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「ビール酵母で育てる畑のお米チャレンジプロジェクト」北海道・網走で「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材(肥料原料)を活用し、米作りに成功。

PR TIMES / 2021年11月5日 16時45分

地域コミュニティや農業の活性化を目指す取り組み



 アサヒバイオサイクル株式会社(本社 東京、社長 千林紀子)は、北海道・網走の福田農場(代表 福田稔)と、「ビール酵母で育てる畑のお米チャレンジプロジェクト」に取り組み、農場の畑約3a(約100坪)において、「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材(肥料原料)(※)を活用した米の栽培に成功しました。
 本プロジェクトは、地元の子供たちとともに種まきや稲刈りなどを実施し、地域コミュニティや農業の活性化を目指すものです。将来的には、小学校給食での地元生産の米を提供することを目標に、地元関係者の参画を拡げ、陸稲(りくとう)栽培の規模を拡大していく計画です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/58947/68/resize/d58947-68-8076623b3f05ca0963fe-0.jpg ]

 本年は、親子で地域課題に取り組むことで網走での潜在的価値を創出することを目的として、網走青年会議所の事業として採択されました。4月に網走市内の小学校に親子参加を募り、5月に親子参加による北海道米ななつぼしの稲の種まきをおこない活動を開始しました。7月には栽培エリアの草刈りやドローンでのビール酵母細胞壁由来の農業資材の散布を見学するなど、親子で稲の成長を確認してきました。本年は天候不順もありましたが稲は順調に生育しています。
 11月6日に米の収穫作業をおこない、収穫した米は11月28日に親子で炊飯・実食する予定です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/58947/68/resize/d58947-68-b23210720ded68028342-1.jpg ]

 北海道・網走地区は、低気温であることから稲作に適しておらず、昭和初期以降、稲作はほとんどおこなわれていませんでした。福田農場では、水田を作らずに畑に作付けする陸稲を採用し2018年から稲作に取り組んできました。2020年に「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材(肥料原料)を施肥し試験栽培を開始したところはじめて稲穂に実をつけることに成功しました。
 陸稲は水稲(すいとう)に比べて稲が吸収する水分量が少ないことから、通常成長が遅く茎も細いとされています。しかし、ビール製造工程で発生する副産物「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材(肥料原料)は、稲の免疫力を高め根の成長を促進することから、根張りが向上し、発生した細かな根から食物の成長に必要な土壌中の栄養分を多く吸収することができ、期待していた収穫が見込めるまでになりました。
 2021年は本格的な栽培を開始し、2020年に続いて米が収穫できる見込みです。
 
 アサヒバイオサイクルでは、食品由来の安全な農業資材を通して、環境保全型農業の実現や、地域コミュニティや農業の活性化、食料自給率向上への貢献を目指すとともに、今後も農業資材を活用する場を拡大していきます。

※)ビール酵母細胞壁を活用した農業資材(肥料原料)は、植物に与えると、植物本来の免疫力を高めるとともに、土壌を還元することにより有用菌優勢の微生物叢に変化させるという2つの機能を持っています。食品由来で安全・安心であること、植物の免疫力を引き上げることによる病気への耐性の強化、収穫量の増加、土壌の改善などにより農作物の品質が向上するだけでなく、収穫量あたりの温室効果ガスの排出量が削減され持続可能な農業に貢献できることなどが期待されています。日本国内では、全国の農地、ゴルフ場、阪神甲子園球場をはじめとする野球場など天然芝のスポーツ施設や公園等で活用されています。

■アサヒバイオサイクルHP
https://www.asahibiocycle.com/ja/

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