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インテル強力な次世代の製品の発表とともにAI Everywhereを推進

PR TIMES / 2023年12月18日 19時15分

インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーと第5世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーで比類のないAIポートフォリオを拡充し、すべての人々にAIを提供

2023年12月14日に米国で発表された資料の抄訳です。

インテル コーポレーション(米国カリフォルニア州サンタクララ)は、米国ニューヨークで開催した「AI Everywhere」イベントにおいて、データセンターからクラウド、ネットワーク、エッジ、そしてPCまで、AIソリューションをあらゆる場所へ導入可能にする、比類のないAI製品ポートフォリオを紹介しました。

ニュースハイライト
インテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサーは、初めてIntel 4プロセス技術を採用した40年間で最大のアーキテクチャー変革をもたらすプロセッサーであり、インテル史上最も電力効率の高いクライアント・プロセッサーとして、AI PCの時代を象徴

第5世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーは、すべてのコアにAIアクセラレーションを実装し、AIと全体的なパフォーマンスを大幅に向上させ、総保有コスト(TCO)を削減

来年予定されているインテル(R) Gaudi(R)3 AI アクセラレーターをインテル CEOのパット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)が初公開



インテル コーポレーション 最高経営責任者(CEO)のパット・ゲルシンガーは「AIイノベーションには、世界全体のGDPの3分の1に及ぶ範囲へと*1、デジタル経済の影響力を引き上げる勢いがあります。インテルは、クラウドでも、ますます利用が広がるPCやエッジでも、データが生成、使用されるその場所で、人々がAIをシームレスに取り入れてあらゆる用途で効率的に実行可能にするテクノロジーとソリューションを開発しています」と述べています。

ゲルシンガーは加えて、クラウドからエンタープライズを対象にしたサーバーとネットワーク機器、量産向けクライアント製品、ユビキタスなエッジ環境にわたる、インテルの広範なAIの取り組みを紹介するとともに、4年以内に5つの新しいプロセス技術ノードを提供する計画が順調に進捗している点を強調しました。

ゲルシンガーは「インテルは、並外れた設計手法で構築したプラットフォーム、セキュリティーが確保されたソリューション、オープン・エコシステムのサポートを通じて、AIをあらゆる場所に浸透させる『AI Everywhere』の実現をミッションとしています。本日発表したAI PCの時代を切り拓くインテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーと、エンタープライズ向けのAIアクセラレーターを搭載した第5世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーにより、インテルのAIポートフォリオは一層強力になっていきます」 と述べています。

インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーが加速するAI PCと新しいアプリケーション
インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーは、この40年間で最大のアーキテクチャー転換をインテルにもたらし、CPUコンピューティング、グラフィックス、電力効率、バッテリー持続時間、そしてAI機能と、あらゆる領域で最前線を進むAI PC時代をけん引する製品となります。AI PCは、場所を問わずにWi-Fi接続を可能にするインテル(R) Centrino(R)ノートブックPC以来、20年ぶりのPC体験の大きな変革をもたらします。

インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーは、ニューラル・プロセシング・ユニット(NPU)というインテル初のクライアント向けオンチップAIアクセラレーターを特長とし、新たな水準の電力効率を実現するAIアクセラレーションを実装することで、前世代と比べて2.5倍の電力効率*2を実現しました。このプロセッサーに実装される世界水準のGPUとCPU両方に、AIソリューションを加速させる機能が備わっています。

特に注目すべき点として、インテルは100社を超えるソフトウェア会社との連携を通じ、数百ものAI対応アプリケーションをPC市場に提供します。これにより、極めてクリエイティブ性の高い制作作業、生産性タスクや趣味向けのアプリケーションまで、広範にわたりPC体験が革新されます。これは消費者ユーザーや企業顧客にとって、特に競合のプラットフォームと比較して、インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー搭載プラットフォームで実行可能なAI対応アプリケーションの幅が広がり、さらに充実することを意味しています。一例として、Adobe Premiere Proを使用するコンテンツ制作クリエーターの場合、競合製品と比べて40%高いパフォーマンス*3を発揮できるようになります。

インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーを搭載するAI PCは、今回の発表とともにパートナー各社から購入可能です。今後1年間でインテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーはAI対応のノートブックPCに搭載され、世界中のPCメーカーから230以上の機種が提供される予定です。AI PCは2028年までにPC市場の80%を占めると予測され*4、人々の働き方、学習、クリエイティブ作業に、さまざまな新しいツールをもたらすと見込まれています。

データセンター、クラウド、ネットワーク、エッジで一層強力なAIを実現する最新のインテル(R) Xeon(R) プロセッサー
併せて本日発表された第5世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーは、前世代のインテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーと比較して、同等の熱設計電力(TDP)で平均21%のパフォーマンス向上*6、顧客のさまざまなワークロードで消費電力当たり性能は36%向上*7を達成し、パフォーマンスと効率性ともに大幅な飛躍を実現しました*5。標準とされる5年間の更新サイクルで旧世代からのアップグレードを予定している顧客企業は、総保有コスト(TCO)を最大77%削減できます*8。

インテル(R) Xeon(R) プロセッサーは、AIアクセラレーターを搭載するデータセンター向け唯一のメインストリーム・プロセッサーであり、この第5世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーの導入により、パラメーター数が200億にも上る大規模言語モデル(LLM)を実行する推論とファイン・チューニングの効率が最大42%向上します*9。また、MLPerfの学習/推論ベンチマーク結果( https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/newsroom/news/intel-gaudi-ai-accelerator-brings-greater-ai-choice.html )を一貫して改善し続けている唯一のCPUでもあります。

インテル(R) Xeon(R) プロセッサーに搭載されるAIアクセラレーターは、最適化済みのソフトウェアとテレメトリーの機能拡張の追加により、通信サービス・プロバイダーやコンテンツ配信ネットワーク、小売、医療/ヘルスケア、製造など、ネットワークやエッジのワークロードで厳しい要件が求められる広範な市場で導入の管理性と効率性を向上させます。

本日のイベントでは、IBMのwatsonx.dataプラットフォームに第5世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーを導入しテストを実施した結果、前世代のインテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーと比較して最大2.7倍のクエリー・スループットを達成したと発表がありました*10。

Google Cloudは、第5世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーの導入を来年に予定しており、Palo Alto Networksの脅威検出ディープラーニング・モデルに第4世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーの内蔵アクセラレーターを使用した結果、2倍のパフォーマンス向上が確認されたと紹介しています。さらに、インディーズのゲームスタジオであるGallium Studios( https://www.galliumstudios.com/ )は、インテル(R) Xeon(R) プロセッサーで稼動するNumentaのAIプラットフォーム( https://www.numenta.com/platform/ )にチューニングして、推論パフォーマンスをGPUベースのクラウド・インスタンスと比較し6.5倍向上させ、独自開発のAI対応ゲーム「Proxi*11」でコスト削減とレイテンシー低減を図りました。

このようなさまざまの性能向上は、データセンターやクラウドに限らず、世界中のネットワーク( https://community.intel.com/t5/Blogs/Tech-Innovation/Edge-5G/Intel-AI-in-the-RAN/post/1344435 )からエッジに至るアプリケーションで、最先端のAIが持つ新たな可能性を引き出します。

AIアクセラレーション&ソリューションを開発者が必要とするあらゆる場所に浸透
インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーと第5世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーは、現在、想像が及ばないシーンへとその活用の場を広げる可能性があります。一例として、予算と栄養の必要性だけに基づいてメニューの選択肢を提案してくれるレストランや、品質安全性の問題が発生したその場で把握できる製造現場、人間の目では見逃してしまいそうなものを認識できる超音波、そして徹底した精度で電力を制御できる送電網などが考えられます。

このようなエッジ・コンピューティングの活用事例は、コンピューティング分野の急拡大を象徴します。10年後の世界全体の市場規模は4,450億ドルにも上ると予測され、その中でも特にAIワークロードが急成長すると見込まれています。この市場ではエッジとクライアント機器が推論の需要をけん引し、データセンターの1.4倍となっています*12。

顧客企業の大半が、複数のAIソリューションを組み合わせて採用すると期待されます。Zoomを例に挙げると、AIワークロードをインテル(R) Core(TM) プロセッサーを搭載したクライアント・システムで稼動させ、インテル(R) Xeon(R) プロセッサーを搭載したクラウド・ソリューションを独自の一体型コミュニケーション&コラボレーション・プラットフォームとして運用し、最適なユーザー体験とコストを提供しています。ZoomではAIを活用して、ビデオ通話中に近所の犬の鳴き声を消すノイズ抑制をはじめ、散らかったホームオフィスの背景のぼかし、ミーティングの議事録やメールの作成も可能にしています。

インテルは、開発者がAIハードウェア・テクノロジーを可能な限り容易に入手し、利用できるようにするため、PyTorchやTensorFlowなど開発者が使用するAIフレームワークを最適化し、oneAPIを通じて基本ライブラリーを提供して、異なる種類のハードウェアをまたいでソフトウェアの移植性とパフォーマンスを高めています。

高度な開発ツールは、インテルが提供するoneAPIやOpenVINO(TM) ツールキットを含め、開発者がAIワークロードやソリューションに合わせてハードウェア・アクセラレーションを活用し、推論の多種多様な目的に応じて短期間でAIモデルを構築、最適化、実装可能にする手段となります。

正式発表を前にインテル(R) Gaudi(R)3 AI アクセラレーターを紹介
ゲルシンガーはこのイベントの最後に、来年発表を予定しているインテル(R) Gaudi(R)3 プロセッサーの最新情報として、ディープラーニングと大規模生成AIモデルを対象とする、次世代AIアクセラレーターを初公開しました。インテル(R) Gaudi(R) プロセッサー製品群を急速に拡大しているインテルは、その理由を、成長し続ける実証済みの性能優位性に加えて、極めて魅力的な総保有コスト(TCO)および価格設定にあると考えています。インテルは、生成AIソリューションに対する需要の高まりを受け、インテル(R) Gaudi(R) アクセラレーターを筆頭とするAIアクセラレーター製品群により、2024年のアクセラレーター市場でより多くの部分を獲得できると見込んでいます。

インテルはパートナーや広範なエコシステムとの連携を通じ、AIが加速している成長の機会を最大限に活かして、あらゆる場所にAIを提供するAI Everywhereの実現に現在、取り組んでいます。

脚注:
*1 Oxford Economics、BCG、マッキンゼーのデータによる予測
*2 インテル(R) Core(TM) Ultra 7 プロセッサー 165H(NPU)とインテル(R) Core(TM) i7-1370p プロセッサー(GPU)を使用してint8モデルを実行し、UL Procyon AIベンチマークにより消費電力当たり性能を測定した結果を比較。ワークロードと構成については、http://www.Intel.com/PerformanceIndex/(英語)を参照してください。結果は異なる場合があります。
*3 PugetBenchPremier Pro Standard(v24.1)ベンチマークによる測定値。インテル(R) Core(TM) Ultra 7 プロセッサー 155HとAMD Ryzen 7 7840Uの総合スコアを比較。ワークロードと構成については、http://www.Intel.com/PerformanceIndex/(英語)を参照してください。結果は異なる場合があります。
*4 出典:Boston Consulting Group。
*5 平均的なパフォーマンス向上の割合は、SPEC CPU、STREAM Triad、LINPACKベンチマークで測定した幾何平均を第4世代インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーと比較。https://www.intel.com/processorclaims/(英語):「5th Gen Intel Xeon processors」の[G1]を参照。結果は異なる場合があります。
*6 平均的なパフォーマンス向上の割合は、SPEC CPU、STREAM Triad、LINPACKベンチマークで測定した幾何平均を第4世代インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーと比較。https://www.intel.com/processorclaims/(英語):「5th Gen Intel Xeon processors」の[G1]を参照。結果は異なる場合があります。
*7 https://www.intel.com/processorclaims/(英語):「5th Gen Intel Xeon Scalable processors」の[T13]を参照。結果は異なる場合があります。
*8 https://www.intel.com/processorclaims/(英語):「5th Gen Intel Xeon Scalable processors」の[T7]を参照。結果は異なる場合があります。
*9 インテル社内での測定値(2023年12月現在)に基づく。https://www/intel.com/processorclaims/(英語):「5th Gen Intel Xeon processors」の[A1]、[A2]、[A16]を参照。結果は異なる場合があります。
*10 intel.com/processorclaimsの[D7]を参照: 第5世代インテル(R) Xeonスケーラブル・プロセッサー。結果は異なる場合があります。
*11 NVIDIA Tesla M60 GPU: 2023年11月17日現在、Galliumによりテスト済み。1-node, 1x GPU on AWS g3s.xlarge, 4vCPU, 30.5 GB memory, 8 GB GPU memory, Ubuntu 22.04 Kernel 5.17, Gallium custom Word2vec, Sequence Length 64, Batch Size 64. 第4世代インテル(R) Xeon(R) スケーラブル: 2023年11月28日現在、ガリウムによりテスト済み。1-node, 2x Intel(R) Xeon(R) Platinum 8488C on AWS m7i.xlarge, 16GB メモリ, Ubuntu 22.04 Kernel 5.17, Numenta Platform for Intelligent Computing V1.0, Numenta-Optimized BERT-Large, Sequence Length 64, BF16, Batch Size 64.
*12 AI and Machine Learning Survey, 22.2, Evans Data Corp, 2023.

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