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みやぎの工芸品×トヨタ自動車 自動車廃材の鉄とガラスを活用した工芸品・美術品を製作

PR TIMES / 2024年7月5日 17時45分

「もっといいクルマづくり」に向け、廃材をアップサイクルする取り組みを推進



トヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ」)は、宮城県と共同で、地域の伝統工芸品に自動車廃材を取り込み、新たな価値を創造することで地域に貢献する活動として、鉄の廃材を用いた包丁と、ガラスの廃材を用いたグラスやアート作品を、宮城県内の職人・アーティストと共に製作しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104325/68/104325-68-7ac85a811c4e04199b3a87e055b9009c-3712x2475.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104325/68/104325-68-515163de933ce5ca407ecfb2e33c3fc3-3730x2475.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


トヨタ社内の構造デザインスタジオは、車両構造を素材と工法から抜本的に見直し、従来の経済軸・技術軸に、鉄などの資源の使用量削減やリサイクルしやすい構造を実現する環境軸の考え方を加えた「捨てるところのないクルマづくり」を推進しています。その際、クルマの原料や材料にリサイクルできない素材は、元の形よりも付加価値をつけ新たな製品や作品へ生まれ変わらせるアップサイクルの仕組みづくり・仲間づくりにも取り組んでいます。構造デザインスタジオでは、これらの活動を総称して「Geological Design(ジオロジカルデザイン)」と呼んでいます。

この度、トヨタが提供した自動車廃材の鉄とガラスが、数百年の歴史を持つ中新田打刃物を手掛ける石川刃物製作所(宮城県加美町)と、その土地に根ざした独創的な作品を手掛ける海馬ガラス工房(宮城県仙台市)の手により、みやぎの工芸品である包丁とグラス等のガラス製品へと生まれ変わりました。これらの製品は今後一般発売も検討しています。

トヨタでは今後も、環境にいいクルマづくりに取り組むと共に、地域の伝統的な工芸品・美術品の知名度向上や産業振興等への協力による地域貢献を通じて「町いちばんの会社」を目指してまいります。

■製品紹介
〇中新田打刃物 自動車廃材アップサイクル包丁
〈製作〉石川刃物製作所
〈使用素材〉自動車の鉄端材
〈石川刃物製作所 石川美智雄氏のコメント〉
自動車とは関係が薄いと思っていた「味覚」を創り出す今回の取組み。鉄廃材を命の源である「食」へと繋げられることや新しい鋼材での製作に挑戦出来ることが非常に面白いと思い、協力させていただきました。従来の鋼材とは全く異なる素材のため、鍛造する工程で温度も叩く力加減もすべて変える必要があり、感覚を掴むまでは苦労しました。1か月半ほど試作を繰り返しましたが、出来上がった製品の切れ味には非常に自信を持っています。今回、中新田打刃物×トヨタ自動車ということで、我々の原点である「黒打の三徳包丁」に、トヨタの原点である織物で使われる藍染に着目した「藍色の柄」を組み合わせた包丁も製作してみました。これをきっかけに、中新田打刃物に興味を持つ方が少しでも増え、打刃物の切れ味を是非多くの人に知っていただけると嬉しく思います。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104325/68/104325-68-652359a8ceeb3cd23b21fa49ac6fb8d6-3045x1039.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
石川刃物製作所 石川美智雄氏


〇自動車廃材アップサイクルガラス製品
〈製作〉海馬ガラス工房
〈使用素材〉自動車廃ガラス(サイドガラス)
〈海馬ガラス工房 村山耕二氏のコメント〉
これまでありふれた自然物と思われている各地の砂・岩石をガラス化することによって、自然・環境を再認識する作品制作を行ってきた中、品質・性能等で使用目的をもって作られる、素材として対極とも言える工業的素材のガラスに、同じガラス素材としてどの様な差異があるのかを感じ、新たな表現の可能性を探れればと思ったのが取組みのきっかけです。工芸素材としてのガラスに比べ、保熱と冷める温度の変化に独特の特徴があるため、取り扱いに慣れるまでに少なくとも3ヶ月くらいは試行錯誤してきました。現在もまだ途上にいる感覚です。両者の素材としての差異を探り、活動を続けてゆくことで、最終的には自動車廃ガラスを純粋な素材として認識し、アップサイクルという意識がなくなる素材循環の世界が訪れることを期待したいですし、そのようなことを感じてもらえる創作活動を行っていきたいと思っています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104325/68/104325-68-ff2ee9489e7d9816ecaca0b41dd9b4af-2663x1039.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
海馬ガラス工房 村山耕二氏

■トヨタ自動車 構造デザインスタジオ テーマプロデューサー 大學孝一のコメント
自動車廃材が、みやぎの伝統工芸品・美術品の認知度向上につながり、少しでも地域振興のお役に立てるのであれば、大変嬉しく思います。今後は宮城県に生産拠点を置くトヨタ自動車東日本株式会社から生じた自動車廃材を用いることで、地域完結での自動車廃材の地産地消を実現していきたいと考えています。またこのような活動を通じ、「Geological Design」に取り組む仲間を、業界を問わず増やしていきたいと思います。

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