台湾出身作家李琴峰、《彼岸花が咲く島》で第165回芥川賞受賞
PR TIMES / 2021年7月15日 20時15分
日本文学振興会は7月14日、『第165回芥川龍之介賞・直木三十五賞』を発表し、李琴峰(り・ことみ)さんの小説《彼岸花が咲く島》が日本で大きな影響力を持つ純文学賞である芥川賞を受賞した。今回の芥川賞でノミネートされた5名のうち、3名が初の候補入りで、李琴峰さんは2019年の《五つ数えれば三日月が》に続いて2回目のノミネートでの受賞となり、台湾人作家の受賞としては初の快挙を成し遂げた。
台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは李琴峰さんを応援するため、前日からセンターのFacebookなどで受賞を祈っていた。の受賞が決まると、王淑芳・台湾文化センター長がすぐに帝国ホテルの記者会見場に向かい、台湾の謝長廷・駐日代表と李永得・文化部長(文化相)を代表し、お祝いの花束を贈呈した。
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李琴峰さんは台湾文化センターが主催した台湾カルチャーミーティング文学講座にも携わり、長年日本での創作活動を通じて、台湾の多元的で豊かな文化を日本に向けて発信してきた。今後もたくさんの著作が台湾と日本の読者に届けられることを期待している。
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李琴峰さんは2013年に来日し、初めて第二言語である日本語で書いた小説《独り舞》で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞後、2019年《五つ数えれば三日月が》で第161回芥川賞と第41回野間文芸新人賞にノミネートされた。2021年には《ポラリスが降り注ぐ夜》で第71回芸術選奨新人賞を受賞し、日本文芸界で大きな注目を集めている作家である。
[画像3: https://prtimes.jp/i/42392/71/resize/d42392-71-bc788abbdc693f0331a9-2.jpg ]
《彼岸花が咲く島》は日本と台湾の間にある架空の島を舞台としている。台湾と日本の文化と言語が混ざり合う島で生きる女性たちは宗教行事や政治、歴史を司る役割を担い、女性のみが学習を許された言語が存在するというSF要素のある純文学小説だ。日本語単行本は6月に出版後、日本の読者から好評を博している。
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