ビズリーチ、「2024レジュメ検索トレンド」を発表。即戦力人材スカウトのための検索キーワードから2025年のトレンドを予測
PR TIMES / 2025年1月8日 13時45分
企業のAI活用を背景に「生成AI」が1位に。検索数は前年比約5.2倍に急増。年収1,000万円以上のAI求人は3年前と比べ約3.5倍
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、2024年に企業の採用担当者がビズリーチ上でレジュメ(職務経歴書)を検索する際に使用したキーワードのうち、前年と比較して検索数が上昇したワードを「2024レジュメ検索トレンド」※1として発表します。
ビズリーチは、企業の採用担当者やヘッドハンターが会員のレジュメの情報を検索し、直接スカウトのメッセージを送信できるサービスです。企業の採用担当者が、どのようなキーワードで会員のレジュメを検索しているかを調べることで、積極的に採用している人材やポジションの特徴・傾向が分かります。
2024年に最も検索数が上昇したワードは「生成AI」でした。企業における生成AIを活用した新サービスや新機能の開発が進んだことを背景に、AIエンジニアやプロダクトマネージャーの需要が高まりました。ビズリーチ上の「年収1,000万円以上のAI求人」は、3年前と比べ約3.5倍と大きく伸長しており、2025年もAI人材へのニーズが継続することが推測されます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127310/71/127310-71-d6dd939e0321f495704b27158f8149a8-3277x1906.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※1:「2024レジュメ検索トレンド」
調査概要:ビズリーチを利用している企業の採用担当者が会員のレジュメを検索した際のキーワードを算出
対象:2024年1月~11月に検索されたキーワード(検索回数100回以上、大文字・小文字の区別なし、「or検索」のキーワードを含む)
・算出方法:対象となる全ワードのユニークユーザー数(20以上に限定)における検索回数の前年からの変化率をもとに算出
・対比期間:2023年1月~11月と2024年1月~11月
*「関連ワード」には、検索ワードの類似ワードや、それらと一緒に検索されていたワードを記載しています。
*本調査を引用される際には、「ビズリーチ調べ」と必ずご記載ください。
【キーワードから読み取れるトレンド】
■1位は「生成AI」。「年収1,000万円以上のAI求人」は3年前に比べ約3.5倍に増加
2024年の1位は「生成AI」となり、検索数は前年に比べ約5.2倍と急増しました。さらに3位にも自然言語処理の技術である「LLM(Large Language Models、大規模言語モデル)」が入りました。2024年は生成AIの急激な発達や普及により、さまざまな業界で新たなサービスや新機能の開発ニーズが高まったことで、IT・インターネット企業をはじめ、コンサルティング会社や自動車メーカーを中心としたメーカーなどの採用担当者に多く検索されました。
また、ビズリーチ上の「年収1,000万円以上のAI求人」も増加傾向で、3年前に比べ約3.5倍と大きく伸長しています。エンジニアを中心に生成AIを活用したサービスの企画・開発・プロジェクトマネジメント(PM)ができる人材が求められており、2025年もその傾向は継続すると推測されます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/127310/71/127310-71-8155a96d01b22d03dfae37f5a6bacc71-1600x840.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■深刻化する建設業界の人材不足。国家資格を保有する施工管理者が求められる
2024年は、2位の「施工管理 建築」や11位の「建築施工」、14位の「新築」など建設関連の検索ワードが上昇しました。建設業界は人材不足が深刻化しており、ビズリーチ上では、建設会社などでの施工管理者のニーズが高まっています。「1級建築施工管理技士」や「1級土木施工管理技士」などの有資格者の検索が多くみられました。
■役職ではなく「マネジメントスキル」のある人材のニーズが拡大
4位は「マネジ」で、関連ワードを調べると「プロジェクトマネジメント」のスキルを持つ人材ニーズが高まったことがわかりました。近年、キャリアの多様化が進むなか、企業では役職としての「管理職」ではなく、スキルとして「マネジメント能力」を求める傾向が強まっています。「PM(プロジェクトマネージャー)」のレジュメ検索数は3年前に比べ2倍に伸長しており、約半数がIT・インターネット企業の採用担当者による検索で、次いでコンサルティング会社、メーカーで検索がみられました。
また、その他関連ワードは、「アセットマネジメント」「リスクマネジメント」「データマネジメント」「タレントマネジメント」となり、金融や経営、人事などの専門分野でのスキルが多く検索されています。
■5位は「NW(ネットワーク)」。注目が集まる「ネットワークエンジニア」
5位は「NW」となり、需要の高いエンジニアのなかでも、2024年は特に「ネットワークエンジニア」の注目が高まりました。関連ワードは、「構築」「設計」「エンジニア」「クラウド」「データベース基盤」などでした。7位に「構築 AWS」が入ったように、ネットワークの設計や構築ができるエンジニアのなかでも、AWSなどのクラウド環境での構築や、ビッグデータ活用を前提としたネットワーク構築ができる人材への注目が高まっていることが推測されます。
■企業規模にかかわらず法務人材が求められる
6位は「法務 契約書」でした。近年、コンプライアンス順守およびリスク管理が重視されていることや、会社規模にかかわらず新規事業やM&A、海外展開が広まっていることなどを背景に法務人材の需要が高まっています。また日本組織内弁護士協会の調査によると、企業で働く弁護士はこの10年で約3倍(2024年6月時点)※2となり、企業内弁護士は業種を問わず増加しています。このような背景のなか、企業内弁護士や法務部門だけではなく、ビジネスの方向性について法的な観点から問題を整理し、判断できる人材へのニーズは今後も高まっていくことが予想されます。
※2:日本組織内弁護士協会「企業内弁護士数の推移」
■過去最高件数となった国内M&A。合併・買収後の経営統合を推進する専門人材が求められる
9位に「M&A PMI」が入った背景には、M&Aの広がりがあります。2024年1~9月期における国内企業のM&A件数は、過去最高の3,459件(前年同期比19.4%増)※3になりました。「PMI」は「ポスト・マージャー・インテグレーション」の略で、M&A後の経営統合、業務統合、意識統合からなる3段階の統合プロセスを意味します。M&Aが広がるなか、ビズリーチ上でM&A後の統合を推進できる人材を求める動きがみられたと推測されます。今後も、成長戦略としてM&Aを活用する動きが増加すると予想されることから、PMIのような経験・スキルを持つ高度専門人材へのニーズは継続すると考えられます。
※3:レコフ「日本企業の関係するM&A(2024年1月から9月まで)」
■強靭な経済成長を続けるインド市場で、事業企画・経営管理を担う人材ニーズが拡大
13位は「インド」となりました。2023年に世界最大の人口になったといわれ、2024年度に7.0%、2025年度に6.5%※4のGDPの成長が見込まれるインドは、日本企業にとっても魅力的な市場としてさまざまなビジネスチャンスが期待されていることが背景にあると考えられます。ビズリーチ上では、インドでの新規事業としてアライアンスやM&Aをはじめとした事業企画および経営管理を担う人材や現地法人への営業、インドをはじめとする南西アジア地域の経済や政治、外交等に関する調査・分析を行う研究員の求人がみられます。JETRO(日本貿易振興機構)が海外進出日系企業に行った調査によると、今後1~2年で現地事業を拡大すると回答した企業は、全地域合計の45.2%に比べ、インドでは80.3%※5と突出して高く、2025年もこの人材ニーズは継続すると推察されます。
※4:IMF「世界経済見通し 2024年10月」
※5:JETRO「2024年度 海外進出日系企業実態調査|全世界編」P12
■株式会社ビズリーチ 執行役員 CSMO 枝廣 憲 コメント
ここ数年、新卒採用が中心だった日系大手企業でも、新規事業の立ち上げやDX推進などを背景に中途採用が拡大するなか、2024年は「大転職時代」の幕開けといえる一年となりました。2025年もこの流れは続き、企業の即戦力人材の採用ニーズは堅調であることが予測されます。
即戦力人材を求める企業の採用担当者は、具体的なスキルや経験等のキーワードでレジュメを検索し、スカウトを行っています。「2024レジュメ検索トレンド」からも分かるように、企業から求められるスキルや経験は時代に応じて変化します。ビジネスパーソンの方々には、こうした市場のトレンドを意識的に把握して自身のスキルや経験と照らし合わせ、新たなスキルや経験を得るために生かしていただくことをおすすめします。さらに、定期的に自身のレジュメを更新しスキルや経験を反映することで、思いも寄らない業界や企業からのスカウトにつながることが多くあります。
今後もビズリーチは、ビジネスパーソンのキャリアの選択肢と可能性を広げるとともに、企業の事業成長につながる即戦力人材の採用をご支援してまいります。
■即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について
ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。
URL:求職者向け https://www.bizreach.jp/
企業向け https://bizreach.biz/service/bizreach/
■株式会社ビズリーチについて
「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。
URL:https://www.bizreach.co.jp/
d127310-71-19e157f67427cf6f1444045480f33b5a.pdf
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