日本音楽著作権協会(JASRAC)は、第11回JASRAC音楽文化賞を発表しました
PR TIMES / 2024年11月18日 17時45分
日本音楽著作権協会(本部:東京都渋谷区、理事長:伊澤 一雅、以下「JASRAC」)は、11月18日、第11回JASRAC音楽文化賞を発表しました。受賞者は次のとおりです。
<第11回JASRAC音楽文化賞 受賞者>
・久保田 麻琴 様
・一般財団法人 杉並児童合唱団 様
・モントレージャズフェスティバルイン能登実行委員会 様
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71197/71/71197-71-076de64ea201403e5f09b8ff73a7a0d9-1154x281.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
JASRAC音楽文化賞は、売り上げや利用実績などの数字には表れない地道な活動を行っている個人・団体・作品等に光を当て、音楽文化の発展に寄与した功績を称え顕彰することにより、今後の活動への励みとしていただくことを願い、2014年11月に創設しました。受賞者には表彰盾と副賞(30万円)が贈られます。
顕彰候補は全国各地の報道機関等から寄せられ、有識者で構成する選考委員会で選考が行われました。
JASRACは今後も、音楽風土を支え育む活動等に注目し、顕彰することを通じて、音楽文化の発展に寄与する取り組みを進めてまいります。
<第11回JASRAC音楽文化賞受賞者>
久保田 麻琴 様
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71197/71/71197-71-d1a636f29cc383386f8c7bd7d66d1572-1681x1261.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
顕彰理由
世界各地を巡り、地域や民族に根差した多様な音楽の魅力をCD制作や著書で紹介。また、国内においても全国各地に伝わる阿波おどりや、岐阜県・郡上の白鳥おどりなどの風土に伝承される伝統芸能を独自の視点で発掘・発信している。とりわけ沖縄の宮古島や周辺島々に何世紀も伝わる神歌や古謡を復元し、CDや映像に記録する作業は、民俗学的にも価値が高い。これら国内外の音楽を探求し後世に保存しようと尽力する活動は、豊かな音楽文化の醸成に大きく寄与している。
略歴・実績
1949年、京都市生まれ、石川県小松市出身。大学在学中に「裸のラリーズ」のメンバーとして音楽活動を開始。1972年に結成した夕焼け楽団およびザ・サンセッツとして、ニューオーリンズファンクやアジア的要素などを独自のグルーヴで融合させ、ワールドミュージックブームの先駆けとなる。90年代以降は多くのアーティストのプロデュースを手掛けるとともに、細野晴臣とのユニットでアルバムを発表するなど、精力的に活動。近年では南島音楽や阿波おどりなど、日本の伝統音楽を国内外に発信。宮古島の神歌に焦点をあてたドキュメンタリー映画「スケッチ・オブ・ミャーク」(2011年公開)を原案・出演、同作品はスイス・ロカルノ国際映画祭の批評家週間部門でスペシャルメンションを獲得した。
一般財団法人 杉並児童合唱団 様
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71197/71/71197-71-7f01fd5e04ef8a6e300c683cbe096c57-3077x2307.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
顕彰理由
1964年の結成から今日に至るまで、高い水準で合唱団活動を維持し、多岐にわたって活躍する。また、「合唱ミュージカル」や、ポピュラー楽曲をアレンジした「杉並ポピュラー」など、オリジナリティー豊かな楽曲の開発にも力を入れ、数多くの作品を委嘱・発表している。同合唱団が中心となり、全国の指揮者と伴奏者の研修目的で発足した「杉並会議」は、1976年の初回以降、毎年参加団体が交代で研修大会を開催し、実技研修や活動の情報交換を行って演奏向上を図るなどの成果があり、全国の児童合唱団のけん引役となっている。
略歴・実績
1964年志水隆(故人)により、東京都杉並区の桃井第三小学校合唱クラブを母体として結成される。時を同じくしてスタートしたNHKの子ども向け音楽番組に14年間レギュラーとして出演。「楽しくなければ音楽ではない」をモットーに、幅広いレパートリーを持ち、アニメ主題歌、CM、歌謡曲、NHK「みんなのうた」など多方面で活躍する。現在も3歳から大学生まで約230名が在団し、週2回のレッスン、夏合宿、年2回の定期演奏会に加え、テレビ番組への出演、レコーディングや舞台、各種イベントへの出演などさまざまな活動を行っている。今年60周年を迎え、11月24日に記念演奏会が予定されている。
モントレージャズフェスティバルイン能登実行委員会 様
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71197/71/71197-71-9dba9ed73926dfd88d8fc308e24bc8a3-3452x2588.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
顕彰理由
能登の夏の風物詩として、1989年から開催されている国内有数のジャズの祭典を主催する。毎回本場モントレーから選抜された高校生によるビッグバンドが来日し、七尾市内を中心にホームステイ等で市民とふれあい、交流を図るなど、地域の活性化にも貢献している。今年1月1日に発生した令和6年能登半島地震で今夏の開催が危ぶまれたが、音楽の力で被災者を元気づけようと入場無料、出演のアーティストも出演料なしで支援し、開催に至った。音楽を地域に深く根付かせる継続した取り組みを称えるべく顕彰する。
略歴・実績
世界三大ジャズフェスティバルの一つ「Monterey Jazz Festival (MJF)」の名称使用を世界中で唯一許諾され、1989年「第1回モントレージャズフェスティバルイン能登」を和倉温泉で開催し、継続開催してきた。ジャズを含む民間の交流を続けた結果、石川県七尾市と米国カリフォルニア州モントレー市は姉妹都市となり、両市のジャズを通しての国際交流が現在も続いている。国内外のプロの演奏家によるステージはもちろん、本場米国の開催目的の一つに倣い「ジャズの普及と教育」にも重点を置き、地元石川県内や国内招聘の中高生バンドと、MJFからの高校生バンドとの交歓合同演奏などで演奏技術の向上や国際交流に取り組んでいる。今年7月27日、34回目のイベントを七尾市の能登歴史公園で開催した。
<JASRAC音楽文化賞選考委員(報道社名五十音順)>
河村 能宏 氏(朝日新聞東京本社 文化部 次長)
佐竹 慎一 氏(共同通信社 編集局文化部 副部長)
高橋 俊雄 氏(日本放送協会 解説委員室 解説委員)
吉田 俊宏 氏(日本経済新聞社 総合解説センター 編集委員)
清川 仁 氏(読売新聞東京本社 編集局文化部 次長)
<推薦協力>
一般社団法人 日本新聞協会
■一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)について
JASRACは作詞家、作曲家、音楽出版社等の権利者から音楽の著作権の管理委託を受け、音楽を利用する方々に利用を許諾し、その対価としてお支払いいただいた著作物使用料を著作権者に分配しています。1939年に国内初の著作権管理団体として設立され、80年以上にわたり、著作権管理のプロフェッショナルとして音楽文化の発展に向けた努力を続けています。
団体名 :一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)
代表者 :理事長 伊澤 一雅
本部所在地:東京都渋谷区上原3-6-12
設立 :1939年11月18日
URL : https://www.jasrac.or.jp
事業内容 :音楽の著作物の著作権に関する管理事業、音楽著作物に関する外国著作権管理団体等との連絡及び著作権の相互保護、私的録音録画補償金に関する事業、著作権思想の普及事業、音楽著作権に関する調査研究、音楽文化の振興に資する事業
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