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Cloudflare、最新の「アプリケーションセキュリティレポート」を発表

PR TIMES / 2024年7月9日 11時15分

ゼロデイ脆弱性を狙う最新の脅威やインターネット史上最大のDDoS攻撃、サプライチェーン攻撃の増加が明らかに

(2024年 6月25日 太平洋標準時6:00本国発表)
誰もが接続しやすいコネクティビティクラウドのリーディングカンパニーであるCloudflare(クラウドフレア)は、本日、「アプリケーションセキュリティレポート(2024年版)」を発表しました。本レポートでは、Webサイト運用のために現在、最も広範に利用されているアプリケーション技術に依存することで生じるリスクへの対応に、企業・組織のセキュリティチームが苦慮していることが明らかになりました。加えて、ソフトウェアのサプライチェーンにおける問題や、増加するDDoS(分散型サービス妨害)攻撃、悪意のあるボットなどに起因するサイバー脅威量が、アプリケーション・セキュリティのためのチームのリソースを大きく上回っていることも浮かび上がってきました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/61678/71/resize/d61678-71-8cb624a69302fb87fe7c-0.png ]

今日のデジタル社会は、WebアプリケーションとAPIによって機能しています。これらの技術によって、eコマースサイトでの決済や医療システムでの患者データの安全な共有、日常的なスマートフォンでの操作や処理などが支えられています。しかし、これらのアプリケーションへの依存度が高まるほど、サイバー脅威の攻撃範囲も拡大します。この攻撃対象領域は、生成AIの応用などの最新技術を迅速に適用したいという開発者の思いによってさらに拡大してしまいます。保護が不十分なために攻撃者に悪用されてしまったアプリケーションは、ビジネスの中断や経済的損失、重要インフラの崩壊を招く可能性もあります。

Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「Webアプリケーションは、セキュリティをほとんど考慮せず構築されています。しかし、私たちの社会は、それらをありとあらゆる重要な機能に使用しているため、ハッカーたちの格好の標的になっています。Cloudflareのネットワークは、毎日平均2,090億件のサイバー脅威をブロックしています。アプリケーションを保護するセキュリティレイヤーは、現代のインターネットが安全であるための最も重要な要素のひとつになっているのです」と述べています。

Cloudflareの「アプリケーションセキュリティレポート(2024年版)」の主な調査結果は以下の通りです。

件数・規模ともに増加の一途をたどるDDoS攻撃


DDoS攻撃は依然として、WebアプリケーションやAPIを標的とするために最も悪用されている脅威ベクトルであり、Cloudflareが軽減した全アプリケーショントラフィックの37.1%を占めています。その中でも最も標的とされた業界は、ゲームおよびギャンブル、IT・インターネット、暗号資産、ソフトウェア、マーケティング・広告でした。
パッチの適用が先か、悪用が先か、攻撃者との攻防が加速


Cloudflareは、新たなゼロデイ脆弱性の悪用を迅速に検知していますが、その内のひとつは、概念実証(PoC)が公開されてからからわずか22分後に攻撃が発生しました。
悪質なボットを放置することで誘引される大規模な混乱


Cloudflare上のトラフィックの約3分の1(31.2%)がボットによるもので、その内の大部分(93%)が未検証で潜在的な悪意を持つものでした。これらのボットが最も標的にした業界は、製造業および消費財、暗号資産、セキュリティおよび調査関連、そして米国連邦政府でした。
組織が使用する時代遅れのAPI保護


今日のほとんどのAPIトラフィック対策には、「ほとんどのWebトラフィックは良性である」という仮定に基づいた「ネガティブセキュリティモデル」のWebアプリケーションファイアウォール(WAF)ルールが使用されています。APIセキュリティのベストプラクティス、すなわち、許可するトラフィックを厳格に定義し、それ以外のトラフィックを拒否する「ポジティブセキュリティモデル」を使用している企業・組織はごく僅かです。
サードパーティソフトウェアへの依存がもたらすリスク増大


Webサイトの効率化とパフォーマンス向上のため、企業・組織は平均47.1個のサードパーティプロバイダーからのコードを使用し、平均49.6個のサードパーティリソースにアウトバウンド接続をおこなっています(具体的には、Google Analyticsや広告など。)Web開発の大部分が、このようにサードパーティのコードやアクティビティをユーザーのブラウザに読み込ませるようにシフトしているため、企業はますますサプライチェーンリスクや責任、コンプライアンスに関する問題にさらされています。

調査方法
本レポートは、Cloudflareのグローバルネットワーク上のトラフィックパターン(2023年 4月 1日~2024年 3月31日に観測されたデータ)を集計したものです。これらのデータと、Cloudflareのネットワークの脅威インテリジェンスは、サードパーティのソースによって補完されています。Cloudflareは、本データの収集期間中、WebアプリケーションおよびAPIトラフィックの6.8%を軽減しました。軽減されたトラフィックとは、Cloudflareによってブロックされた、または何らかの試みが実行されたトラフィックと定義しています。具体的な脅威の種類と関連する軽減手法は、アプリケーションの潜在的なセキュリティギャップ、被害を受けた企業・組織の事業上の性質、攻撃者の目的などの多くの要因によって異なります。

Cloudflareの「アプリケーションセキュリティレポート(2024年版)」の詳細は、以下のリソースをご覧ください。

2024年アプリケーションセキュリティトレンドレポート
https://www.cloudflare.com/ja-jp/2024-application-security-trends/

アプリケーションと安全性
https://www.cloudflare.com/ja-jp/application-services/

[画像2: https://prtimes.jp/i/61678/71/resize/d61678-71-7473d1f21f1409435df2-0.png ]


Cloudflare(クラウドフレア)について
Cloudflare, Inc.(NYSE:NET / https://www.cloudflare.com/ja-jp/ )は、より良いインターネットの構築の支援を使命に掲げる、誰もが接続しやすいコネクティビティクラウドのリーディングカンパニーです。Cloudflareのコネクティビティクラウドは、世界中のあらゆる組織や個人、アプリケーション、ネットワークを高速かつ安全にするとともに、複雑性やコストの削減を実現する、フル機能かつ統一された業界最先端のクラウドネイティブ製品と開発者ツールプラットフォームを提供しています。
世界最大規模かつ最も相互接続されているネットワークのひとつであるCloudflareは、日々何十億もの脅威をオンラインでブロックしており、大企業からスタートアップ、中小企業、非営利団体、人道支援団体、政府機関まで、世界中の何百万もの組織から信頼されています。
Cloudflareのコネクティビティクラウドの詳細については https://www.cloudflare.com/ja-jp/connectivity-cloud/ 、インターネットの最新トレンドとインサイトについては https://radar.cloudflare.com をご覧ください。

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