエキスパート専門医が所属するグループへの相談(特許取得済)もできます。
詳細を見る

Mediiについて
Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げ、各領域の高度な知見を持つエキスパート専門医にすべての医師が気軽にアクセスできる仕組みを創っています。代表の山田は現役のリウマチ膠原病専門医であると同時に自身も免疫難病患者であり、ラテン語で本質を意味する「Medii」という社名には、医師と患者の双方向の視点で課題のある医療構造を本質的に仕組みから変えていきたいという思いが込められています。特に専門的知見が暗黙知化されている課題の大きな希少疾患・難病、がん領域の早期診断や治療最適化を目指しています。


会社名:株式会社Medii(メディ)
所在地:東京都新宿区新宿1-24-12 THE GATE 新宿御苑 2F
設立:2020年2月20日
資本金:1億円
代表者:代表取締役医師 山田 裕揮
URL:https://medii.jp

※E-コンサルは、株式会社Mediiの登録商標です。

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