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風力を活用した省エネ運航の実証実験を開始

PR TIMES / 2024年10月17日 15時15分

~翼の形状をした「ソフトセイル」を搭載し、海上輸送の環境負荷を軽減~



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/100192/67/100192-67-b06744c1ecd632c634c581fa0186b749-1650x929.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
風力装置搭載時のイメージ図 ※実際のソフトセイルの設置枚数とは異なります


オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)および住友重機械マリンエンジニアリング株式会社(本社:東京都品川区、社長:宮島 康一、住友重機械工業株式会社100%出資、以下「SHI-ME」)は、このたび、オリックスが保有するばら積み貨物船で、風力を活用した省エネ運航の実証実験を開始しますので、お知らせします。

実証実験では、自社船甲板上に、翼の形状をした帆(ソフトセイル、製造元:ノースセール・ジャパン)を搭載し、風の力を活用して航海中の船の推進力を得ます。
使用するソフトセイルは、高さ8m・横幅13.2mの特殊プラスチック製で、風向きに合わせて帆の角度を調整することができます。風力を補助的に利用することで、主燃料である重油の使用量を抑え、CO2排出量の削減が期待できます。
今回、SHI-MEおよびノースセール・ジャパンは、ソフトセイルを含む風力推進補助装置の設計と同セイルを搭載した際の運航データの解析を手掛け、オリックスはソフトセイルの設置および運航中の燃費データの測定・収集を行います。また、今回の実証実験で得られたデータを元に省エネ効果について理論値を算出します。
2023年、国連の専門機関である国際海事機関(IMO)は国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出削減目標を「2050年頃までにGHG排出量ゼロ」へと強化※するなど、海上輸送の環境負荷低減が課題となっています。
オリックスとSHI-MEは、今回の実証実験を通して、既存船の燃費向上を図るとともに、グリーンエネルギーを活用した風力装置活用の知見を深め、実用化に向けた取り組みを進めてまいります。

※ Revised GHG reduction strategy for global shipping adopted(出典:IMO)
https://www.imo.org/en/MediaCentre/PressBriefings/Pages/Revised-GHG-reduction-strategy-for-global-shipping-adopted-.aspx

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