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グロービス経営大学院、生成AIを活用した対話型復習ツールを国内ビジネススクール初の本格導入! MBAクラスの教員と学生の対話を分析・反映、より効果的な学習へ

PR TIMES / 2024年7月29日 14時15分



グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人)は、生成AIを活用した対話型学習システム「GAiChaL-2.0(β版)(GLOBIS AI Chat Learning、略称 ガイチャル)」を開発、MBAプログラムの科目での復習ツールに導入を開始しました。2024年7月期開講科目の「アカウンティング基礎(3カ月・7月期中に17クラス開講)」の復習ツールへの提供から始め、今後さらに活用範囲を広げていく予定です。MBAプログラムの科目に生成AIを活用した復習の仕組みを全学的に導入するのは、国内のビジネススクールとして初の試みとなります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64393/70/64393-70-687d14eae8d140b89ebbaf0cd4364b8d-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


グロービス経営大学院に通う社会人学生は、「GAiChaL-2.0」を用いた復習ツールを使うことで、実践演習を通じたスマートフォンでの学習がいつでもどこでも可能になります。「GAiChaL-2.0」は昨年3月にリリースした「GAiChaL-1.0*1」の進化版で、グロービス経営大学院が長年培ってきた教員と学生の対話メソッドをシナリオとして組み込んだことが最大の特徴です。
*1 参考ニュースリリース(2023年3月公開):https://globis.co.jp/news/mba/8452-2023-03-03/ 今回の「GAiChaL-2.0」のリリースに伴い、「GAiChaL」は「GAiChaL-1.0」に名称を変更
■「GAiChaL-2.0」を使った復習ツールについて
グロービス経営大学院の科目は、基本的に全6回で構成されています。「GAiChaL-2.0」を用いた復習用ツールでは、各回につき必ず理解しておきたい基礎的な部分を扱った演習を用意しています。選択式問題だけでなく記述式問題も出題され、回答に応じたフィードバックが表示されるほか、回答が適切でなかった場合には、学生は、ヒントを参考に再度回答を行うこともできます。このような生成AIとの対話を通じて深い理解を促すことが可能です。
■「GAiChaL-2.0」について
「GAiChaL-2.0」の特徴は、グロービス経営大学院が長年培ってきた教員と学生との対話メソッドを、生成AIと学生との対話の根幹となるシナリオに組み込んでいることです。これは、MBAクラスにおける教員と学生の対話の分析を基に開発し、学生の理解を促すシナリオです。
一般的に生成AIを活用したツールをつくる場合、プロンプトと呼ばれる指示文を通して生成AIに回答を作成させます。さらに対話をコントロールする場合には、対話の根幹となるシナリオを用意します。2023年4月にリリースされた「GAiChaL-1.0」ではシナリオ管理を生成AIに任せてたため、必ずしも生成AIがプロンプトに従うとは限らず、十分に深い対話ができないという課題がありました。
一方、進化版「GAiChaL-2.0」では、教員と学生の対話のエッセンスを組み込んだシナリオを、新たに実装したシステムに用意。そのシナリオ上の分岐判断や、シナリオに沿ったフィードバック生成に、生成AIを活用しています。生成AIが得意な領域を担うことで、「GAiChaL-1.0」での課題の解決を図っています。この進化により複雑で長い対話が可能となり、授業で教員と対話しているかのような没入感が得られようになりました。
≪「GAiChaL-2.0」対話例≫
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64393/70/64393-70-27ee5165abffd409fb638e4f5b1ba7fd-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【回答が適切な場合】回答内容を承認したうえで、ひと言解説を添えて応答

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64393/70/64393-70-297c2d5f5933b55cf157e8a06fe00032-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【回答を誤った場合】正解の解説をすぐに行わず、ヒントを示して再度問うことも可能

■「アカウンティング基礎」での復習ツール提供の狙い
ビジネスの複雑化・多様化により、経営におけるアカウンティング知識の重要性は一層高まっています。一方で「アカウンティングに日頃あまり接点がない」など、授業で学んだ知識の定着に苦労する学生も多く、カネ系科目は、学生・教員ともに復習ニーズが高い科目です。そこで「GAiChaL-2.0」を用いた復習ツールの導入を「アカウンティング基礎*2」から開始し、生成AIを使った対話型演習による知識習得サポートを試みました。従来のテキストベースの復習ツールに加えて、スマートフォンを使って生成AIと対話しながら学習する新たなスタイルが、学生の学習へのハードルを下げ、理解の底上げにつながることを期待しています。
*2 アカウンティング基礎:https://mba.globis.ac.jp/curriculum/detail/ea/

■グロービス経営大学院におけるAI活用
今回リリースした「GAiChaL-2.0」は、グロービス経営大学院が運営するグロービスAI経営教育研究所(GAiMERi)が開発しました。グロービス経営大学院では、GAiMERiの研究を活かし、AIやテクノロジーを使った創造と変革、すなわちテクノベート*3を担う次世代ビジネスリーダーの育成を推進しています。
「テクノベート」を標榜する経営大学院として、2019年から入試の書類選考にAIを試験導入するなど、先進的な取り組みを行ってきました。2021年、AIによる自然言語テキスト解析エンジン「GAiDES(GLOBIS AI Document Evaluation System)」を搭載したレポート採点支援システムに関して、グロービス初となる特許を取得。次いで2022年に新たに特許を取得したAIラーニングシステム「GAiL(Globis AI Learning)」は、AIを使った記述式学習システムで、AIによるフィードバックをもとに学習を進めることを可能とし、動画とAIで学ぶMBA単位「ナノ単科」*4の学習サイクルにおけるAIによる実践演習に活用されています。さらに2023年3月には、ChatGPTを活用した対話型の学習システム「GAiChaL-1.0(GLOBIS AI Chat Learning)」を開発し、世界に先駆けて「ナノ単科」に実装しました。
*3 テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語
*4 ナノ単科:https://info.nano.globis.ac.jp/


今後もAIを活用した新たな経営教育のあり方を模索し、学生らの学びを進化させていくことを目指しています。社会の変化が加速しビジネスのあり方自体が変わっていく現状を踏まえ、グロービス経営大学院は、これからの時代に必須の経営知とビジネススキルを学ぶ機会を拡充していきます。
                         

◆グロービスAI経営教育研究所(略称 GAiMERi)の概要
2017年2月開設。国内最大のビジネススクールであるグロービス経営大学院、企業の人材育成や組織変革など教育現場から得られる知見と、AIをはじめとするデジタルテクノロジーや認知科学の発展がもたらすイノベーションを統合し、次世代の経営教育モデルの研究開発を推進する研究所。
URL:https://mba.globis.ac.jp/feature/technovate/gaimeri/

◆グロービス経営大学院(日本語プログラム英語プログラム
グロービス経営大学院は、2006年の開学以来「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。日本語MBAプログラムは、東京・大阪・名古屋・福岡・オンラインの5キャンパスに加え、仙台・水戸・横浜に特設キャンパスを開設。2006年開学当初78名だった入学者数は、2024年4月には日本語MBAプログラムで977名に達しました。在校生・卒業生は合計1万2,000人を超え、日本最大のビジネススクール*に成長を遂げています。英語MBAプログラムは、パートタイム&オンラインMBAプログラム、フルタイムMBAプログラムを展開し、世界各国から多様な学生が集まっています。グロービス経営大学院は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーを育成し、テクノベート時代の世界No.1MBAを目指していきます。
* 参考:文部科学省「令和5年度専門職大学院一覧」

◆グロービス (https://www.globis.co.jp
グロービスは1992年の設立来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内研修事業を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスのほか定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびにオウンドメディア「GLOBIS 学び放題×知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資を展開しています。

グロービス:
学校法人 グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、福岡、オンライン)/英語(東京、オンライン)
株式会社 グロービス
・グロービス・エグゼクティブ・スクール
・グロービス・マネジメント・スクール
・企業内研修
・出版/電子出版
・「GLOBIS 学び放題×知見録」/「GLOBIS Insights」
・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」
グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司
GLOBIS Asia Pacific Pte. Ltd.
GLOBIS Asia Campus Pte. Ltd.
GLOBIS Thailand Co., Ltd.
GLOBIS USA, Inc.
GLOBIS Europe BV
GLOBIS Manila Inc.

その他の活動:
・一般社団法人G1
・一般財団法人KIBOW
・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント
・株式会社LuckyFM茨城放送

【取材に関するお問い合わせ先】
グロービス 広報室 担当:土橋涼
E-MAIL: pr-info@globis.com

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