美術、演劇、ダンスの交点をとらえる。『美術手帖』8月号は「ポスト・パフォーマンス」特集
PR TIMES / 2018年7月6日 10時1分
今日のアートシーンに見られる、身体を用いた演劇的な作品や動向を中心に、演劇の分野で注目される新しい表現形態を紹介。『美術手帖』8月号は「ポスト・パフォーマンス」特集!
『美術手帖』2018年8月号は、「ポスト・パフォーマンス」特集。
近年、美術館を中心に展示空間でのダンスや舞台芸術の企画が多く見られるようになった。いっぽうで、演劇祭でのパフォーマンスや舞台公演に美術作家が積極的に起用されている。なぜいまアートは、演劇的な時間は空間を必要としているのだろうか? 本特集では、こうした状況の背景を制度や表現の視点から探っていく。
[画像1: https://prtimes.jp/i/10983/67/resize/d10983-67-178394-0.jpg ]
PART1では、美術館で〈映像演劇〉を上演/展示したチェルフィッチュ主宰の岡田利規や、美術館の空間全体を作品化しパフォーマンスを行うニューヨークのアーティスト、マリア・ハッサビ、現代社会の不条理や感情を身体や動物をメディアに表現するドイツのアーティスト、アンネ・イムホフをはじめ、マーク・テ、笹本晃、村川拓也のインタビューを掲載。
また、ポスト・パフォーマンス的活動を行う表現者のアーティスト・ファイルや、演劇の枠組みを広げる劇団や研究会の活動をレポートと対談でお届けする。
[画像2: https://prtimes.jp/i/10983/67/resize/d10983-67-183071-2.jpg ]
PART2では、監修にパフォーマンス研究の江口正登を迎え、ポスト・パフォーマンス的状況に迫る鍵となる、基礎的な概念や制度、主題、表現様式などをキーワードとコラムで解説する。研究者や批評家らによる12のキーワードから、最新の動向を把握することができる。
[画像3: https://prtimes.jp/i/10983/67/resize/d10983-67-972010-1.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/10983/67/resize/d10983-67-552928-3.jpg ]
PART3では、演劇とアートの境界を超えて活動するアーティストの高嶺格、「シアターコモンズ」ディレクターの相馬千秋、「KYOTO EXPERIMENT」ディレクターの橋本裕介の鼎談を実施。国内、ヨーロッパ、アジアまで、パフォーミング・アーツのいまを語り尽くす。
[画像5: https://prtimes.jp/i/10983/67/resize/d10983-67-219439-4.jpg ]
さらに、国際舞台芸術ミーティング(TPAM)のディレクターなどを務めるドラマトゥルクのマックス=フィリップ・アッシェンブレナーはヨーロッパ演劇の傾向を論じるほか、美術史家および美術批評のクレア・ビショップによる、美術館におけるダンスを論じる論文の抄訳(翻訳=大森俊克)を掲載。
国際的に活躍するアーティストの田中功起は、身体性を注視しながら、アートにおけるこれからのパフォーマンスの可能性に挑む。
この特集が、「ポスト・パフォーマンス」なこれらの作品の新しい見方、体験するきっかけ、さらなる発見につながるかもしれない。ポスト・パフォーマンスという新たな領域の誕生に注目だ。
[画像6: https://prtimes.jp/i/10983/67/resize/d10983-67-638226-5.jpg ]
また、第2特集として、故郷・広島を題材にした『川はゆく』で木村伊兵衛写真賞、伊奈信男賞、林忠彦賞をトリプル受賞した注目の写真家・藤岡亜弥が登場。受賞以来初となる撮り下ろしの新作と未公開作品による作品ページなどで、その活動を紹介する。
______
特集 ポスト・パフォーマンス
美術、演劇、ダンスが交差する新たな領域
PART1
共振する演劇/パフォーマンス/アートの表現者たち
[INTERVIEW]
岡田利規(チェルフィッチュ)/マリア・ハッサビ/アンネ・イムホフ/マーク・テ/笹本晃/村川拓也
アーティスト・ファイル
Port B「新・東京修学旅行プロジェクト」ワークショップ・レポート
「亜女会」の活動から考える社会と演劇の多様性
PART2
パフォーマンスの最前線をひもとくキーワード
[キーワード]
(反)演劇性
ライヴ性
脱技術化/再技術化
サイトスペシフィック・パフォーマンス
レクチャー・パフォーマンス
古典芸能/民族芸能
ノンヒューマン
観客
リエナクトメント
劇場とフェスティバル
展覧会/コレクション
ドキュメンテーション/アーカイヴ
[コラム]
「パフォーマンス小史」「民俗芸能を『習う』プロジェクト」「ベルリンの大劇場、ディレクター退陣をめぐって」
PART3
美術館/劇場でいま何が起きているのか?
[鼎談]
境界を超えて進むパフォーミング・アーツの現在
高嶺格×相馬千秋×橋本裕介
[論考]
ヨーロッパ演劇の諸傾向――主観的な寸評
マックス=フィリップ・アッシェンブレナー=文
パフォーマンス以後のパフォーマティヴィティについて
田中功起=文
美術館におけるダンスの危機と可能性:テート、ニューヨーク近代美術館、ホイットニー美術館(抄訳)
クレア・ビショップ=文 大森俊克=訳
______
第2特集
藤岡亜弥 撮り下ろし作品集「ゴースト気分 A Girl with Ghost」
ARTIST PICK UP
ハインツ・マック
ベルトラン・ラヴィエ
ARTIST INTERVIEW
風間サチコ
美術手帖8月号 7月6日(金)発売
定価1600円+税
発行元=美術出版社
『美術手帖』公式サイトhttp://www.bijutsu.press/books/magazine/
______
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【京都 蔦屋書店】増田麻由 個展「いつまでも素敵は曖昧なまま」を9月28日(土)より開催。複雑な人間の心象や身体のエネルギーを手足の曲線で豊かに表現。
PR TIMES / 2024年9月19日 12時15分
-
「憲法×アート」の組み合わせで、2024年も憲法を読んでみませんか。人気の展覧会「日本国憲法展2024」が昨年に続き2度目の開催
PR TIMES / 2024年9月9日 18時15分
-
ダンスカンパニー「DAZZLE」による新作常設イマーシブエクスペリエンス 「Anemoia Tokyo」 が10月11日にオープン。
PR TIMES / 2024年9月6日 16時15分
-
学習、生成、創作の新たな地平を探る。『美術手帖』10月号は、「AIと創造性」特集。
PR TIMES / 2024年9月5日 11時15分
-
K2アートウィーク特集上映「都市とヴィジョン(幻影)2024」開催決定!(「ムーンアートナイト下北沢2024」連動企画)
PR TIMES / 2024年9月3日 13時16分
ランキング
-
1「タワマン節税」「空き家問題」2つの不動産相続ルール変更で何が変わる?マンションや古い物件の活用方法は?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 8時0分
-
2「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
3スーツの青山、らしくない「モード服」に本気の理由 外部人材を起用、新ブランドでイメージ大刷新
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 8時0分
-
4有料会員100万人「radiko」のビジネス的伸びしろ 広告ビジネスと新規ビジネスの尖兵として
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 10時30分
-
5なぜ、「パン屋さん」みたいなセブンが増えているのか できたてのカレーパン、ドーナツ、メロンパンを強化する背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月23日 6時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください