釧路製作所 北海道大樹町にサテライトオフィス開設|宇宙ビジネスへの新規参入、営業拠点化へ
PR TIMES / 2023年5月15日 12時45分
~大樹町コワーキングスペースを活用~
北海道大樹町(町長:黒川豊 以下、大樹町)と共に、アジア初の民間企業に開かれた商業宇宙港「北海道スペースポート(以下、HOSPO)」(*1)の事業を推進するSPACE COTAN株式会社(本社:北海道大樹町、代表取締役社長兼CEO:小田切義憲 以下、SPACE COTAN)は、橋梁の製作・架設を手掛ける株式会社 釧路製作所(本社:釧路市、代表取締役社長:羽刕洋 以下、釧路製作所)が2023年5月1日、大樹町経済センター内のコワーキングスペースにサテライトオフィスを開設したことをお知らせいたします。
釧路製作所は、宇宙産業への新規参入を目指しており、更なる営業強化のため関連する産業や情報が集まる大樹町にオフィスを構えました。
今回の大樹町への進出は、HOSPOのビジョンである宇宙港を核に関連産業が集積する「宇宙版シリコンバレー」の実現に向けた大きな前進となりました。大樹町とSPACE COTANは、引き続き新たなロケット発射場や滑走路延伸など設備の拡充を進め、企業誘致やビジネス創出、宇宙産業による地方創生を推進してまいります。
*1:自社調べ。2021年4月アジアにおける宇宙港を調査
[画像1: https://prtimes.jp/i/78016/69/resize/d78016-69-44f679ffd4fd61d33923-0.jpg ]
橋梁、鋼製タンク製造 ものづくり技術で宇宙産業参入|2023年度内にロケットの精密加工部品の製造を目指す
釧路製作所は、主に橋梁および鋼製タンクの製造を行っている企業で、2018年に大樹町内のロケット開発スタートアップ「インターステラテクノロジズ株式会社(本社:大樹町、代表取締役社長:稲川貴大 以下、インターステラテクノロジズ)」の試験設備を製造したことがきっかけとなり、現在はロケット発射場設備・ロケット部品の製造で宇宙関連産業への進出を目指しています。2022年11月には航空宇宙関連の国際認証であるJISQ9100を取得。同年12月には社内に航空宇宙準備室を立ち上げ、2023年度内に精密加工部品の製造を行う準備を進めています。
大樹町のサテライトオフィスには、当面は1カ月に数日程度、社員を配置し航空宇宙関連の営業活動を行い、取引先拡大に合わせて社員を常駐させる予定です。
宇宙のまち大樹町で進む、航空宇宙関連産業の集積
大樹町は、東と南が太平洋にひらかれた地の利や広大な土地による発射場の拡張性、良好な気象条件等、世界でもトップクラスの宇宙港の適地であり、約40年前から航空宇宙産業誘致を進めてきました。これまでJAXAやロケット開発企業を誘致し、2021年のHOSPO本格稼働後は関連産業の集積がいっそう進んでいます。HOSPOの既存設備(1,000m滑走路・観測ロケット用発射場LC-0等)では民間や研究機関、大学等がロケット、小型航空機、空飛ぶクルマやドローン等の次世代モビリティの実験を実施しています(年間30件程度)。
現在、2022年に着工したロケット発射場LC-1と滑走路延伸の工事を進めており、国内唯一の民間にひらかれた垂直型・水平型ロケットに対応する商業宇宙港として、航空宇宙産業の活性化・競争力強化への貢献を目指しています。
大樹町に集積する宇宙関連企業等
[表: https://prtimes.jp/data/corp/78016/table/69_1_9074fd111d6974f43306e4ec6bbef8ac.jpg ]
代表者コメント
株式会社 釧路製作所 代表取締役社長 羽刕 洋
[画像2: https://prtimes.jp/i/78016/69/resize/d78016-69-8592d36e400910eaf175-3.png ]
この度当社は、宇宙産業のさらなる営業力強化と技術力向上を目指して、大樹町にサテライトオフィスを開設致しました。宇宙産業は、スピード感を持って情報を収集し、必要に応じて関係者と会話ができる環境が非常に重要であると認識しており、大樹町の拠点をきっかけに、当社の航空宇宙への取り組みがより加速することができればと願っております。今後も、大樹町全体の取り組みに柔軟に対応し、北海道の宇宙産業の発展に寄与していきたい所存です。
大樹町長 黒川 豊
[画像3: https://prtimes.jp/i/78016/69/resize/d78016-69-1a4ac363b337c9b6eae7-4.jpg ]
株式会社 釧路製作所に当町のサテライトオフィスを活用いただくことにより、当町が進める「宇宙のまちづくり」そして「宇宙版シリコンバレー」の実現に向け、より弾みがつくことと大変心強く感じております。今後も同社同様、航空宇宙の取組みを進められる企業様とともに、宇宙版シリコンバレーの創出に向け取り組みを進めてまいります。
SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲
[画像4: https://prtimes.jp/i/78016/69/resize/d78016-69-e53e175ec3c12705facb-2.jpg ]
この度、株式会社 釧路製作所が大樹町にサテライトオフィスを開設され、また一歩航空宇宙関連産業の集積が進んだことを大変嬉しく思います。今後もHOSPOを中心として宇宙版シリコンバレーを創出し、北海道の地域活性化に貢献することを目指して、HOSPOの整備拡充支援、HOSPO利用企業等の誘致を進めてまいります。
大樹町 コワーキングスペース概要
[画像5: https://prtimes.jp/i/78016/69/resize/d78016-69-4b80d2f6708d4f623416-5.jpg ]
住所:北海道広尾郡大樹町西本通98(大樹町経済センター内3階)
設備:事務スペース、会議室、会議用モニター、複合機、ロッカー等
使用料:1社・団体につき1カ月で1万5,000円、1日で500円
コワーキングスペース プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000078016.html
団体・会社概要
株式会社 釧路製作所
[画像6: https://prtimes.jp/i/78016/69/resize/d78016-69-f4ebeaa51c562b1fed75-6.png ]
代表:代表取締役社長 羽刕 洋(うしゅう ひろし)
所在地:北海道釧路市川北町9番19号
事業概要:北海道釧路市に本社を置く橋梁メーカーで、北海道を中心に鋼製橋梁の製作及び架設、鋼構造物の設計・製作・施工を行ってきました。既存事業である大型の鋼構造物製造の技術を生かし、インフラ整備の観点から北海道スペースポートの整備に力を尽くして参りたいと考えております。また、今後は技術力を高め、精密加工の分野においても、航空宇宙産業の発展に寄与できるよう鋭意努力をしているところです。
WEB:http://kushiro-ses.co.jp/
北海道大樹町
代表:町長 黒川 豊(くろかわ ゆたか)
所在地:北海道広尾郡大樹町東本通33番地
事業概要:人口5,400人の一次産業が基幹産業の町。昭和59年の北海道大規模航空宇宙産業基地構想で航空宇宙基地の適地とされ、以降40年近くにわたり宇宙のまちづくりを推進し、HOSPOを本格稼働。北海道スペースポートを核とした宇宙版シリコンバレーの形成を目指します。
WEB:https://www.town.taiki.hokkaido.jp/
SPACE COTAN株式会社
代表者:代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲(おだぎり よしのり)
所在地:北海道広尾郡大樹町字芽武183番地
事業概要:大樹町からの委任に基づくHOSPOプロジェクトの推進業務全般(スペースポートの管理運営、整備資金調達支援、射場設計、国の認定取得、国内外顧客開拓、PR活動等)を実施しています。
WEB:https://hokkaidospaceport.com/
北海道スペースポートとは?
[画像7: https://prtimes.jp/i/78016/69/resize/d78016-69-4987f1d88a04ad51519b-7.jpg ]
HOSPOは、2021年4月に大樹町で本格稼働したアジア初の民間にひらかれた商業宇宙港です。大樹町はロケットを打上げる東と南方向に海が広がり、広大な土地による拡張性の高さなどの地理的優位性があることから、世界トップクラスの宇宙港の適地と言われ、約40年前から宇宙産業誘致を進めてきました。
大樹町とSPACE COTANは「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」というビジョン実現に向けて、ロケットやスペースプレーンの発射場・実験場を整え、世界の宇宙ビジネスを支えるインフラとして、ロケット開発や宇宙産業の発展に貢献します。また、宇宙産業を核とした地方創生、ビジネス創出を目指します。
現在は新たな人工衛星用ロケット発射場LC-1と滑走路延伸工事を進めており、整備資金の一部は企業版ふるさと納税制度を活用しています。地域特性を活かした地方創生の取り組みで人口減少に歯止めがかかっていることなどが評価され、大樹町は2022年度の企業版ふるさと納税制度の内閣府特命大臣表彰を受けました。
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