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KIIが革新的な CO2分離材料・回収装置の社会実装を行うJCCLに出資

PR TIMES / 2024年10月8日 12時15分

生体反応を模し開発した「アミン含有ゲル」でカーボンニュートラルを実現

慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、革新的な CO2分離材料及び回収装置を開発し社会実装するJCCLに対して出資をいたしました。JCCLは今回の増資により総額4.0億円の資金調達を実施し、300kg/日のCO2分離回収が可能な装置開発と、高性能かつ低コストであるCO2吸収剤の製造プロセス確立を目指します。



慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下KII)は、弊社が運営するファンドより、生体反応を模した革新的なCO2分離材料である「アミン含有ゲル」及びCO2回収装置を開発した、九州大学発スタートアップの株式会社JCCL(本社:福岡県福岡市、代表取締役 梅原 俊志、以下JCCL)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。他の出資者からの調達もあわせて、今回の第三者割当増資によるJCCLの調達額は総額4.0億円となります。

◆将来的にCO2回収10t/日を目指す基盤となる技術、装置、材料の製造プロセスを整備
JCCLは、九州大学の星野友教授が長年の研究成果を経て、生体反応を模して開発した新しいコンセプトのCO2分離材料「アミン含有ゲル」を用いて、CO2分離回収材料及び回収装置を社会実装、延いては世界のカーボンニュートラルの実現を目指して設立されました。

今回の資金調達により、JCCLは以下の取り組みを進め、CO2分離回収装置の利用促進に貢献してまいります。

1.パートナー企業と共にCO2分離回収装置および分離膜性能評価装置の販売
2.来年度実証予定の1日30kgのCO2を分離回収できる装置の製造
3.1日300kgのCO2を分離回収できるコンテナサイズのCO2分離回収装置の開発
4.CO2を高性能かつ低コストで回収するための吸収剤の製造プロセスの確立

これらを足下のマイルストーンとし、将来的にはCO2回収10t/日を可能とする大型機の開発に向けて、主要な国内メーカー等との連携を経て実現していきます。また、CO2分離回収装置の普及やCO2分離回収全体のコスト低減を通して、カーボンニュートラル達成に貢献するなどのインパクト創出を目指します。

■会社概要
会社名: 株式会社JCCL (JCCL, Inc.)
所在地: 福岡県福岡市西区九大新町4-1
代表者: 梅原 俊志
設立 : 2020年12月
事業内容: CO2の分離、変換及び利用に関する材料・装置・プロセスの研究開発及び製造販売
U R L : https://jccl.jp/
[画像: https://prtimes.jp/i/18580/66/resize/d18580-66-5832ee25e424e554d843-0.jpg ]

◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、慶應義塾大学に限らずシード・アーリーステージからのリード投資を中心に、デジタルテクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取り組む技術系スタートアップに投資対象を広げ投資活動を推進しています。
スタートアップへの投資育成を通じて日本が誇る大学等の研究機関の技術や知的財産といった優れた研究成果の社会実装を推進し社会貢献の一翼を担うと同時に、ベンチャーキャピタルファンドとして高い収益性を確保し持続的なイノベーションエコシステムの構築に取り組んで参ります。

<KIIの概要>
商号  :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸 広太郎
URL  :https://www.keio-innovation.co.jp

本リリースに掲載された内容は発表日現在の情報です。

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