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呉高専協働研究センターと九州工業大学オープンイノベーション推進機構ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターが包括連携協定を締結!

PR TIMES / 2021年10月7日 18時45分

~マテリアル・AI分野のオープンラボを開設し、GEAR5.0(マテリアル)事業を推進~

独立行政法人国立高等専門学校機構 呉工業高等専門学校協働研究センター(センター長:黒木 太司、以下「呉高専協働研究センター」)と、国立大学法人九州工業大学オープンイノベーション推進機構 ニューロモルフィックAIハードウェア研究センター(センター長: 田中 啓文、以下九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センター)は、双方のマテリアル・AI分野の教育・研究活動の連携推進を目的として、2021年10月6日に「包括連携協定」(以下「本協定」)を締結しましたのでお知らせします。



本協定の締結により、最先端の技術を持つ九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターのAI研究者との連携をバックボーンとして、今後呉高専にマテリアル・AI分野のオープンラボを開設し、GEAR5.0(マテリアル)事業参画校を中心とした全国51高専のAI研究者のネットワーク構築をオンライン上で進め、地元企業や自治体のマテリアル・AI分野に関する興味や課題に幅広く対応できる受け皿としての役割、さらには社会実装研究の推進が期待されます。

[画像1: https://prtimes.jp/i/75419/70/resize/d75419-70-d583a23b3b9c00cb9256-0.jpg ]

概要
この度、呉高専協働研究センターと九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターが締結する「包括連携協定」に基づき、マテリアル・AI分野の教育・研究活動連携を主軸として、教職員の交流、インターンシップの推進による学生の交流及び両機関が持つ施設、研究資料等の相互利用を推進します。

<協定締結の経緯>
 呉高専は、国立高専機構が推進する”高専発!「Society5.0型未来技術人財」育成事業(通称GEAR5.0事業)”のマテリアル分野の協力校として、中核拠点校である鈴鹿高専、協力校である鶴岡高専、小山高専、大分高専と共に、社会実装を目指した研究実践、未来技術人材の育成に取り組んでおり、呉高専協働研究センターにおいては、マテリアルの微細加工を行う設備を整え、今後AIに関する研究に力を入れたいと考えている中、微細加工とAI研究両分野において最先端の研究を進めている九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターと包括連携協定について検討を進め、今日の協定締結へと至りました。

<今後の展開について>
 本協定に基づき、九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センター 田中 啓文センター長を本校の客員教授として招聘し、本校で教育研究活動を実施いただくことで、マテリアル・AI分野の最新の知識や技術を共有し、教職員並びに学生の学習意欲を高め、教育内容の充実化が図られることが大いに期待されます。
 また、今後本校にマテリアル・AI分野のオープンラボを開設し、九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターとの包括連携協定を礎に、GEAR5.0(マテリアル)事業参画校を中心として全国高専のAI研究者とAI高専ネットワークの形成を予定しており、企業や自治体との社会実装研究を実施できる、AIハードウェア拠点となることを目指しています。

■呉高専協働研究センター 黒木 太司センター長 コメント概要
「呉高専は最近の研究テーマとして、医療関係、防災、交通計画の3本柱ということで動いており、いずれもAIが不可欠な技術となっている。また、昨年あたりからAIデータサイエンスを4本目の柱として設定し、関係教員の研究支援を行っているが、いずれもソフトウェアに特化している。高専の究極の使命は社会実装であるため、ハードとソフトの融合に悩んでいたところ、九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターとの協定の機会をいただき、非常に有難く思っている。今後の連携活動においては、本校教員への指導を主とした教員交流を筆頭に、本校専攻科で重点的に捉えているインターシップ交流の推進による学生の技術力の向上、さらには私の出身校でもある九州工業大学の大学院進学者の増加に繋がることを期待している。」

■九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センター 田中 啓文センター長 コメント概要
「本学ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターは、マテリアル、電気電子回路、数値モデル及びAIロボティクスの4分野にまたがる、非常に幅広い分野の研究者が連携し、次世代AIシステム開発に取り組む研究センターである。AIシステムの消費電力削減のため、ソフトウェアからハードウェアへの転換、またハードウェアもデジタル駆動では消費電力削減の限界があるため、アナログ駆動への転換が必要で、その過程で材料をベースにしたAIデバイスの作製が重要な部分を担う。そこで、材料自身がもつ化学反応がAI処理に活用できることに着目し、これまでとは異なる、全く新しい材料や原理で動くAIデバイス開発研究を進めている。 ニューロモルフィック AIハードウェア研究は萌芽的な分野で、日本では九工大が中核となっているが、全国的に研究者人口が少なく、今回の協定は本学にとってもこの分野を広めていける素晴らしいチャンスと思い賛同した。この分野の活性化は、九州工業大学と呉高専との連携が大きく関わっているため、今後は共同研究、センター機器の相互利用、インターンシップ交流等、色々な形で交流を進め、強力なタッグを組んでいきたい。」

呉高専協働研究センターについて
 1997年1月に、本校と地域社会を結ぶ拠点として「地域共同技術研究・教育センター」を設置し、2000年4月にはセンター名を「地域共同テクノセンター」に改称して、公開講座や公開講演会などを実施し、産学官連携の推進を通じて、本校のアクティビティを発信しておりました。
 さらに2009年には、これまで実施してきたセンター業務を拡充し、産学官連携及び地域連携活動を通じて、本校の教育・研究を推進するとともに、産業技術の振興及び地域社会の発展に一層の貢献を行うべく、「協働研究センター」を発足しました。
 本センターでは「外部連携」、「研究推進」、「知財教育」を三本柱に、本校の研究力を高めてゆくとともに、以下の事業を実施しています。
1. 外部機関との共同研究及び受託研究の推進
2. 外部機関に対する技術教育及び研究指導
3. 外部機関への科学技術情報の提供及び学術相談の実施
4. 地域社会との学術研究交流
5. 学内における知的財産の創出、権利化及び維持・管理
6. 知的財産教育を含む実践的な技術教育や研究指導の実施

[画像2: https://prtimes.jp/i/75419/70/resize/d75419-70-9a87cbcabe948b34fc4e-1.jpg ]


九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターについて
 九工大ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターは、現在のデジタル計算機とソフトウェアで成立するAIシステムをハードウェアで補完し、相補的に発展させることを目指しています。
 そのためにマテリアルの潜在的能力を引き出す「マテリアル知能」研究を中心とした、材料・デバイス・回路・システム・アルゴリズムの各研究分野が連携し、ニューロモルフィックAIハードウェアの研究開発を推進します。
 併せて、脳科学の知見を生かした脳型ハードウェア研究にも力を注ぐ予定で、これらにより、超高効率・高性能で現在のAIシステムをはるかに超越する次世代AIシステムの実現を目指しています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/75419/70/resize/d75419-70-976483e5c8647dcef68a-2.jpg ]


GEAR5.0(マテリアル)事業
高専の高度な研究を通して、優れた技術を持つ人材を育てる大型事業です。鈴鹿高専を中核拠点校として、2020年4月から開始しています。呉高専は協力校として参画しています。
(高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0)について)
URL:https://www.kosen-k.go.jp/about/profile/gear5.0-compass5.0.html
(GEAR5.0 マテリアル事業ホームページ)
URL:https://www.suzuka-ct.ac.jp/gear-materials/

【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 呉工業高等専門学校
所在地:広島県呉市阿賀南2-2-11
校 長:篠崎 賢二
設 立:1964年
URL:https://www.kure-nct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関

【本リリースに関するお問い合わせ先】
独立行政法人高等専門学校機構
呉工業高等専門学校
総務課企画広報係
TEL:0823-73-8200(平日8:30-17:00)
e-mail:kikaku@kure-nct.ac.jp

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